recollection vintage

[80's] "NINO CERRUTI" 2-Pleat Wide Leg Trousers (Made in Italy)

¥36,300 ($234.27)

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Brand : NINO CERRUTI
Material : Linen -Probably-
Color : Pale Blue Gray
Size : 48
Model : 172cm 55kg

Nino Cerrutiは、デザイナーである以前にテキスタイルの人間でした。

1881年にイタリア・Biellaで創業した毛織物工場を家業に持ち、若くしてその経営を引き継いだ後も、素材の研究と開発を続けながら自身の服作りへと領域を広げていった人物。
1960年代以降、男性服に求められていた重厚な構築性を少しずつ解きほぐし、より軽く、身体とともに動くエレガンスを模索していきます。

そんな背景を知ったうえで古いNINO CERRUTIの洋服に触れると、デザインより先に生地へ目を奪われることがあります。

今回ご紹介するトラウザーズも、まさしくその類でしょう。


淡いブルーとグレー、僅かなグリーンを混ぜ合わせたような、言葉ひとつでは捉えきれない色彩。
近くで見ると異なる濃淡の糸が細かく交差し、ところどころには節のような不均一さが現れています。
遠目には細かなストライプのようにも映りますが、柄を後から与えたというより、糸そのものの太さや色、織りの変化によって縦方向の表情を作り出したファブリックです。

品質表示が失われているため、正確な組成については分かりません。

乾いた表情や不均一な糸節から想像するならば、まず思い浮かぶのはリネン。
しかし実際に生地を動かしてみると、それだけでは説明しきれない滑らかさがあり、光を受けた表面には仄かな艶まで現れます。

細番手の上質なリネンを巧みに織り上げたものなのか。
あるいはそこへシルクのような繊維を交え、乾いた質感の奥にしなやかさを与えているのか。

今となってはその答えを確かめる術はありませんが、むしろ素材の名前を知るより先に、目と手がその質感に惹かれてしまう。
テキスタイルから服を考えてきたCERRUTIの一本として、その正体を想像する余地まで含めて興味深いファブリックではないでしょうか。



仕立ては、フロントに深く取られた2本のプリーツを起点とするワイドレッグ。

股上を深く設け、腰からワタリへ惜しみなく生地を使いながら、膝下にも強い絞りを加えていません。
裾まで十分な幅を残しているため、平置きで見ればかなり大きな輪郭ですが、身体を入れた途端にその印象は変化します。

プリーツから解放された生地が横へ張り出すことなく、そのまま脚に沿って下へ流れていく。

歩けば細かな織りの陰影が揺れ、足元に生地が溜まれば柔らかな皺が生まれる。
これほど豊かな分量を持ちながら重たさを感じさせないのは、パターンだけではなく、この得体の知れないほど滑らかなファブリックがあってこそでしょう。

ウエストには通常のフロント開きに加えて、左腰へボタン留めのタブを配置。
サイドのスラッシュポケットやバックの玉縁ポケットと合わせ、クラシックなドレストラウザーズを骨格としながら、僅かにスポーティな要素が入り込んでいます。

厳格なドレスウェアとして完成させるのではなく、仕立ての美しさを保ったまま日常へ引き寄せる。
そのバランスには、Nino Cerrutiが長く追求したリラックスした男性服の在り方がよく表れているように思います。


ブランドタグやディテールから推測するに、年代は1980年代頃。

当時のNino Cerrutiが試みていたのは、単純に服を柔らかく、大きくすることではありません。
優れた素材が本来持っている動きを妨げず、それを身体の上でどのように美しく見せるか。
構築することで形を作るのではなく、生地の性質そのものをシルエットの一部として扱うことでした。

だからこそ、このパンツは立っている時より、穿いた時の方が美しい。

リネンを思わせる素朴な糸の表情と、シルクを想像させる流麗なドレープ。
粗野にもなり得る天然素材らしい質感を、たっぷりとした2プリーツのシルエットによって都会的なトラウザーズへと昇華する。

素材の正体は分からなくとも、その生地を選び、この形に仕立てた理由ならば、穿いた姿から十分に想像することができます。

テキスタイルを起点に男性服を変えていったNino Cerruti。
その審美眼を、色彩、質感、そして歩くたびに生まれる生地の動きから感じていただきたい一本でございます。

Measurement : サイズ情報

表記 : 48 (日本メンズサイズ 32inch相当)
平置き寸法 : ウエスト 83cm 股上 29cm 股下 81cm 渡り幅 31cm 裾幅 23cm

Condition :商品状態

股周りに経年変化が強く見られます。
写真にてお確かめください。

Attention

・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。

・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。

・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。

・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。

他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。

Brand : NINO CERRUTI
Material : Linen -Probably-
Color : Pale Blue Gray
Size : 48
Model : 172cm 55kg


Nino Cerrutiは、デザイナーである以前にテキスタイルの人間でした。

1881年にイタリア・Biellaで創業した毛織物工場を家業に持ち、若くしてその経営を引き継いだ後も、素材の研究と開発を続けながら自身の服作りへと領域を広げていった人物。
1960年代以降、男性服に求められていた重厚な構築性を少しずつ解きほぐし、より軽く、身体とともに動くエレガンスを模索していきます。

そんな背景を知ったうえで古いNINO CERRUTIの洋服に触れると、デザインより先に生地へ目を奪われることがあります。

今回ご紹介するトラウザーズも、まさしくその類でしょう。


淡いブルーとグレー、僅かなグリーンを混ぜ合わせたような、言葉ひとつでは捉えきれない色彩。
近くで見ると異なる濃淡の糸が細かく交差し、ところどころには節のような不均一さが現れています。
遠目には細かなストライプのようにも映りますが、柄を後から与えたというより、糸そのものの太さや色、織りの変化によって縦方向の表情を作り出したファブリックです。

品質表示が失われているため、正確な組成については分かりません。

乾いた表情や不均一な糸節から想像するならば、まず思い浮かぶのはリネン。
しかし実際に生地を動かしてみると、それだけでは説明しきれない滑らかさがあり、光を受けた表面には仄かな艶まで現れます。

細番手の上質なリネンを巧みに織り上げたものなのか。
あるいはそこへシルクのような繊維を交え、乾いた質感の奥にしなやかさを与えているのか。

今となってはその答えを確かめる術はありませんが、むしろ素材の名前を知るより先に、目と手がその質感に惹かれてしまう。
テキスタイルから服を考えてきたCERRUTIの一本として、その正体を想像する余地まで含めて興味深いファブリックではないでしょうか。




仕立ては、フロントに深く取られた2本のプリーツを起点とするワイドレッグ。

股上を深く設け、腰からワタリへ惜しみなく生地を使いながら、膝下にも強い絞りを加えていません。
裾まで十分な幅を残しているため、平置きで見ればかなり大きな輪郭ですが、身体を入れた途端にその印象は変化します。

プリーツから解放された生地が横へ張り出すことなく、そのまま脚に沿って下へ流れていく。

歩けば細かな織りの陰影が揺れ、足元に生地が溜まれば柔らかな皺が生まれる。
これほど豊かな分量を持ちながら重たさを感じさせないのは、パターンだけではなく、この得体の知れないほど滑らかなファブリックがあってこそでしょう。

ウエストには通常のフロント開きに加えて、左腰へボタン留めのタブを配置。
サイドのスラッシュポケットやバックの玉縁ポケットと合わせ、クラシックなドレストラウザーズを骨格としながら、僅かにスポーティな要素が入り込んでいます。

厳格なドレスウェアとして完成させるのではなく、仕立ての美しさを保ったまま日常へ引き寄せる。
そのバランスには、Nino Cerrutiが長く追求したリラックスした男性服の在り方がよく表れているように思います。



ブランドタグやディテールから推測するに、年代は1980年代頃。

当時のNino Cerrutiが試みていたのは、単純に服を柔らかく、大きくすることではありません。
優れた素材が本来持っている動きを妨げず、それを身体の上でどのように美しく見せるか。
構築することで形を作るのではなく、生地の性質そのものをシルエットの一部として扱うことでした。

だからこそ、このパンツは立っている時より、穿いた時の方が美しい。

リネンを思わせる素朴な糸の表情と、シルクを想像させる流麗なドレープ。
粗野にもなり得る天然素材らしい質感を、たっぷりとした2プリーツのシルエットによって都会的なトラウザーズへと昇華する。

素材の正体は分からなくとも、その生地を選び、この形に仕立てた理由ならば、穿いた姿から十分に想像することができます。

テキスタイルを起点に男性服を変えていったNino Cerruti。
その審美眼を、色彩、質感、そして歩くたびに生まれる生地の動きから感じていただきたい一本でございます。

Measurement : サイズ情報

表記 : 48 (日本メンズサイズ 32inch相当)
平置き寸法 : ウエスト 83cm 股上 29cm 股下 81cm 渡り幅 31cm 裾幅 23cm

Condition :商品状態

股周りに経年変化が強く見られます。
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Attention

・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。

・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。

・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。

・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。

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