Brand : JPG.JEAN'S by Gaultier
Material : COTTON 100％
Size : [表記]40
Measurement : 肩幅 45 身幅 54 袖丈 62 着丈 102 (平置き寸法[cm])
※Model : 165cm 50kg


ジャンポール・ゴルチエはファッションの専門教育を受けず、仕立て屋兼美容師の祖母から洋裁を教わり、18歳にして、初めてのメゾン入り。その後、1976年には"Jean Paul Gaultier"の名でコレクションを発表し、1978年に本格的な活動を展開していきました。

「ファッション界の異端児」とも呼称されたゴルチエ。
伝統的なテーラリングの技術をもちながらも、そこの破壊的な要素を加えるスタイルが特徴的。

ファッションを通じてジェンダーや社会問題に対する想いを表現するすることもありました。
彼の表現は多くの反感を買うこともしばしば。現在では、それをもゴルチエらしさとして定着させることに成功しています。それは、彼の並々ならぬ努力があったからこその功績と言えるでしょう。


"Jean Paul Gaultier"の数あるライン。
その中の一つである、「JPG.JEAN'S」

メインラインとは異なり、カジュアルウェアに特化したサブラインで、
90年代から2000年代にかけて特に人気を博したラインです。

その名の通り、デニムを中心としたカジュアルなスタイルを提案することが多く、
しかしながら、ただのカジュアルウェアにとどまることなく
ゴルチエらしいエッジの効いたデザインが数多く見受けられます。
また、デニムとレザー、メッシュ、ニットなどを組み合わせたハイブリッドなアイテムも多く、ストレッチデニムやコーティングデニムなどを早い時期から採用しており、独自のフィット感や実験的なアプローチが多いことも特徴として挙げられます。

そんな「JPG.JEAN'S」のギャバジンコート。
デニムと同様のツイル地ですが、2/1ツイルであること、傾斜角が45°程度であることから、正確には、チノクロスに分類される生地の一着です。


美しくフェードしたボディに目が留まるこちら。
大まかなデザイン構成を見ても、ワークウェアから着想を得ているであろうアイテムは、
着用してみると、”コート”とも捉えることができるし、ベルテッドの位置や低めに配されたポケットなどから”ジャンプスーツ”のようにも感じ取れる不思議な一着。

しかしながら、身体に吸い付くように馴染むアームや、ゴムシャーリングを施すことでシェイプと膨らみを巧みに表現したヒップラインなど、フェミニンな香りも漂いながら、

ボクシーなシルエットや、機能性に富んだフロントのディティールワークなど、マニッシュな要素も併せ持つ、アンドロジナスなプロダクトになります。

着丈の長さも膝上丈に収めたことも中性的に
男性でも女性でも着用しやすいように計算されたのかなと推測でき、
これらを成すことができるのもゴルチエの確かなテーラリング技術があるからこそ。

ジェンダー問題に対しての提案も強く行ってきた彼らしいプロダクトですね。



時を超えたメッセージを是非とも全身で、体感していただきたいです。




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商品状態
全体的にVintageアイテムゆえのフェード感が見受けられます。

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