[00's] "LOEWE" Reversible Lamb Leather A1 Jacket (Made in Spain)
¥176,000
Brand : LOEWE
Material : Lamb Leather / Polyester 100% / Rib Cotton 100%
Color : Burgundy / Dark Brown
Size : Unknown
Model : 172cm 55kg
良いレザージャケットという言葉から、多くの人が想像するものがあります。
肉厚な革に刻まれる皺や傷、着込むことで身体へ馴染んでいく過程。
あるいは、長い時間を経ることで深みを増した色艶。
革という素材には、そうした強さや経年変化を価値とする文化がありますが、その一方で、全く異なる方向からレザーの可能性を追求してきたメゾンも存在します。
その代表格として挙げたいのが、スペイン王室の認める最高峰メゾンであるLOEWE。
1846年、マドリードの革工房を起源に持つLOEWEにとって、レザーはブランドの価値を示すために後から選ばれた高級素材ではありません。
素材を選び、その性質を見極め、最も美しく見える形へと仕立てること。
その積み重ね自体が、メゾンの歴史を形作ってきました。
だからこそLOEWEのレザーウェアには、革を必要以上に強く見せることなく、その質そのものを洋服の魅力へと置き換えたものがあります。
今回ご紹介するのは、2000年代頃のスペイン製リバーシブルジャケット。
ベースとなっているのは、リブカラーに短い着丈、フロントボタン、左右のフラップポケットを備えたクラシックなA1スタイルです。
男性服において幾度となく引用されてきた普遍的な型だからこそ、この一着ではLOEWEが選んだ素材の存在が際立ちます。
使用されているのは、品質表示にも羊革と記されたラムレザー。
表面には細かなシボが立ち、手に取ればLOEWEらしい柔軟性を感じますが、メゾンを象徴する極薄のナッパレザーとはまた少し性格が異なります。
決して重量のある革ではない。
それでいて適度な肉感と粒立ちがあり、袖を通したときにもレザーを纏っているという確かな感触が残ります。
身体へ吸い付くようなナッパの優美さとは違い、A1というスポーツジャケットの輪郭を保つだけの骨格を、革そのものが持っている。
肩から袖には柔らかな皺が生まれながら、フラップポケットや身頃の切り替えは端正に残る。
柔和さと革らしい存在感。
その均衡に、長くレザーと向き合ってきたLOEWEの審美眼を感じます。
そして、革質と同様に惹かれるのが、この色。
赤紫を深く沈ませたようなバーガンディは、単純なワインレッドとも少し違います。
細かなシボの山には赤みが現れ、その谷には紫やブラウンが残る。
着用によって生まれた皺や擦れさえも色の濃淡へと溶け込み、均一に整えられた革にはない奥行きを生んでいます。
そこへ合わせたのが、深いブラウンのリブとボタン。
バーガンディとブラウンという近似した色彩だけで全体を組み立てることで、A1が本来持つスポーティーな輪郭に、僅かな艶やかさが加わっています。
また、今回はリバーシブルというのも大きな特徴。
裏面にはダークブラウンのポリエステルを使用し、レザー面と同様にフラップポケットを備えることで、こちら側も一着のブルゾンとして成立しています。
裏返した途端、先ほどまでの艶やかな印象は影を潜め、フライトジャケットやスポーツウェアを思わせる軽快な表情へ。
ポリエステル特有の鈍い光沢と細かな皺によって、同じフラップポケットやリブ、ボタンの配置さえ、今度は機能服のディテールとして見えてきます。
二つの面で全く違うデザインを用意しているわけではありません。
同じA1という輪郭を、片面では上質なラムレザー、もう片面では軽量なポリエステルで仕立てる。
素材を反転させるだけで、ラグジュアリーとスポーツという異なる文脈を往来する。
クラシックな男性服を土台としながら、スポーツウェアや機能素材がラグジュアリーの領域へ自然に入り込んでいった2000年代という時代を考えても、この距離感は興味深いものがあります。
そして何より面白いのは、これだけ上質なラムレザーを使いながら、それを裏側へ隠して着るという選択肢まで用意されていること。
革の良さを常に表へ掲げるのではなく、ある日はその色彩と質感を存分に楽しみ、ある日は贅沢なレザーを内側へしまい込んで、何気ないスポーツブルゾンとして袖を通す。
一着の価値を一つの見え方に固定しないところにも、LOEWEらしい洒脱さを感じます。
革を知るメゾンが、完成されたA1という様式を借りながら、その魅力を素材によって二つの方向へ展開した一着。
レザーを纏う高揚感も、それをあえて見せない贅沢も。
表と裏を行き来しながら、そのどちらも長く楽しんでいただけたらと思います。
Measurement : サイズ情報
表記:Unknown (日本メンズサイズ M-L 相当)
平置き採寸 : 肩幅 49cm 身幅 61cm 着丈 66cm 袖丈 68cm
Condition :商品状態
所々にヴィンテージレザーの着用感こそございますが、目立つダメージのないグッドコンディション。
表面下部のボタンのみ欠損しております。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
Brand : LOEWE
Material : Lamb Leather / Polyester 100% / Rib Cotton 100%
Color : Burgundy / Dark Brown
Size : Unknown
Model : 172cm 55kg
良いレザージャケットという言葉から、多くの人が想像するものがあります。
肉厚な革に刻まれる皺や傷、着込むことで身体へ馴染んでいく過程。
あるいは、長い時間を経ることで深みを増した色艶。
革という素材には、そうした強さや経年変化を価値とする文化がありますが、その一方で、全く異なる方向からレザーの可能性を追求してきたメゾンも存在します。
その代表格として挙げたいのが、スペイン王室の認める最高峰メゾンであるLOEWE。
1846年、マドリードの革工房を起源に持つLOEWEにとって、レザーはブランドの価値を示すために後から選ばれた高級素材ではありません。
素材を選び、その性質を見極め、最も美しく見える形へと仕立てること。
その積み重ね自体が、メゾンの歴史を形作ってきました。
だからこそLOEWEのレザーウェアには、革を必要以上に強く見せることなく、その質そのものを洋服の魅力へと置き換えたものがあります。
今回ご紹介するのは、2000年代頃のスペイン製リバーシブルジャケット。
ベースとなっているのは、リブカラーに短い着丈、フロントボタン、左右のフラップポケットを備えたクラシックなA1スタイルです。
男性服において幾度となく引用されてきた普遍的な型だからこそ、この一着ではLOEWEが選んだ素材の存在が際立ちます。
使用されているのは、品質表示にも羊革と記されたラムレザー。
表面には細かなシボが立ち、手に取ればLOEWEらしい柔軟性を感じますが、メゾンを象徴する極薄のナッパレザーとはまた少し性格が異なります。
決して重量のある革ではない。
それでいて適度な肉感と粒立ちがあり、袖を通したときにもレザーを纏っているという確かな感触が残ります。
身体へ吸い付くようなナッパの優美さとは違い、A1というスポーツジャケットの輪郭を保つだけの骨格を、革そのものが持っている。
肩から袖には柔らかな皺が生まれながら、フラップポケットや身頃の切り替えは端正に残る。
柔和さと革らしい存在感。
その均衡に、長くレザーと向き合ってきたLOEWEの審美眼を感じます。
そして、革質と同様に惹かれるのが、この色。
赤紫を深く沈ませたようなバーガンディは、単純なワインレッドとも少し違います。
細かなシボの山には赤みが現れ、その谷には紫やブラウンが残る。
着用によって生まれた皺や擦れさえも色の濃淡へと溶け込み、均一に整えられた革にはない奥行きを生んでいます。
そこへ合わせたのが、深いブラウンのリブとボタン。
バーガンディとブラウンという近似した色彩だけで全体を組み立てることで、A1が本来持つスポーティーな輪郭に、僅かな艶やかさが加わっています。
また、今回はリバーシブルというのも大きな特徴。
裏面にはダークブラウンのポリエステルを使用し、レザー面と同様にフラップポケットを備えることで、こちら側も一着のブルゾンとして成立しています。
裏返した途端、先ほどまでの艶やかな印象は影を潜め、フライトジャケットやスポーツウェアを思わせる軽快な表情へ。
ポリエステル特有の鈍い光沢と細かな皺によって、同じフラップポケットやリブ、ボタンの配置さえ、今度は機能服のディテールとして見えてきます。
二つの面で全く違うデザインを用意しているわけではありません。
同じA1という輪郭を、片面では上質なラムレザー、もう片面では軽量なポリエステルで仕立てる。
素材を反転させるだけで、ラグジュアリーとスポーツという異なる文脈を往来する。
クラシックな男性服を土台としながら、スポーツウェアや機能素材がラグジュアリーの領域へ自然に入り込んでいった2000年代という時代を考えても、この距離感は興味深いものがあります。
そして何より面白いのは、これだけ上質なラムレザーを使いながら、それを裏側へ隠して着るという選択肢まで用意されていること。
革の良さを常に表へ掲げるのではなく、ある日はその色彩と質感を存分に楽しみ、ある日は贅沢なレザーを内側へしまい込んで、何気ないスポーツブルゾンとして袖を通す。
一着の価値を一つの見え方に固定しないところにも、LOEWEらしい洒脱さを感じます。
革を知るメゾンが、完成されたA1という様式を借りながら、その魅力を素材によって二つの方向へ展開した一着。
レザーを纏う高揚感も、それをあえて見せない贅沢も。
表と裏を行き来しながら、そのどちらも長く楽しんでいただけたらと思います。
Measurement : サイズ情報
表記:Unknown (日本メンズサイズ M-L 相当)
平置き採寸 : 肩幅 49cm 身幅 61cm 着丈 66cm 袖丈 68cm
Condition :商品状態
所々にヴィンテージレザーの着用感こそございますが、目立つダメージのないグッドコンディション。
表面下部のボタンのみ欠損しております。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
