[1999AW] "RUFFO" Hooded Full Shearling Coat – Made in Italy
Brand : RUFFO
Material : Full Shearling
Size:52
Color:Black
Model : 175cm 65kg
RUFFOという名前は、イタリアンレザーの奥深い世界を辿ると必ず現れる存在です。
1960年代にトスカーナで創業し、長らくArmaniやJil Sander、Prada、Helmut Langといったブランドのレザーウェアを手掛けてきた名門ファクトリーです。職人の技術を基盤にしながらも、単なる下請けでは終わらず、自らの感性と構築性で“服としてのレザー”を追求してきました。
1998年には、自社のクラフトを実験的に昇華させるプロジェクト「RUFFO RESEARCH」を立ち上げます。
Raf Simons、Veronique Branquinho、Haider Ackermannといった若手デザイナーが携わり、レザーを“布のように扱う”試みが始まりました。レザーの持つ物質性を超え、モードの素材として再定義した挑戦です。
このコートは、そのRUFFO RESEARCHが始まる直前
──1999年に製造された本ラインのプロダクトです。
RESEARCHの実験的なアプローチに対し、本作はRUFFOが長年培ってきたクラフトマンシップを純粋に結晶化した一着です。
素材はフルグレインのシープスキン。
表面はマットなスエード調のブラック、裏面は密度の高いファーまでオールブラックに統一されています。
ムートンでここまで深く黒に染め上げることができるのは、素材の選定と鞣し技術に確かな裏づけがあるからです。
光を吸い込み、角度によって質感の濃淡だけが立ち上がる。まるで彫刻のような佇まいです。
フロントは比翼仕立てのくるみボタン。
ボタンホールはレザーパイピングで補強され、袖口のストラップやフードのドローコードに至るまで緻密な構築が施されています。
ステッチひとつにも迷いがなく、クラフトの精度とモードの理性が共存しています。
肩を落としたボックスシルエットは、90年代後半のRUFFOを象徴するラインです。
重厚なムートンでありながら、着ると驚くほどしなやかで軽やかです。
毛足の短いファーが身体に沿い、レザーの厚みが外気を遮断します。
防寒具である前に、構造物としての美しさを持った服です。
同時期、フランスではHERMÈSのレザーウェアをSÉRAPHINが支えていました。
SÉRAPHINがエレガンスと洗練の極みを目指したのに対し、RUFFOは素材の力そのものを研ぎ澄ませ、構造で語るアプローチを貫いていました。
このコートは、その哲学の象徴です。
クラフトの温度と、モードの冷徹さ。
相反するふたつをひとつの服の中に宿すこと。
それができたのは、RUFFOが素材に対して深い敬意を持ち続けていたからです。
黒のムートン。
装飾も主張もいらない。
ただ、革そのものが放つ存在感だけがすべてを語っています。
Measurements : サイズ情報
表記 : 52(日本メンズサイズXL相当)
平置き採寸 : 着丈 97cm 身幅 72cm 肩幅 67cm 袖丈 59.5cm
Condition :商品状態
Vintageレザー特有の着用感や経年変化が見られますが、
ダメージのないコンディションです。
写真にてご確認ください。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
Brand : RUFFO
Material : Full Shearling
Size:52
Color:Black
Model : 175cm 65kg
RUFFOという名前は、イタリアンレザーの奥深い世界を辿ると必ず現れる存在です。
1960年代にトスカーナで創業し、長らくArmaniやJil Sander、Prada、Helmut Langといったブランドのレザーウェアを手掛けてきた名門ファクトリーです。職人の技術を基盤にしながらも、単なる下請けでは終わらず、自らの感性と構築性で“服としてのレザー”を追求してきました。
1998年には、自社のクラフトを実験的に昇華させるプロジェクト「RUFFO RESEARCH」を立ち上げます。
Raf Simons、Veronique Branquinho、Haider Ackermannといった若手デザイナーが携わり、レザーを“布のように扱う”試みが始まりました。レザーの持つ物質性を超え、モードの素材として再定義した挑戦です。
このコートは、そのRUFFO RESEARCHが始まる直前
──1999年に製造された本ラインのプロダクトです。
RESEARCHの実験的なアプローチに対し、本作はRUFFOが長年培ってきたクラフトマンシップを純粋に結晶化した一着です。
素材はフルグレインのシープスキン。
表面はマットなスエード調のブラック、裏面は密度の高いファーまでオールブラックに統一されています。
ムートンでここまで深く黒に染め上げることができるのは、素材の選定と鞣し技術に確かな裏づけがあるからです。
光を吸い込み、角度によって質感の濃淡だけが立ち上がる。まるで彫刻のような佇まいです。
フロントは比翼仕立てのくるみボタン。
ボタンホールはレザーパイピングで補強され、袖口のストラップやフードのドローコードに至るまで緻密な構築が施されています。
ステッチひとつにも迷いがなく、クラフトの精度とモードの理性が共存しています。
肩を落としたボックスシルエットは、90年代後半のRUFFOを象徴するラインです。
重厚なムートンでありながら、着ると驚くほどしなやかで軽やかです。
毛足の短いファーが身体に沿い、レザーの厚みが外気を遮断します。
防寒具である前に、構造物としての美しさを持った服です。
同時期、フランスではHERMÈSのレザーウェアをSÉRAPHINが支えていました。
SÉRAPHINがエレガンスと洗練の極みを目指したのに対し、RUFFOは素材の力そのものを研ぎ澄ませ、構造で語るアプローチを貫いていました。
このコートは、その哲学の象徴です。
クラフトの温度と、モードの冷徹さ。
相反するふたつをひとつの服の中に宿すこと。
それができたのは、RUFFOが素材に対して深い敬意を持ち続けていたからです。
黒のムートン。
装飾も主張もいらない。
ただ、革そのものが放つ存在感だけがすべてを語っています。
Measurements : サイズ情報
表記 : 52(日本メンズサイズXL相当)
平置き採寸 : 着丈 97cm 身幅 72cm 肩幅 67cm 袖丈 59.5cm
Condition :商品状態
Vintageレザー特有の着用感や経年変化が見られますが、
ダメージのないコンディションです。
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・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
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