[Early 00‘s] “LOEWE” Nappa Leather Zip-up Blouson (Made in Spain)
Brand:LOEWE
Material:Lamb Leather
スペインのラグジュアリーブランド、"LOEWE (ロエベ)"。
その歴史は長く、1846年にスペインの職人たちが皮革工房を立ち上げた事が始まり。
その後、1872年にドイツの皮革職人のエンリケ・ロエベ・ロスバーグが皮革製品の大国スペインへ赴き、彼はそこで上質な革と出会い衝撃を受けます。
その革はまるでシルクのようであったそうで、感銘を受けた彼はパートナーとして工房で働くこととなり、「ラグジュアリー・レザー・ハウス・ロエベ」の名でハウスを立ち上げ、ブランドとして設立しました。
1892年には、初の店舗兼工房となる「E ロエベ ブティック」を立ち上げる事となりました。
当初は革の長椅子などを手がけていましたが、革製の宝石箱など小回りの利く彼の作品は次第に貴族や富豪達から評判を得るようになり、後に革製の袋(バッグ)やトランクに進出。
素材へのこだわりが強く、超高品質な革製品を使用する彼のストイックな姿勢がスペイン王室から高い評価を受け、1905年には王室御用達の称号を授かるほどでした。
スペイン国内での評価を確固たるものとしたロエベは1970年代になると海外進出も果たし、ロエベの象徴であるアナグラムが誕生したのは1970年のことでした。
今回ご紹介するのは、2002-2008まで"LOEWE"でクリエイティブディレクターを務めた、ホセ・エンリケ・オナ・セルファが手掛けた一枚。
1975年ベルギーのブリュッセル出身の彼は、ロエベの創業国でもあるスペインにルーツを持っていました。
ベルギー国立ラ・カンブル視覚芸術高等専門学校に入学。在学中に知り合ったオリヴィエ・ティスケンスの創作活動を助け、パターンカットやニットウェアデザイナーの経験を積みます、1999年に学校を首席で卒業。
2000年に、自身のブランドである「JE Ona Selfa」を設立。
初めての秋冬コレクションは多くの人々から高く評価されました。
そして2002AWからロエベのクリエイティブディレクターに就任。
彼が生み出すプロダクトの特徴は、エレガントで贅沢かつ、彼のルーツであるラテン系の情熱的なムードが溢れています。
スペインの伝統舞踊であるフラメンコの力強さからインスピレーションを受けていて、今までとはまた違う新鮮な雰囲気を見せました。
2007年、ロエベでの代表作となる「ナッパアイレ」を発表。
バッグルやリングなどの金属を一切使わず、最高級のロエベナッパのみを素材として使用し、軽量化を実現したバッグです。
「アイレ」はスペイン語で「空気」を意味し、その言葉どおりまさに「空気のように軽いバッグ」として高い評価を得ました。
こちらはそんな"LOEWE"の最もアイコニックなアイテムの一つでもある、ナッパレザーを使用した一枚。
ナッパレザーのアイテムを得意としたエンリケらしいアイテムとなっています。
ナッパレザーとは、もともと羊や山羊の革を明ばん鞣しを行った後、植物タンニン又はクロム鞣剤により再鞣しされた革を差し、その特徴はとにかく柔らかく、透明感のある光沢があること。
こちらはラムレザー使用しておりますが、"LOEWE"では、ただでさえ希少なラムレザーの中でもランクの高い仔羊の皮をなめしたナッパ素材を使用し、そこから選別して実際に使用するのはわずか数パーセントほど。
"LOEWE"の魂と呼べるほどのレザーアイテムは、渋すぎず甘すぎずな絶妙な色味に、体に吸い付くようなもっちりとした質感、更には軽くしなやかで、今までのレザージャケットとは何であったのかと考えてしまう程のもの。
シボ感のある力強い質感ながらも、ブラウンともマスタードとも言い難いニュアンスのある色味、そして透明な光沢は、時間が経ってもなお美しさを放つもの。
レザーは小さな汚れこそあれど、目立った大きな傷はありません。
年代を考えるとかなり綺麗な質感となっており、可能であるならば全ての方にこのレザーの心地よさを体感していただきたいものです。
美しく上質なレザーでスポーティな雰囲気溢れるショート丈のブルゾンを構築。
ゆとりある身幅ながら裾をリブによって絞ることで収まりの良いシルエットを演出します。
美しい弧を描くアームと、柔らかな革がしっとりと包み込む肩周りの丸みを帯びたフォルムが、体のラインを強調することで生まれる絶妙な緩急が程よい抜け感を生み出す。
この構成が革製品に付き纏いがちな土臭く無骨な印象を拭い去り、どのような装いにも自然に溶け込む1枚を創り出しているのです。
裏地からはキュプラを使用したが故の艶やかな光沢が顔を覗かせる。
妖艶な光沢と表地のレザーが織り成すコントラストが、この1枚が持つ独特の世界観をさらに深めています。
さらに裏地には革に刻印されたアナグラムが鎮座し、このレザーが最高品質の逸品であることを証明。
細かな部分にまで高級レザーを使用する拘りは、さすが世界最高峰のレザーブランドですよね。
装飾を用いることなく無駄を排したミニマルなデザイン、それはレザー質に絶対的自信を持つ"LOEWE"だからこそ為せる所業。
匿名性の高いアイテムでありながらもひと目見るだけで"LOEWE"のアイテムだと気づいてしまうほどに革の魅力を最大限に引き出しています。
おそらく毎年毎年購入される方は少ないであろうレザージャケットというアイテムですが、だからこそ、極上なブランドが極上な素材で作ったアイテムを着ていただきたい。
"LOEWE"のそれは、まさしく一生物と呼ぶに相応しい一枚です。
採寸情報
Size:56[表記](日本メンズサイズ L相当)
肩幅54cm身幅63cm袖丈69cm着丈68cm
Condition:商品状態
右腕に軽微なシミが認められますが、目立ったダメージは見られないグッドコンディション。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
Brand:LOEWE
Material:Lamb Leather
スペインのラグジュアリーブランド、"LOEWE (ロエベ)"。
その歴史は長く、1846年にスペインの職人たちが皮革工房を立ち上げた事が始まり。
その後、1872年にドイツの皮革職人のエンリケ・ロエベ・ロスバーグが皮革製品の大国スペインへ赴き、彼はそこで上質な革と出会い衝撃を受けます。
その革はまるでシルクのようであったそうで、感銘を受けた彼はパートナーとして工房で働くこととなり、「ラグジュアリー・レザー・ハウス・ロエベ」の名でハウスを立ち上げ、ブランドとして設立しました。
1892年には、初の店舗兼工房となる「E ロエベ ブティック」を立ち上げる事となりました。
当初は革の長椅子などを手がけていましたが、革製の宝石箱など小回りの利く彼の作品は次第に貴族や富豪達から評判を得るようになり、後に革製の袋(バッグ)やトランクに進出。
素材へのこだわりが強く、超高品質な革製品を使用する彼のストイックな姿勢がスペイン王室から高い評価を受け、1905年には王室御用達の称号を授かるほどでした。
スペイン国内での評価を確固たるものとしたロエベは1970年代になると海外進出も果たし、ロエベの象徴であるアナグラムが誕生したのは1970年のことでした。
今回ご紹介するのは、2002-2008まで"LOEWE"でクリエイティブディレクターを務めた、ホセ・エンリケ・オナ・セルファが手掛けた一枚。
1975年ベルギーのブリュッセル出身の彼は、ロエベの創業国でもあるスペインにルーツを持っていました。
ベルギー国立ラ・カンブル視覚芸術高等専門学校に入学。在学中に知り合ったオリヴィエ・ティスケンスの創作活動を助け、パターンカットやニットウェアデザイナーの経験を積みます、1999年に学校を首席で卒業。
2000年に、自身のブランドである「JE Ona Selfa」を設立。
初めての秋冬コレクションは多くの人々から高く評価されました。
そして2002AWからロエベのクリエイティブディレクターに就任。
彼が生み出すプロダクトの特徴は、エレガントで贅沢かつ、彼のルーツであるラテン系の情熱的なムードが溢れています。
スペインの伝統舞踊であるフラメンコの力強さからインスピレーションを受けていて、今までとはまた違う新鮮な雰囲気を見せました。
2007年、ロエベでの代表作となる「ナッパアイレ」を発表。
バッグルやリングなどの金属を一切使わず、最高級のロエベナッパのみを素材として使用し、軽量化を実現したバッグです。
「アイレ」はスペイン語で「空気」を意味し、その言葉どおりまさに「空気のように軽いバッグ」として高い評価を得ました。
こちらはそんな"LOEWE"の最もアイコニックなアイテムの一つでもある、ナッパレザーを使用した一枚。
ナッパレザーのアイテムを得意としたエンリケらしいアイテムとなっています。
ナッパレザーとは、もともと羊や山羊の革を明ばん鞣しを行った後、植物タンニン又はクロム鞣剤により再鞣しされた革を差し、その特徴はとにかく柔らかく、透明感のある光沢があること。
こちらはラムレザー使用しておりますが、"LOEWE"では、ただでさえ希少なラムレザーの中でもランクの高い仔羊の皮をなめしたナッパ素材を使用し、そこから選別して実際に使用するのはわずか数パーセントほど。
"LOEWE"の魂と呼べるほどのレザーアイテムは、渋すぎず甘すぎずな絶妙な色味に、体に吸い付くようなもっちりとした質感、更には軽くしなやかで、今までのレザージャケットとは何であったのかと考えてしまう程のもの。
シボ感のある力強い質感ながらも、ブラウンともマスタードとも言い難いニュアンスのある色味、そして透明な光沢は、時間が経ってもなお美しさを放つもの。
レザーは小さな汚れこそあれど、目立った大きな傷はありません。
年代を考えるとかなり綺麗な質感となっており、可能であるならば全ての方にこのレザーの心地よさを体感していただきたいものです。
美しく上質なレザーでスポーティな雰囲気溢れるショート丈のブルゾンを構築。
ゆとりある身幅ながら裾をリブによって絞ることで収まりの良いシルエットを演出します。
美しい弧を描くアームと、柔らかな革がしっとりと包み込む肩周りの丸みを帯びたフォルムが、体のラインを強調することで生まれる絶妙な緩急が程よい抜け感を生み出す。
この構成が革製品に付き纏いがちな土臭く無骨な印象を拭い去り、どのような装いにも自然に溶け込む1枚を創り出しているのです。
裏地からはキュプラを使用したが故の艶やかな光沢が顔を覗かせる。
妖艶な光沢と表地のレザーが織り成すコントラストが、この1枚が持つ独特の世界観をさらに深めています。
さらに裏地には革に刻印されたアナグラムが鎮座し、このレザーが最高品質の逸品であることを証明。
細かな部分にまで高級レザーを使用する拘りは、さすが世界最高峰のレザーブランドですよね。
装飾を用いることなく無駄を排したミニマルなデザイン、それはレザー質に絶対的自信を持つ"LOEWE"だからこそ為せる所業。
匿名性の高いアイテムでありながらもひと目見るだけで"LOEWE"のアイテムだと気づいてしまうほどに革の魅力を最大限に引き出しています。
おそらく毎年毎年購入される方は少ないであろうレザージャケットというアイテムですが、だからこそ、極上なブランドが極上な素材で作ったアイテムを着ていただきたい。
"LOEWE"のそれは、まさしく一生物と呼ぶに相応しい一枚です。
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採寸情報
Size:56[表記](日本メンズサイズ L相当)
肩幅54cm身幅63cm袖丈69cm着丈68cm
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Condition:商品状態
右腕に軽微なシミが認められますが、目立ったダメージは見られないグッドコンディション。
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Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
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