[Early 2010's] "Hermès Homme" Structured Sleeve Detail Cotton Linen Box Shirt (Designed by Véronique Nichanian)
Brand : Hermès
Material : Cotton 50% ,Linen 50%
Color : Olive
Size : 39 15 1/2
Model:175cm 65kg
Hermèsが半袖シャツを作ると、それは単なる“夏のカジュアル”では終わらない。
こちらは、2009〜2011年の春夏コレクション期に発表された、Hermès Hommeによるコットンリネン混の半袖シャツ。
ロゴや装飾を一切排した、徹底的にミニマルな一着──しかし、そこに宿るのはHermèsにしか生み出せない構造としての贅沢です。
素材はコットン50%、リネン50%の混紡。
Hermès Hommeにおいてこの比率は、2000年代後半から2010年代初頭にかけて多く用いられた“完成された日常素材”の代表格。
リネンの通気性とドライな風合いを活かしながら、コットンがその形を保持し、柔らかな着心地を与えてくれる。
袖を通せばわかるのは、その肌当たりの滑らかさと、生地の落ち感が絶妙に共存するバランスです。
シルエットはゆったりしすぎず、身体に寄りすぎることもない中庸な設計。
ショートポイントカラーは台襟をやや低く設計し、開けても上品に決まるライン。
フロントは比翼ではありませんが、ボタンの存在感は極力抑えられており、視覚的なノイズが最小限に整えられています。
そして、このシャツ最大の見どころは、袖口のディテール。
一見、軽く折り返されたように見える袖は、実は二重構造の切替えパネルで形成されており、視覚的にはカジュアル、構造的には極めて正確なパターンワークが施されています。
さらに肩線はやや前振りに設計され、腕の可動に追従するよう微調整された立体裁断が採用されている。
つまりこのシャツは、「何もしていないように見せながら、すべてが設計されている」というHermèsの真骨頂を体現しているのです。
デザインを手がけたのは、1988年よりHermès Hommeを率いてきたヴェロニク・ニシャニアン。
彼女が2009〜2011年頃に掲げていたテーマは、「テーラリングの軽量化」と「構造によって美しさを成立させる服作り」。
スーツであっても、シャツであっても、人の身体の動きに服が従うよう設計するという発想が、彼女の全コレクションの軸にありました。
このシャツにおいても、まさにその思想が貫かれています。
リネンの風合いに頼ることなく、“構造で魅せる”。
涼しげな印象の中に、確かな設計美と知性が通っている。
そして、そのすべてが、Hermèsらしく語られず、見せびらかされず、ただそこに在る。
この一着は、決して目立ちません。
けれど、袖を通せば誰よりもきちんとして見える。
Hermèsというブランドが「服そのものの在り方」に真剣に向き合っていることを、静かに証明してくれるシャツです。
Measurements:サイズ情報
表記 : 39 15 1/2 (日本メンズサイズM-L相当)
平置き寸法 : 肩幅 44cm 身幅 51cm 着丈 68cm 袖丈 24cm
Condition:商品状態
Vintageアイテムとして、コットンリネンの素材感によるアイテムとしてのシワ感が見られますが、着用には問題なく、目立ったダメージのないコンディションです。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
Brand : Hermès
Material : Cotton 50% ,Linen 50%
Color : Olive
Size : 39 15 1/2
Model:175cm 65kg
Hermèsが半袖シャツを作ると、それは単なる“夏のカジュアル”では終わらない。
こちらは、2009〜2011年の春夏コレクション期に発表された、Hermès Hommeによるコットンリネン混の半袖シャツ。
ロゴや装飾を一切排した、徹底的にミニマルな一着──しかし、そこに宿るのはHermèsにしか生み出せない構造としての贅沢です。
素材はコットン50%、リネン50%の混紡。
Hermès Hommeにおいてこの比率は、2000年代後半から2010年代初頭にかけて多く用いられた“完成された日常素材”の代表格。
リネンの通気性とドライな風合いを活かしながら、コットンがその形を保持し、柔らかな着心地を与えてくれる。
袖を通せばわかるのは、その肌当たりの滑らかさと、生地の落ち感が絶妙に共存するバランスです。
シルエットはゆったりしすぎず、身体に寄りすぎることもない中庸な設計。
ショートポイントカラーは台襟をやや低く設計し、開けても上品に決まるライン。
フロントは比翼ではありませんが、ボタンの存在感は極力抑えられており、視覚的なノイズが最小限に整えられています。
そして、このシャツ最大の見どころは、袖口のディテール。
一見、軽く折り返されたように見える袖は、実は二重構造の切替えパネルで形成されており、視覚的にはカジュアル、構造的には極めて正確なパターンワークが施されています。
さらに肩線はやや前振りに設計され、腕の可動に追従するよう微調整された立体裁断が採用されている。
つまりこのシャツは、「何もしていないように見せながら、すべてが設計されている」というHermèsの真骨頂を体現しているのです。
デザインを手がけたのは、1988年よりHermès Hommeを率いてきたヴェロニク・ニシャニアン。
彼女が2009〜2011年頃に掲げていたテーマは、「テーラリングの軽量化」と「構造によって美しさを成立させる服作り」。
スーツであっても、シャツであっても、人の身体の動きに服が従うよう設計するという発想が、彼女の全コレクションの軸にありました。
このシャツにおいても、まさにその思想が貫かれています。
リネンの風合いに頼ることなく、“構造で魅せる”。
涼しげな印象の中に、確かな設計美と知性が通っている。
そして、そのすべてが、Hermèsらしく語られず、見せびらかされず、ただそこに在る。
この一着は、決して目立ちません。
けれど、袖を通せば誰よりもきちんとして見える。
Hermèsというブランドが「服そのものの在り方」に真剣に向き合っていることを、静かに証明してくれるシャツです。
Measurements:サイズ情報
表記 : 39 15 1/2 (日本メンズサイズM-L相当)
平置き寸法 : 肩幅 44cm 身幅 51cm 着丈 68cm 袖丈 24cm
Condition:商品状態
Vintageアイテムとして、コットンリネンの素材感によるアイテムとしてのシワ感が見られますが、着用には問題なく、目立ったダメージのないコンディションです。
Attention
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・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
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