[Early 00's] "EMPORIO ARMANI" Virgin Wool Zip Neck Sweater (Made in Italy)
¥39,600 ($256.96)
Brand : EMPORIO ARMANI
Material : Virgin Wool 100%
Color : Black
Size : 52
Model : 172cm 55kg
ローゲージのウールニットと聞けば、どこか素朴で、重厚なものを想像するでしょう。
太い糸が作る凹凸や豊かな厚みは、長く防寒着として親しまれてきたニットウェアの原初的な魅力でもあり、その質感を活かすためにケーブルやアラン模様といった装飾的な編み柄が用いられることも少なくありません。
今回ご紹介するEMPORIO ARMANIの一着は、そうしたローゲージニットの力強さを残しながら、その印象を極めて都会的な方向へと転換しています。
2000年代初頭頃と推察する、イタリア製のヴァージンウールニット。
製造表記にはArmaniの生産を担ったANTINEA SRLの名が入り、素材には100%ヴァージンウールが使用されています。
まず惹かれるのは、黒一色の中に浮かび上がる圧倒的な編地の存在感でしょう。
ひとつひとつの編み目が立体的に連続する肉厚なローゲージでありながら、触れてみると驚くほど弾力があり、硬さとは無縁のもっちりとした質感。
重量や厚みだけで迫るヘビーなニットとは異なり、手で掴むと沈み込みながら柔らかく戻るような感触があり、豊富な糸量そのものが心地良さへと変換されています。
この素材に対して、ケーブルや柄といった分かりやすい装飾を加えていないことも重要です。均一な編み組織を広い面積で使うことで、意匠となるのは糸そのものが生み出す陰影。
黒という色彩を選ぶことで編地の立体感だけが残され、肉厚なウールが持つ素朴さは削ぎ落とされています。
そして、その大きな面を崩す唯一とも言えるディテールが、首元から左肩へ斜めに走るジップ。
本来であればセンターへ配置されるハーフジップを身体の中心から外すことで、正面にはほとんど何も残されていません。
ジップを閉じれば、太いリブによる高めのネックと黒い編地が連続する非常に端正な姿。
一方で開けば首元の片側だけが解放され、左右対称だった輪郭に突如として歪みが生まれます。
機能として必要な開口部を、そのまま造形へ転換した設計と言えるでしょう。
この感覚には、アルマーニが長く向き合ってきた「構築」と「柔らかさ」の関係がよく表れているように思います。
身体の形を服によって強く規定するのではなく、素材そのものに十分な量と柔らかさを与え、着ることで輪郭を完成させる。
今回のニットも、肩から身頃にかけてゆとりを持たせながら、肉厚な編地を硬く立たせることはありません。
もっちりとしたウールが身体を包み、丸みを帯びながら落ちることで、大きなシルエットにも不思議な軽さが生まれています。
クラシックなヴァージンウール、原始的とも言えるローゲージの編地、それとは対照的なアシンメトリーのジップ。
異なる性格を持つ要素を組み合わせながら、完成した姿はあくまで簡潔です。
新しい素材を使うことだけがモダンなのではなく、馴染み深い素材をどう扱い、どこに線を引き、どこを取り除くのか。
肉厚なウールの魅力を存分に残しながら、その構造をわずかにずらすことで現代的な衣服へと更新する。
ローゲージニットという普遍的な存在に、EMPORIO ARMANIらしい素材への審美眼と造形感覚が凝縮された一着でございます。
Measurements:サイズ情報
Size : 52(日本メンズサイズ L相当)
平置き採寸 : 裄丈 96cm 身幅 59cm 着丈 64cm 脇下袖丈 59cm
Condition :商品状態
全体的に着用感がございます。
写真にてご確認ください。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
Brand : EMPORIO ARMANI
Material : Virgin Wool 100%
Color : Black
Size : 52
Model : 172cm 55kg
ローゲージのウールニットと聞けば、どこか素朴で、重厚なものを想像するでしょう。
太い糸が作る凹凸や豊かな厚みは、長く防寒着として親しまれてきたニットウェアの原初的な魅力でもあり、その質感を活かすためにケーブルやアラン模様といった装飾的な編み柄が用いられることも少なくありません。
今回ご紹介するEMPORIO ARMANIの一着は、そうしたローゲージニットの力強さを残しながら、その印象を極めて都会的な方向へと転換しています。
2000年代初頭頃と推察する、イタリア製のヴァージンウールニット。
製造表記にはArmaniの生産を担ったANTINEA SRLの名が入り、素材には100%ヴァージンウールが使用されています。
まず惹かれるのは、黒一色の中に浮かび上がる圧倒的な編地の存在感でしょう。
ひとつひとつの編み目が立体的に連続する肉厚なローゲージでありながら、触れてみると驚くほど弾力があり、硬さとは無縁のもっちりとした質感。
重量や厚みだけで迫るヘビーなニットとは異なり、手で掴むと沈み込みながら柔らかく戻るような感触があり、豊富な糸量そのものが心地良さへと変換されています。
この素材に対して、ケーブルや柄といった分かりやすい装飾を加えていないことも重要です。均一な編み組織を広い面積で使うことで、意匠となるのは糸そのものが生み出す陰影。
黒という色彩を選ぶことで編地の立体感だけが残され、肉厚なウールが持つ素朴さは削ぎ落とされています。
そして、その大きな面を崩す唯一とも言えるディテールが、首元から左肩へ斜めに走るジップ。
本来であればセンターへ配置されるハーフジップを身体の中心から外すことで、正面にはほとんど何も残されていません。
ジップを閉じれば、太いリブによる高めのネックと黒い編地が連続する非常に端正な姿。
一方で開けば首元の片側だけが解放され、左右対称だった輪郭に突如として歪みが生まれます。
機能として必要な開口部を、そのまま造形へ転換した設計と言えるでしょう。
この感覚には、アルマーニが長く向き合ってきた「構築」と「柔らかさ」の関係がよく表れているように思います。
身体の形を服によって強く規定するのではなく、素材そのものに十分な量と柔らかさを与え、着ることで輪郭を完成させる。
今回のニットも、肩から身頃にかけてゆとりを持たせながら、肉厚な編地を硬く立たせることはありません。
もっちりとしたウールが身体を包み、丸みを帯びながら落ちることで、大きなシルエットにも不思議な軽さが生まれています。
クラシックなヴァージンウール、原始的とも言えるローゲージの編地、それとは対照的なアシンメトリーのジップ。
異なる性格を持つ要素を組み合わせながら、完成した姿はあくまで簡潔です。
新しい素材を使うことだけがモダンなのではなく、馴染み深い素材をどう扱い、どこに線を引き、どこを取り除くのか。
肉厚なウールの魅力を存分に残しながら、その構造をわずかにずらすことで現代的な衣服へと更新する。
ローゲージニットという普遍的な存在に、EMPORIO ARMANIらしい素材への審美眼と造形感覚が凝縮された一着でございます。
Measurements:サイズ情報
Size : 52(日本メンズサイズ L相当)
平置き採寸 : 裄丈 96cm 身幅 59cm 着丈 64cm 脇下袖丈 59cm
Condition :商品状態
全体的に着用感がございます。
写真にてご確認ください。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
