[1930-40’s] "German Vintage" White Cotton Ski Short Jacket
¥59,400
Brand : German Vintage
Material : Cotton -Probably-
Size:Unknown
Color:White
Model : 172cm 55kg
ヴィンテージの世界において、「古い=良い」と断言してしまうのは少々乱暴な話であり、もちろん例外も多々ございます。
ただ、やはり古いものには現代では再現し得ない生地の表情があり、独特なパターンメイクがあり、そして長い年月を経て現存しているという希少性も備わります。そう考えると、紆余曲折ありながらも「古い=良い」という価値観は、決して間違いではないように思えるのです。
特に古い年代の衣服となると、その多くはワークウェアやミリタリーウェアが中心となります。基本となる型が存在し、その中で細かなディテールの違いを楽しむことが多いカテゴリーではありますが、ごく稀に、明らかに特殊なパターンによって仕立てられた異質な一着に出会うことがあります。
本作もまさにその類。
おそらくドイツで手がけられたスキージャケットでございます。
一切のタグが付属せず、恐らくオーダーメイドで仕立てられた個体であるため、ドイツ製であることも、スキーウェアであることも、あくまで推測の域を出ません。
しかし、それを推理していく時間こそヴィンテージの醍醐味ではないでしょうか。
当時、スキーをはじめとしたレジャースポーツは一般大衆のものではなく、限られた富裕層の嗜みでした。ましてや専用のジャケットまで誂えているとなると、相当に洒落者であったことが窺えます。
そのため、こうしたスポーツウェアの多くは馴染みの仕立て屋へ依頼したオーダーメイド品。同じものが二つと存在しないのも頷けます。
そしてこの独特な短丈のスタイル。
当時の写真を紐解いていくと、バルーンシルエットのパンツにショートレングスのジャケットを合わせてスキーを楽しむ姿が数多く見受けられます。そのスタイルとの一致から、本作もスキージャケットではないかという推測に辿り着きました。
さらに細部へ目を向けると、年代や国の輪郭が少しずつ浮かび上がってまいります。
まず目を惹くのが、驚くほど細かなステッチワーク。
かの最高峰ドレスシャツを思わせるほど細かく打ち込まれた運針を見ると、新しく見積もっても50年代以前のものではないかと思わせます。
当時のミシンは現代ほど高速で縫製することができず、ゆっくりと針を進めることで自然と運針は細かくなっていきます。
工業化が進み、ミシンの性能が向上すると、一着にかける時間は短縮され、効率化が図られていく。
こうした手間の積み重ねが垣間見えるディテールこそ、古い衣服ならではの魅力でしょう。
加えて、現代では最高峰のビスポークでしか見られないような手縫いのボタンホールが、スポーツジャケットに施されているという事実も非常に興味深い点です。
そして、このショートレングスのスキージャケットという形。
ボトムスとのセットアップで着用するこの手のスタイルは、おおよそ30年代頃までに多く見られる意匠であり、他のディテールとも見事に符合します。
そのため年代としては1930年代、遅く見積もっても40年代頃までではないでしょうか。
さらに年代が見えてくると、それを生み出し得た国もある程度絞られてまいります。
イギリスやイタリアでは、この手の古いレジャーウェア自体が極めて少ない印象があります。そしてフランスにしては、当時としては最先端ともいえる樹脂ボタンの採用が少々先進的に映ります。
そう考えると、当時勢いのあったドイツという仮説が非常にしっくりくるのです。
もちろんその頃のドイツには暗い歴史が存在しますが、同時に工業技術や軍需産業も大きく発展していた時代。そこから派生したモーターサイクルウェアなどを見ても、この短丈のバランス感覚や機能的なデザインとの共通点が散見されます。
そうした背景を総合すると、本作は1930〜40年代頃のドイツで仕立てられたスキージャケットではないか、という一つの結論へ辿り着くのです。
このようにディテールから生産背景を想像できるのも、数多くの国と歴史が複雑に交差するヨーロッパヴィンテージならではの面白さ。
もちろん、そういったうんちくを楽しんでいただける方には堪らない一着でしょう。
けれど、もし難しいことは抜きにしても、このジャケット、単純に格好良いではありませんか。
トレンチコートを大胆に断ち切ったかのような短丈のフォルムに、古い時代ならではの美しいディテールが映える唯一無二の佇まい。
ヴィンテージの楽しみ方は人それぞれ。
背景に惹かれてもいい、形に惹かれてもいい。
ただ、どの角度から見ても、語り尽くせない魅力を持った名品であることだけは断言いたします。
Measurements : サイズ情報
表記 : Unknown(日本メンズサイズL相当)
平置き採寸 : 肩幅 46cm 身幅 49cm 着丈 51cm 袖丈 63cm
Condition :商品状態
所々にシミがございます。
写真にてご確認ください。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
Brand : German Vintage
Material : Cotton -Probably-
Size:Unknown
Color:White
Model : 172cm 55kg
ヴィンテージの世界において、「古い=良い」と断言してしまうのは少々乱暴な話であり、もちろん例外も多々ございます。
ただ、やはり古いものには現代では再現し得ない生地の表情があり、独特なパターンメイクがあり、そして長い年月を経て現存しているという希少性も備わります。そう考えると、紆余曲折ありながらも「古い=良い」という価値観は、決して間違いではないように思えるのです。
特に古い年代の衣服となると、その多くはワークウェアやミリタリーウェアが中心となります。基本となる型が存在し、その中で細かなディテールの違いを楽しむことが多いカテゴリーではありますが、ごく稀に、明らかに特殊なパターンによって仕立てられた異質な一着に出会うことがあります。
本作もまさにその類。
おそらくドイツで手がけられたスキージャケットでございます。
一切のタグが付属せず、恐らくオーダーメイドで仕立てられた個体であるため、ドイツ製であることも、スキーウェアであることも、あくまで推測の域を出ません。
しかし、それを推理していく時間こそヴィンテージの醍醐味ではないでしょうか。
当時、スキーをはじめとしたレジャースポーツは一般大衆のものではなく、限られた富裕層の嗜みでした。ましてや専用のジャケットまで誂えているとなると、相当に洒落者であったことが窺えます。
そのため、こうしたスポーツウェアの多くは馴染みの仕立て屋へ依頼したオーダーメイド品。同じものが二つと存在しないのも頷けます。
そしてこの独特な短丈のスタイル。
当時の写真を紐解いていくと、バルーンシルエットのパンツにショートレングスのジャケットを合わせてスキーを楽しむ姿が数多く見受けられます。そのスタイルとの一致から、本作もスキージャケットではないかという推測に辿り着きました。
さらに細部へ目を向けると、年代や国の輪郭が少しずつ浮かび上がってまいります。
まず目を惹くのが、驚くほど細かなステッチワーク。
かの最高峰ドレスシャツを思わせるほど細かく打ち込まれた運針を見ると、新しく見積もっても50年代以前のものではないかと思わせます。
当時のミシンは現代ほど高速で縫製することができず、ゆっくりと針を進めることで自然と運針は細かくなっていきます。
工業化が進み、ミシンの性能が向上すると、一着にかける時間は短縮され、効率化が図られていく。
こうした手間の積み重ねが垣間見えるディテールこそ、古い衣服ならではの魅力でしょう。
加えて、現代では最高峰のビスポークでしか見られないような手縫いのボタンホールが、スポーツジャケットに施されているという事実も非常に興味深い点です。
そして、このショートレングスのスキージャケットという形。
ボトムスとのセットアップで着用するこの手のスタイルは、おおよそ30年代頃までに多く見られる意匠であり、他のディテールとも見事に符合します。
そのため年代としては1930年代、遅く見積もっても40年代頃までではないでしょうか。
さらに年代が見えてくると、それを生み出し得た国もある程度絞られてまいります。
イギリスやイタリアでは、この手の古いレジャーウェア自体が極めて少ない印象があります。そしてフランスにしては、当時としては最先端ともいえる樹脂ボタンの採用が少々先進的に映ります。
そう考えると、当時勢いのあったドイツという仮説が非常にしっくりくるのです。
もちろんその頃のドイツには暗い歴史が存在しますが、同時に工業技術や軍需産業も大きく発展していた時代。そこから派生したモーターサイクルウェアなどを見ても、この短丈のバランス感覚や機能的なデザインとの共通点が散見されます。
そうした背景を総合すると、本作は1930〜40年代頃のドイツで仕立てられたスキージャケットではないか、という一つの結論へ辿り着くのです。
このようにディテールから生産背景を想像できるのも、数多くの国と歴史が複雑に交差するヨーロッパヴィンテージならではの面白さ。
もちろん、そういったうんちくを楽しんでいただける方には堪らない一着でしょう。
けれど、もし難しいことは抜きにしても、このジャケット、単純に格好良いではありませんか。
トレンチコートを大胆に断ち切ったかのような短丈のフォルムに、古い時代ならではの美しいディテールが映える唯一無二の佇まい。
ヴィンテージの楽しみ方は人それぞれ。
背景に惹かれてもいい、形に惹かれてもいい。
ただ、どの角度から見ても、語り尽くせない魅力を持った名品であることだけは断言いたします。
Measurements : サイズ情報
表記 : Unknown(日本メンズサイズL相当)
平置き採寸 : 肩幅 46cm 身幅 49cm 着丈 51cm 袖丈 63cm
Condition :商品状態
所々にシミがございます。
写真にてご確認ください。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
