[Late 80’s–Early 90’s] “EMPORIO ARMANI” Wool-Blend Turtleneck Knit（made in Italy）
¥39,600
Brand : EMPORIO ARMANI
Size : 54
Color : Burgundy Gray Navy
Material : Wool & Other Fiber
Model：175cm 65kg
1980年代後半から1990年代初頭にかけて、Emporio Armaniは「構築された日常服」をテーマに、テーラード以外の領域でも造形的アプローチを展開していました。
このタートルネックニットは、その思想がもっとも美しく形になった時期のひとつです。
素材はウールを主軸に、アクリルやナイロン、ポリエステルを少量ブレンドした混紡糸。
天然繊維の柔らかさに、化繊の軽さと耐久性を掛け合わせることで、膨らみのある質感と軽い着心地を両立しています。
表面にはループ状の毛羽が浮かび、モヘアのような温度感を漂わせながらも、空気を含んだドライな軽さがある。
この混紡糸の配合は、当時のイタリアンニットの最良のバランスを示すものといえるでしょう。
配色はボルドー、チャコール、トープの三色。
色糸が霜降り状に交錯することで、柄が「ブロックチェック」にも「ストライプ」にも見える曖昧な構成となっています。
アルマーニはこの時代、「明快なデザインよりも、曖昧さの中にある構築美」を好んでいました。それは、80年代の過剰な装飾やシンメトリーな美意識から距離を置き、
“静かな造形”へと移行していく過渡期の象徴でもあります。
シルエットは肩を落とし、裾と袖のリブでふくらみを抑えるバルーン型。
ゆとりを持ちながらもルーズにならず、首元の高めのリブが造形全体を引き締める。
その設計には、アルマーニのテーラリング的感性が明確に見て取れます。
ウールニットでありながら、構造体のような安定感があり、
リラックスウェアの中に彫刻的な緊張が走っている。
また、ボルドーの単色で仕上げられたネックとリブの色設計が秀逸です。
全体の柄構成を沈静化させながらも、視覚的な重心を上部に置くことで、
重たくならないバランスを実現している。
まさに“服を描くように構築する”アルマーニらしい思考が表れています。
1980年代末から1990年代初頭、Emporio Armaniは「日常の構築性」をテーマに、素材そのものの造形力を探っていました。
このニットもまた、デザインよりも“質感と構造”で語る服。
霜降りの糸の陰影、化繊混の軽さ、首元のボリューム。
すべてが調和してひとつの造形を成しています。
ウールの温もりに潜む理性。
柔らかさの中にある構築。
それは、Giorgio Armaniが目指した知性の具現化そのものです。
当時のアルマーニが掲げていたのは、“過剰でも退屈でもない服”。
その思想を最も自然に体現しているのが、この一着です。
Measurements：サイズ情報
Size : 54（日本メンズサイズ L-XL程度）
平置き採寸 : 着丈66cm 身幅64cm 肩幅60cm 袖丈55cm
Condition :商品状態
Vintageニットならではの起毛感こそございますが、ダメージのないグッドコンディションです。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
Brand : EMPORIO ARMANI
Size : 54
Color : Burgundy Gray Navy
Material : Wool & Other Fiber
Model：175cm 65kg
1980年代後半から1990年代初頭にかけて、Emporio Armaniは「構築された日常服」をテーマに、テーラード以外の領域でも造形的アプローチを展開していました。
このタートルネックニットは、その思想がもっとも美しく形になった時期のひとつです。
素材はウールを主軸に、アクリルやナイロン、ポリエステルを少量ブレンドした混紡糸。
天然繊維の柔らかさに、化繊の軽さと耐久性を掛け合わせることで、膨らみのある質感と軽い着心地を両立しています。
表面にはループ状の毛羽が浮かび、モヘアのような温度感を漂わせながらも、空気を含んだドライな軽さがある。
この混紡糸の配合は、当時のイタリアンニットの最良のバランスを示すものといえるでしょう。
配色はボルドー、チャコール、トープの三色。
色糸が霜降り状に交錯することで、柄が「ブロックチェック」にも「ストライプ」にも見える曖昧な構成となっています。
アルマーニはこの時代、「明快なデザインよりも、曖昧さの中にある構築美」を好んでいました。それは、80年代の過剰な装飾やシンメトリーな美意識から距離を置き、
“静かな造形”へと移行していく過渡期の象徴でもあります。
シルエットは肩を落とし、裾と袖のリブでふくらみを抑えるバルーン型。
ゆとりを持ちながらもルーズにならず、首元の高めのリブが造形全体を引き締める。
その設計には、アルマーニのテーラリング的感性が明確に見て取れます。
ウールニットでありながら、構造体のような安定感があり、
リラックスウェアの中に彫刻的な緊張が走っている。
また、ボルドーの単色で仕上げられたネックとリブの色設計が秀逸です。
全体の柄構成を沈静化させながらも、視覚的な重心を上部に置くことで、
重たくならないバランスを実現している。
まさに“服を描くように構築する”アルマーニらしい思考が表れています。
1980年代末から1990年代初頭、Emporio Armaniは「日常の構築性」をテーマに、素材そのものの造形力を探っていました。
このニットもまた、デザインよりも“質感と構造”で語る服。
霜降りの糸の陰影、化繊混の軽さ、首元のボリューム。
すべてが調和してひとつの造形を成しています。
ウールの温もりに潜む理性。
柔らかさの中にある構築。
それは、Giorgio Armaniが目指した知性の具現化そのものです。
当時のアルマーニが掲げていたのは、“過剰でも退屈でもない服”。
その思想を最も自然に体現しているのが、この一着です。
Measurements：サイズ情報
Size : 54（日本メンズサイズ L-XL程度）
平置き採寸 : 着丈66cm 身幅64cm 肩幅60cm 袖丈55cm
Condition :商品状態
Vintageニットならではの起毛感こそございますが、ダメージのないグッドコンディションです。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
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