[80's] "The Scotch House by Ballantyne of Peebles" Pure Cashmere V-Neck Cardigan (Made in Scotland)
¥33,000 ($210.36)
Brand:Ballantyne
Color:Grey
Material : Pure Cashmere
Size:Unknown
Model:172cm 55kg
スコットランドのカシミアニットを語る上で、Ballantyneは欠かすことのできない存在です。
スコティッシュ・ボーダーズのPeeblesを拠点に、20世紀を通してカシミアニットの名門として地位を築いてきたBallantyne。
その評価を支えたのは、上質な原料を用いることはもちろん、柔らかなカシミアを均整の取れた編み地へ仕上げ、さらに身体に沿う一着の衣服へ成形するまでを担う、高度なニッティングの技術にありました。
後にHERMÈSのニットウェアとも深く結び付けて語られるメーカーであることを考えても、Ballantyneの仕事は単に「良いカシミアを使う」という言葉だけでは説明しきれません。
HERMÈSのように素材への審美眼を持つメゾンが求めるのは、原料の格だけでなく、その素材が本来持つ美しさを損なわず衣服へ変換できる技術。
Ballantyneが培ってきたニッティングには、その要求に応え得るだけの完成度がありました。
今回ご紹介するのは、そんなBallantyne of PeeblesがThe Scotch Houseのために製作した、1980年代頃と見られるピュアカシミアカーディガン。
使われているのは、古いスコットランド製カシミアらしい、しっかりとした肉感を備えた編み地。
軽さや強い起毛によって柔らかさを演出する方向とは異なり、細かな編み目を密に揃えることで、生地そのものに厚みと弾力を持たせています。
手に取った瞬間にはまず確かな密度があり、それでいて身体へ乗せるとカシミアらしく柔らかく馴染む。
この相反する感覚を成立させているのが、Ballantyneのニッティングです。
特に美しいのが肩周り。
肩からアームホールに沿って編み目を追っていくと、規則正しい減らし目によって緩やかな傾斜が作られていることが分かります。
布帛のように平面の生地を裁断して身体の形へ近づけるのではなく、編みながら目数を変化させることで、最初からニットそのものに立体を与えていく。
肉厚なカシミアでありながら肩に余計な厚みが生まれず、袖へ向かう線がこれほど滑らかなのも、この成形があってこそでしょう。
Vネックから前立て、パッチポケット、裾、そして長く設けられた袖口のリブに至るまで、装飾らしいものはほとんどありません。
その代わり、編み地の密度や減らし目、各部のテンションを変えることで、一色のカシミアの中に必要な輪郭を作っています。
優れた原料を選ぶことと、その原料を美しい服にすることは、本来別の技術です。
柔らかなカシミアを均一に編み上げ、寸法を安定させながら、必要な場所だけ目数を操作して身体へ沿わせる。
素材の贅沢を、着心地と造形の美しさへ変換する。
Ballantyneが単なるカシミアブランドではなく、優れたニットメーカーとして評価されてきた理由は、こうした何気ない箇所にこそ現れています。
そして今回の一着では、レディースとして設計されたプロポーションが現在の感覚で見ると非常に面白い。
肩幅と身幅はコンパクトに収められ、深いVネックから裾まで身体に近い位置を通る一方、袖には柔らかな分量を残し、長いリブによって手首で端正に収束させています。
本来女性が着れば、極めてオーセンティックなカシミアカーディガン。
しかし男性が袖を通すことで、そのコンパクトさは別の意味を持ち始めます。
ヴィンテージのメンズニットに見られる大きな身幅や長い着丈とは異なり、肩が収まり、身頃も身体の近くを通る。
そのシャープな寸法に、昔のスコティッシュカシミアならではの肉厚な質感が重なることで、単に小さなカーディガンを着ているのではない、意図的にプロポーションを詰めたようなモダンな佇まいが生まれています。
172cmのモデルが着用しても、深いVゾーンが縦の線を作ることで窮屈な印象はなく、ワイドトラウザーなど分量のあるボトムスとの対比も非常に綺麗です。
ライトグレーのカシミア、Vネック、5つのボタンと二つのポケット。
構成だけを見れば、これ以上ないほど普遍的なカーディガンでしょう。
それでも肩の減らし目を眺め、編み地に触れ、実際に身体へ通してみれば、その何気なさを成立させるためにどれだけの技術が使われているのかが少しずつ見えてくる。
Ballantyneの魅力は、特別なカシミアを特別な服に見せることではなく、それほどの素材と技術を、ごく自然な日常着へ収めてしまうこと。
長い時間を経てもなおその質を実感できる、スコットランドのニットウェアらしい一着でございます。
Measurement : サイズ情報
表記:Unknown (日本レディースサイズ L, メンズサイズ S相当)
平置き採寸: 肩幅 41cm 身幅 50cm 着丈 64cm 袖丈 62cm
(※袖丈は一度折り返した状態で計測しております。)
Condition :商品状態
全体的に着用感こそございますが、目立つダメージのないコンディション。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
Brand:Ballantyne
Color:Grey
Material : Pure Cashmere
Size:Unknown
Model:172cm 55kg
スコットランドのカシミアニットを語る上で、Ballantyneは欠かすことのできない存在です。
スコティッシュ・ボーダーズのPeeblesを拠点に、20世紀を通してカシミアニットの名門として地位を築いてきたBallantyne。
その評価を支えたのは、上質な原料を用いることはもちろん、柔らかなカシミアを均整の取れた編み地へ仕上げ、さらに身体に沿う一着の衣服へ成形するまでを担う、高度なニッティングの技術にありました。
後にHERMÈSのニットウェアとも深く結び付けて語られるメーカーであることを考えても、Ballantyneの仕事は単に「良いカシミアを使う」という言葉だけでは説明しきれません。
HERMÈSのように素材への審美眼を持つメゾンが求めるのは、原料の格だけでなく、その素材が本来持つ美しさを損なわず衣服へ変換できる技術。
Ballantyneが培ってきたニッティングには、その要求に応え得るだけの完成度がありました。
今回ご紹介するのは、そんなBallantyne of PeeblesがThe Scotch Houseのために製作した、1980年代頃と見られるピュアカシミアカーディガン。
使われているのは、古いスコットランド製カシミアらしい、しっかりとした肉感を備えた編み地。
軽さや強い起毛によって柔らかさを演出する方向とは異なり、細かな編み目を密に揃えることで、生地そのものに厚みと弾力を持たせています。
手に取った瞬間にはまず確かな密度があり、それでいて身体へ乗せるとカシミアらしく柔らかく馴染む。
この相反する感覚を成立させているのが、Ballantyneのニッティングです。
特に美しいのが肩周り。
肩からアームホールに沿って編み目を追っていくと、規則正しい減らし目によって緩やかな傾斜が作られていることが分かります。
布帛のように平面の生地を裁断して身体の形へ近づけるのではなく、編みながら目数を変化させることで、最初からニットそのものに立体を与えていく。
肉厚なカシミアでありながら肩に余計な厚みが生まれず、袖へ向かう線がこれほど滑らかなのも、この成形があってこそでしょう。
Vネックから前立て、パッチポケット、裾、そして長く設けられた袖口のリブに至るまで、装飾らしいものはほとんどありません。
その代わり、編み地の密度や減らし目、各部のテンションを変えることで、一色のカシミアの中に必要な輪郭を作っています。
優れた原料を選ぶことと、その原料を美しい服にすることは、本来別の技術です。
柔らかなカシミアを均一に編み上げ、寸法を安定させながら、必要な場所だけ目数を操作して身体へ沿わせる。
素材の贅沢を、着心地と造形の美しさへ変換する。
Ballantyneが単なるカシミアブランドではなく、優れたニットメーカーとして評価されてきた理由は、こうした何気ない箇所にこそ現れています。
そして今回の一着では、レディースとして設計されたプロポーションが現在の感覚で見ると非常に面白い。
肩幅と身幅はコンパクトに収められ、深いVネックから裾まで身体に近い位置を通る一方、袖には柔らかな分量を残し、長いリブによって手首で端正に収束させています。
本来女性が着れば、極めてオーセンティックなカシミアカーディガン。
しかし男性が袖を通すことで、そのコンパクトさは別の意味を持ち始めます。
ヴィンテージのメンズニットに見られる大きな身幅や長い着丈とは異なり、肩が収まり、身頃も身体の近くを通る。
そのシャープな寸法に、昔のスコティッシュカシミアならではの肉厚な質感が重なることで、単に小さなカーディガンを着ているのではない、意図的にプロポーションを詰めたようなモダンな佇まいが生まれています。
172cmのモデルが着用しても、深いVゾーンが縦の線を作ることで窮屈な印象はなく、ワイドトラウザーなど分量のあるボトムスとの対比も非常に綺麗です。
ライトグレーのカシミア、Vネック、5つのボタンと二つのポケット。
構成だけを見れば、これ以上ないほど普遍的なカーディガンでしょう。
それでも肩の減らし目を眺め、編み地に触れ、実際に身体へ通してみれば、その何気なさを成立させるためにどれだけの技術が使われているのかが少しずつ見えてくる。
Ballantyneの魅力は、特別なカシミアを特別な服に見せることではなく、それほどの素材と技術を、ごく自然な日常着へ収めてしまうこと。
長い時間を経てもなおその質を実感できる、スコットランドのニットウェアらしい一着でございます。
Measurement : サイズ情報
表記:Unknown (日本レディースサイズ L, メンズサイズ S相当)
平置き採寸: 肩幅 41cm 身幅 50cm 着丈 64cm 袖丈 62cm
(※袖丈は一度折り返した状態で計測しております。)
Condition :商品状態
全体的に着用感こそございますが、目立つダメージのないコンディション。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
