Brand : Burberry's
Material : Wool 100%

1856年にロンドンのベイジングストークに1号店を開業した"Burberry's"。
1870年代に入るとスポーツ好きの間でバーバリー製品が流行、アウターウェアの品揃えの良さから反響を呼び、今日まで続く知名度と人気を作っていきました。
純真無垢で洗練された伝統的なプロダクトデザインにより、いつの世も多くの人を魅了し続けます。

創業者のトーマス・バーバリー

第一次世界大戦中に考案された、バーバリーのトレンチコート

1965年、当時のイギリスから輸出されるコートの何と20％がバーバリーの商品

こちらは希少な一枚袖バルマカーンコート、その中でも特に稀有な存在のツイード素材の一枚です。

使われているのは、アイルランド生まれの紡毛ツイード、「IRISH TWEED (アイリッシュツイード)」。

アイルランド北部ドニゴール州で発祥した、ドニゴール(ドネガル)ツイードが代表的ですが、
短い羊毛を紡いで作られた紡毛繊維で、防寒性に優れ、耐久性が高いことが特徴的なこちらのツイード。
短い繊維を使用していることから、「HARRIS TWEED (ハリスツイード)」やその他のツイードに比べるとチクチクさとザラつきが少なく、柔らかく仕上がります。

勿論それは見た目にも差が生まれ、古い年代ならではの色ムラのあるウールの繊維と凹凸のある複雑で繊細な表情、そしてしっかりとしたコシと弾力を持つ美しいドレープ感。
重厚でシックな佇まいのモノクロームパレットに、鮮やかなロイヤルブルーのウィンドウペン、微かに光る青が、とても映えますね。

白と黒の細かなチェックに、淡いブルー。
人によって意見は大いに分かれるでしょうが、個人的にはこの柄と配色は、正しく「英国紳士」のイメージを最も表しているものでしょう。

19世紀に活躍したイギリス国王、エドワード7世が皇太子時代も愛したこの配色、厳密にはグレンチェックとなりますが、「Prince of Wales (プリンス・オブ・ウェールズ)　＝　英国皇太子の称号」とも呼ばれるほど。
長大な歴史と重厚な文化、強大な国力と、伝統、格式、、、。
手に取るだけで、そんなイギリスの風を肌で感じることができます。

通常の二枚袖は袖の上部と脇下の下部で生地二枚を縫い合わせて制作しますが、
一枚袖は縫い目のない一枚のパーツで構成。
そのため一枚袖の仕上げは肩に吸い付くように生地が流れ、美しい肩周りと膨らみのある袖周りを生み、シルエットに確たる違いが表れます。

二枚袖に比べ生地の分量を必要とした一枚袖の作りは採算が取りづらかったようで、
当時セミオーダーによるオプションとしてを選択しなければならなかったことから、「1,000着に1着」と言われるほど希少性の高い一枚袖。

重厚ながらも、柔らかく高品質な素材が故の、美しいドレープ。
丈も長めに設定されていますから、ラグジュアリーな佇まいながらも、モードな要素も感じる迫力。
どんなスタイリングにもひとたび羽織るだけで、どんな場所でも、どんなシーンでも、どんな角度であろうと、一枚で貴方を絵にしてくれるコート。

この圧倒的な迫力と上品さは、正しく一生モノ。
いや、何世代にも渡って魅力を放つでしょう。
アウターをお探しの方には、ぜひともご検討いただきたい一枚です。

Measurement : サイズ情報

Size : [表記] 52 (日本メンズサイズ L-XL相当)
平置き採寸: 裄丈 91cm 身幅 65cm 着丈 111cm
Model :173cm 63kg

Condition :商品状態

目立ったダメージのないグッドコンディション。

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