[00’s] “GUCCI” Blue Cotton Herringbone Shirt (Designed by Tom Ford)
¥29,700
Brand : GUCCI
Material : Cotton 100%
Color : Blue
Size:39,15 1/2
Model:175cm 65kg
2000年代前半のGUCCIは、トム・フォードが手掛けた最後の時期から、その後の移行期へと向かう特別な瞬間にありました。1990年代のセクシーでグラマラスなイメージから、よりモダンで都会的な洗練へ。まさにその過渡期を映し出すのが、このブルーのコットンシャツです。

素材は100%コットン。単なるブロードでもポプリンでもなく、細かい杉綾織=ヘリンボーン組織を採用している点が特徴です。斜め畝の織りが連続して切り替わることで、光の角度によってシャドーストライプのような陰影が浮かび上がります。無地よりも奥行きがあり、柄物よりも控えめ。まさに「無地とストライプの中間」に位置するようなニュアンスのある表情は、上質な生地を知り尽くしたGUCCIならではの選択といえるでしょう。
色はスチールブルー。ネイビーより軽やかで、サックスブルーよりも深みがあり、ビジネスシーンからモードな着こなしまで幅広く対応可能です。ジャケットの下に合わせても色が沈むことなく、また一枚で着ても品格を保ちながら存在感を放ちます。
シルエットにも独自性が宿っています。肩から袖にかけては自然に落ちつつ、袖山にギャザーを効かせることで適度なボリュームを演出。そして胴回りには、脇下から前身頃にかけてカーブを描くパネルシームを取り入れています。これは通常の前ダーツを発展させた構造で、身体に沿ったシェイプを作りながら、視覚的にもモードな印象を与えます。シャツを単なるインナーとしてではなく、一枚で着ても造形的に映えるアイテムへと昇華させるフォード時代らしいアプローチです。
襟はやや大振りのスプレッドカラー。ボタンを留めればクラシックな佇まいに、開ければ自然なロールが出て色気を生み出します。カフスはラウンド型の1ボタン仕様。直線的なカットではなく柔らかな曲線を描くことで、ブルーの色味と相まって都会的で洗練された印象を強めています。ボタンはブランドの刻印を排し、光沢のある濃色の樹脂ボタンを使用。副資材に頼らず、生地と構造そのものの美しさで魅せる仕立てが、この時期のGUCCIの思想を端的に表しています。

推定される年代は2003〜2005年頃。トム・フォードがGUCCIを去る直前の後期から、その後ジョン・レイが暫定的にメンズを率いた移行期にあたります。まさにGUCCIが「セクシーなグラマラス」から「ミニマルで都会的な官能性」へと変化していく過程を象徴する一着です。
シンプルさの中に漂う緊張感、無駄を削ぎ落とした造形美。今見ても色褪せることのないデザイン哲学を体感できるアーカイブです。コレクションピースとしてはもちろん、現代のスタイリングに取り入れても鮮烈な存在感を放つ、GUCCIの過渡期を象徴するシャツといえるでしょう。
Measurement : サイズ情報
表記 : 39,15 1/2 (日本メンズサイズ L相当)
平置き採寸 : 肩幅 46cm 身幅 58cm 着丈 78cm 袖丈 62cm
Condition :商品状態
目立ったダメージのないグッドコンディション。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
Brand : GUCCI
Material : Cotton 100%
Color : Blue
Size:39,15 1/2
Model:175cm 65kg
2000年代前半のGUCCIは、トム・フォードが手掛けた最後の時期から、その後の移行期へと向かう特別な瞬間にありました。1990年代のセクシーでグラマラスなイメージから、よりモダンで都会的な洗練へ。まさにその過渡期を映し出すのが、このブルーのコットンシャツです。
素材は100%コットン。単なるブロードでもポプリンでもなく、細かい杉綾織=ヘリンボーン組織を採用している点が特徴です。斜め畝の織りが連続して切り替わることで、光の角度によってシャドーストライプのような陰影が浮かび上がります。無地よりも奥行きがあり、柄物よりも控えめ。まさに「無地とストライプの中間」に位置するようなニュアンスのある表情は、上質な生地を知り尽くしたGUCCIならではの選択といえるでしょう。
色はスチールブルー。ネイビーより軽やかで、サックスブルーよりも深みがあり、ビジネスシーンからモードな着こなしまで幅広く対応可能です。ジャケットの下に合わせても色が沈むことなく、また一枚で着ても品格を保ちながら存在感を放ちます。
シルエットにも独自性が宿っています。肩から袖にかけては自然に落ちつつ、袖山にギャザーを効かせることで適度なボリュームを演出。そして胴回りには、脇下から前身頃にかけてカーブを描くパネルシームを取り入れています。これは通常の前ダーツを発展させた構造で、身体に沿ったシェイプを作りながら、視覚的にもモードな印象を与えます。シャツを単なるインナーとしてではなく、一枚で着ても造形的に映えるアイテムへと昇華させるフォード時代らしいアプローチです。
襟はやや大振りのスプレッドカラー。ボタンを留めればクラシックな佇まいに、開ければ自然なロールが出て色気を生み出します。カフスはラウンド型の1ボタン仕様。直線的なカットではなく柔らかな曲線を描くことで、ブルーの色味と相まって都会的で洗練された印象を強めています。ボタンはブランドの刻印を排し、光沢のある濃色の樹脂ボタンを使用。副資材に頼らず、生地と構造そのものの美しさで魅せる仕立てが、この時期のGUCCIの思想を端的に表しています。
推定される年代は2003〜2005年頃。トム・フォードがGUCCIを去る直前の後期から、その後ジョン・レイが暫定的にメンズを率いた移行期にあたります。まさにGUCCIが「セクシーなグラマラス」から「ミニマルで都会的な官能性」へと変化していく過程を象徴する一着です。
シンプルさの中に漂う緊張感、無駄を削ぎ落とした造形美。今見ても色褪せることのないデザイン哲学を体感できるアーカイブです。コレクションピースとしてはもちろん、現代のスタイリングに取り入れても鮮烈な存在感を放つ、GUCCIの過渡期を象徴するシャツといえるでしょう。
Measurement : サイズ情報
表記 : 39,15 1/2 (日本メンズサイズ L相当)
平置き採寸 : 肩幅 46cm 身幅 58cm 着丈 78cm 袖丈 62cm
Condition :商品状態
目立ったダメージのないグッドコンディション。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
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