[50's] "Nordic Vintage" Cotton Ski Anorak Parka
¥33,000
Brand : Nordic Vintage
Material : Cotton -Probably-
Color : Ecru
Size : Unknown
Model : 172cm 55kg
雪の上で着る服と聞けば、現在ではナイロンやポリエステルをはじめとする機能素材を思い浮かべます。
しかし、それらが一般化する以前のアウトドアウェアには、天然素材を用いながら環境へ適応しようとした時代ならではの服が存在しました。
今回ご紹介するのは、1950年代頃のものと推測する北欧圏のスキーアノラック。
ブランドを示すタグや生産国表記は一切残されておらず、正確な出自についてはわかりません。
一方で、大きく身体を覆うプルオーバーの構造やフード、生成りに近い色彩、ゆとりを持たせたシルエットは、同時代に北欧で使用されていたスノーパーカーとも共通するものがあります。
まず惹かれるのは、長い年月を経たコットンの表情。
細い繊維を高密度に織り上げたと思われる生地は、現代の均一なコットンとは異なる細かな皺と柔らかな凹凸を持ち、洗いや着用を繰り返したことで独特なテクスチャーへと変化しています。
生成りから薄いグレージュの間を行き来するような曖昧な色合いも、その質感をより印象的なものにしています。
雪上で用いられる衣服でありながら、そこにあるのは光沢を持った化学繊維ではなく、素朴なコットン。
その少し乾いた風合いが、ミリタリーのスノーパーカーを思わせる粗野な雰囲気を生み出しています。
しかし、実際に袖を通してみると、その印象だけでは終わりません。
身幅は大きく取られ、着丈もヒップを覆うほど十分な長さ。
当時の雪上用アノラックに見られるこうした大きな分量は、防寒着の上から重ねるという用途とも親和性の高いものですが、現代ではその余白がそのまま美しいオーバーサイズとして映ります。
大きく開くフードから続く首元には短いメタルジップを配し、フードには細いドローコード。
胸元には左右対称に大きなポケットが置かれています。
袖口にも同生地のアジャスターを備え、身頃の中ほどには一度シルエットを引き締めるような切り替えが走ります。
どれも極めて素朴なディテールですが、広大な生成りの身頃へ左右対称のポケットが置かれることで、単なる作業着とも異なる独特なバランスが生まれています。
粗野な素材と実用本位の構造。
ミリタリーのスノーパーカーにも通じるプリミティブな佇まいを持ちながら、着用した姿にはどこか洗練されたものを感じます。
それは後から加えられた装飾によるものではなく、身体を覆うために必要だった大きな分量や、物を収めるためのポケットといった、用途から導かれた形そのもの。
70年以上の時間を経たことで、本来機能として存在していたものが、今では純粋なデザインとして目に映ります。
真っ白ではない生成りのコットンに残るアタリや僅かな汚れも含め、この一着が過ごしてきた時間そのものが表情となったヴィンテージ。
端正な洋服とはまた違ったところにある、古い実用品ならではの美しさを楽しんでいただきたい一着です。
Measurements:サイズ情報
表記 : Unknown (日本標準メンズサイズL相当)
平置き採寸 : 肩幅 55cm 身幅 68cm 着丈 87cm 袖丈 62cm
Condition:商品状態
全体的にヴィンテージならではのフェイドが現れており、袖口にはダメージがございます。
写真にてお確かめください。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
Brand : East Europe Vintage
Material : Cotton -Probably-
Color : Faded Black
Size : Unknown
Model : 172cm 55kg
ヴィンテージの黒には、現行の洋服ではなかなか出会えない色があります。
深く均一なブラックではなく、長い年月の中で少しずつ色が抜け、チャコールや墨黒にも見える曖昧な色彩。
今回ご紹介するのは、1970年代頃の東ヨーロッパ圏で作られたものと推測するコットンパーカー。
ブランドや生産国を示すタグは既に失われており、その正確な素性を辿ることはできません。
しかし、服そのものへ目を向けてみると、現代の洋服とは異なる時代と土地の感覚が随所に残されています。
まず惹かれるのは、全体を覆うフェイドしたブラック。
元々の染色やその後の経年について正確な判断はできませんが、縫い目や生地の端には濃淡が生まれ、黒という強い色でありながらどこか柔らかな表情を見せています。
そして、その色彩をさらに複雑にしているのが、細かなネップを含んだ粗野なコットン生地。
均一に整えられた現代のファブリックとは異なり、糸そのものの不均一さが細かな粒となって表面へ現れています。
古い東ヨーロッパの衣服に惹かれる理由のひとつが、こうした生地。
華美な素材ではないからこそ、織りの揺らぎや長年の着用による褪色までがそのまま服の表情となり、同じものを新しく作ろうとしても容易には再現できない奥行きがあります。
対して、デザインは驚くほど力強い。
大きなフードにエポレット、フロントを覆う大型のポケット。
そこへドローコードやシャーリング、CNOPTのドーナツ型メタルボタンといった、ミリタリーウェアを思わせるローテクなギミックが重なります。
何かを装飾するためではなく、覆う、収納する、絞る、留める。
極めて単純な機能の積み重ねでありながら、それぞれのパーツが大きく取られているため、正面から見た姿には独特な迫力が生まれています。
特に面白いのが、その無骨なディテールに対するシルエット。
肩から胸にかけては身体を包み込むように大きく分量を取りながら、ウエストへ差し掛かるとシャーリングによって輪郭が大きく変化する。
そこから再び裾へ向かって広がることで、単純なオーバーサイズではない緩急のあるフォルムを描いています。
おそらく本来はレイヤリングや運動量といった実用から導き出されたもの。
しかし、今の視点で袖を通してみると、その合理性とは別のところにある造形の面白さが見えてきます。
粗野な素材に、大胆な分量。
原始的とも言える機能的なディテール。
そのどれもがファッションとして洗練することを目的としていないからこそ、現代のデザイナーズウェアとは異なる方法でモダンな姿へ辿り着いています。
タグもなければ、語るべきブランドの背景も残されていない一着。
それでも、フェイドした黒とネップを含んだ古いコットン、そして用途から生まれた独特なフォルムを見れば、この服を選ぶ理由は十分にあるように思います。
名の残らないヴィンテージだからこそ楽しめる、時代を経た素材と造形そのものの魅力。
今の洋服と同じ目線で、自由にワードローブへ加えていただきたい一着です。
Measurements:サイズ情報
表記 : Unknown (日本標準メンズサイズL相当)
平置き採寸 : 肩幅 60cm 身幅 72cm 着丈 81cm 袖丈 60cm
Condition:商品状態
全体的にヴィンテージならではのフェイドが現れており、フード周りはグレーに褪色しております。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
