Brand : Czechoslovakian Army
Material : Cotton

1960年までは、一つの国として存在していたチェコとスロヴァキア。
ドゥバキーカモは、チェコスロヴァキア人民軍でしか見られない固有のパターンとなっており、サラマンダーカモやブルースプリンターカモといった、独創的なパターンを数多く擁する同軍の中でも、ひときわ目を惹くパターンとなっております。

ソビエトのAmoebaやドイツのLeibermusterが融合したようなそのパターンは、オレンジ、グリーン、カーキの鮮やかなカラーリングに、ブラックのアメーバ柄が独特の表情を生み出しています...

しかしながらこちらはリバーシブル仕様の1枚となっており、裏を返すと現れるのは草原地帯に溶け込むグリーンベースのパターンが現れる。
本質的な部分はミリタリーウェアであり、戦地によって素早く溶け込めるような仕様である事が推測できますね。

随所に目をやると、非常に興味深いディテールを発見することが出来ます。

一番に目に入るディテールはやはり、背面と肩から腕にかけて幾つも設けられたホルダー。
装備を掛ける為のものと思われるこちらは、一つ一つが微妙に異なった大きさとなっており、装備によって使い分けていたのでしょう。

左腕にはナイフポケットも装備されており、実際に軍服として使用されていた事を物語っていますね。


人民軍の中でも精鋭、即ち特殊部隊へと支給されていた背景を持つこの1枚であり、兵士一人ひとりが、自らの好みに合わせたカスタムを行っていたと考えられます。
つまり、どこを探しても2つとして同一の個体は見つからないという、何ともロマンのある1枚ですね...



装備の上から羽織る為の衣装であるが故のふんわりとしたシルエットと、薄手のコットン生地が織り成す落ち感とドレープは、現代的な佇まいを構築。
ポケットは貫通式となっているため、内側の衣服のポケットへと即座にアクセスする事が可能。
しかしながら、本個体はポケットを縫いつけてあり、着用していた兵士が樹木等に引っかかることを避けるために施したカスタマイズだと推測されます。
裾はドローコードで調節する仕様な点も、がばっと気軽に羽織った後、シルエットを自分好みに調節して着用することが出来る嬉しいポイントですね。


亡国が誇る名作。
そのパターンの希少さと流通量の少なさからも、非常に稀有な存在。
コレクタブルピースとしてはもちろんのこと、その歴史に想いを馳せて、ご着用いただきたい1枚をご用意しました。


Measurement : サイズ情報

Size : [表記]無し (日本メンズサイズ フリー相当)
Measurement : 裄丈 73 身幅 69 着丈 62
(平置き寸法[cm])

model：170cm 57kg

Condition :商品状態
右太腿に微細な穴、オリーブ・グリーン面ポケットボタン欠損が見られます。
フェード感やネップ感がヴィンテージらしい奥深い雰囲気を放つ1枚です。

Attention

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