recollection vintage

[90's] "AGNONA" Textured Cotton Shirt (Made in Italy)

¥44,000 ($286.39)

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Brand : AGNONA
Material : Cotton 100%
Color : Beige
Size : Unknown
Model : 172cm 55kg

メンズウェアにおける優れたテキスタイルブランドを辿ると、その多くがドレスウェアとの深い関係へ行き着きます。
テーラリングのための服地を作り、スーツという構築的な衣服の中で素材を磨いてきた歴史。それはメンズの上質な服を考える上で、ひとつの大きな系譜と言えるでしょう。

一方で、AGNONAは少し異なる場所からラグジュアリーを築いてきたブランドです。

1953年、イタリア北部ボルゴセージアでテキスタイルメーカーとして創業。
カシミアやアルパカ、キャメルといった上質な天然繊維を扱い、その服地はDior、Givenchy、Chanel、Balmainをはじめとする名だたるメゾンへ供給されてきました。
サルトリアーレの構築性を出発点とするのではなく、繊維そのものの質感や柔らかさ、身体に触れたときの心地良さを追求してきたことが、AGNONAというブランドの根幹を成しています。

その出自を知ると、旧いAGNONAのメンズウェアに見られる独特のプロポーションにも納得がいきます。

今回ご紹介するのは、1990年代頃と推察するCotton Shirt。


肩を自然に落とす大きな身幅に、身体を締め付けないゆとりのある袖。
テーラリングを基準として身体の輪郭を整えるのではなく、上質な生地をたっぷりと身体の周囲へ置き、その動きや肌触りまで含めて服を成立させる。
端正でありながらどこか力の抜けた、AGNONAならではのリラックスラグジュアリーを感じさせるプロポーションです。


そして何より、この一着を特別なものにしているのが100%コットンのファブリック。

遠目には淡いベージュの無地として映りますが、近づいてみるとその印象は大きく変わります。
表面にはニットを思わせる極めて細かな組織が規則正しく連なり、一つ一つの目が僅かな凹凸と陰影を作り出している。
典型的なワッフルや鹿の子とも異なり、組織の正確な名称までは判別できないものの、一般的なブロードやポプリンとは明らかに異なる、立体的なコットンファブリックでございます。

柄を描くのではなく、糸がどのように組織されるかによって無地の中に表情を作る。

細かな目の間には僅かな空間が生まれるため、生地には適度な厚みを感じさせながら硬さがなく、着用すると身体の動きに沿って柔らかく撓みます。
ベージュという抑制された色彩も相まって、離れて見れば極めて簡潔でありながら、距離を縮めるほどテキスタイルの情報量が増していく。
服地そのものを長く追求してきたAGNONAらしい素材の扱い方と言えるでしょう。


デザインもまた、一見した以上に興味深いものです。

ソフトに仕立てられた襟は通常のドレスシャツより小振りで、前立ては表へ主張しない裏前立て。
背面からは一般的なシャツに見られるヨークさえ取り除かれています。
胸元には一つのパッチポケットを残すのみで、装飾と呼べるものはほとんどありません。

しかし、単純に要素を減らしたシャツとも少し違う。

小さく柔らかな襟、簡潔な身頃、ニットを思わせるコットン生地、大きく取られたシルエット。
その関係を眺めていると、ポロシャツをそのまま裾まで開き、シャツへ置き換えたような僅かな違和感が残ります。

この違和感こそが、ミニマルな中でこの服をデザインとして成立させているように思います。



ドレスシャツの文法を研ぎ澄ましたものでも、ニットポロそのものでもない。
双方の境界を曖昧にすることで、シャツでありながらカーディガンのように羽織ることもでき、ボタンを留めれば柔らかなポロシャツの延長として身体に馴染む。
そこへゆったりとしたプロポーションが加わることで、端正さを失わないまま、着る人にスタイリングの余白を残しています。

メンズウェアにおいてラグジュアリーを考えるとき、仕立ての精緻さや構築美だけが答えではありません。

素材を起点として服を考えてきたAGNONAだからこそ、上質なコットンをたっぷりと使い、身体との間に余白を作りながら、必要以上に形を決めないという選択ができる。

テキスタイルから始まったAGNONAが描く、肩肘を張らないラグジュアリー。
その魅力が非常に素直な形で表れた一着ではないでしょうか。

Measurement : サイズ情報

表記:50 (日本メンズサイズ L相当)
平置き採寸: 肩幅 57cm 身幅 61cm 着丈 72cm 袖丈 62cm

Condition :商品状態

目立つダメージのないグッドコンディション。

Attention

・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。

・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。

・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。

・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。

他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。

Brand : AGNONA
Material : Cotton 100%
Color : Beige
Size : Unknown
Model : 172cm 55kg


メンズウェアにおける優れたテキスタイルブランドを辿ると、その多くがドレスウェアとの深い関係へ行き着きます。
テーラリングのための服地を作り、スーツという構築的な衣服の中で素材を磨いてきた歴史。それはメンズの上質な服を考える上で、ひとつの大きな系譜と言えるでしょう。

一方で、AGNONAは少し異なる場所からラグジュアリーを築いてきたブランドです。

1953年、イタリア北部ボルゴセージアでテキスタイルメーカーとして創業。
カシミアやアルパカ、キャメルといった上質な天然繊維を扱い、その服地はDior、Givenchy、Chanel、Balmainをはじめとする名だたるメゾンへ供給されてきました。
サルトリアーレの構築性を出発点とするのではなく、繊維そのものの質感や柔らかさ、身体に触れたときの心地良さを追求してきたことが、AGNONAというブランドの根幹を成しています。

その出自を知ると、旧いAGNONAのメンズウェアに見られる独特のプロポーションにも納得がいきます。

今回ご紹介するのは、1990年代頃と推察するCotton Shirt。


肩を自然に落とす大きな身幅に、身体を締め付けないゆとりのある袖。
テーラリングを基準として身体の輪郭を整えるのではなく、上質な生地をたっぷりと身体の周囲へ置き、その動きや肌触りまで含めて服を成立させる。
端正でありながらどこか力の抜けた、AGNONAならではのリラックスラグジュアリーを感じさせるプロポーションです。


そして何より、この一着を特別なものにしているのが100%コットンのファブリック。

遠目には淡いベージュの無地として映りますが、近づいてみるとその印象は大きく変わります。
表面にはニットを思わせる極めて細かな組織が規則正しく連なり、一つ一つの目が僅かな凹凸と陰影を作り出している。
典型的なワッフルや鹿の子とも異なり、組織の正確な名称までは判別できないものの、一般的なブロードやポプリンとは明らかに異なる、立体的なコットンファブリックでございます。

柄を描くのではなく、糸がどのように組織されるかによって無地の中に表情を作る。

細かな目の間には僅かな空間が生まれるため、生地には適度な厚みを感じさせながら硬さがなく、着用すると身体の動きに沿って柔らかく撓みます。
ベージュという抑制された色彩も相まって、離れて見れば極めて簡潔でありながら、距離を縮めるほどテキスタイルの情報量が増していく。
服地そのものを長く追求してきたAGNONAらしい素材の扱い方と言えるでしょう。



デザインもまた、一見した以上に興味深いものです。

ソフトに仕立てられた襟は通常のドレスシャツより小振りで、前立ては表へ主張しない裏前立て。
背面からは一般的なシャツに見られるヨークさえ取り除かれています。
胸元には一つのパッチポケットを残すのみで、装飾と呼べるものはほとんどありません。

しかし、単純に要素を減らしたシャツとも少し違う。

小さく柔らかな襟、簡潔な身頃、ニットを思わせるコットン生地、大きく取られたシルエット。
その関係を眺めていると、ポロシャツをそのまま裾まで開き、シャツへ置き換えたような僅かな違和感が残ります。

この違和感こそが、ミニマルな中でこの服をデザインとして成立させているように思います。



ドレスシャツの文法を研ぎ澄ましたものでも、ニットポロそのものでもない。
双方の境界を曖昧にすることで、シャツでありながらカーディガンのように羽織ることもでき、ボタンを留めれば柔らかなポロシャツの延長として身体に馴染む。
そこへゆったりとしたプロポーションが加わることで、端正さを失わないまま、着る人にスタイリングの余白を残しています。

メンズウェアにおいてラグジュアリーを考えるとき、仕立ての精緻さや構築美だけが答えではありません。

素材を起点として服を考えてきたAGNONAだからこそ、上質なコットンをたっぷりと使い、身体との間に余白を作りながら、必要以上に形を決めないという選択ができる。

テキスタイルから始まったAGNONAが描く、肩肘を張らないラグジュアリー。
その魅力が非常に素直な形で表れた一着ではないでしょうか。


Measurement : サイズ情報

表記:50 (日本メンズサイズ L相当)
平置き採寸: 肩幅 57cm 身幅 61cm 着丈 72cm 袖丈 62cm

Condition :商品状態

目立つダメージのないグッドコンディション。

Attention

・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。

・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。

・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。

・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。

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