[Late 80's-Early 90's] "David Burnett / Loro Piana Fabric"Wool Cashmere 2-Pleat Trousers (Made in Italy)
¥59,500 ($378.43)
Brand : David Burnett / Loro Piana Fabric
Material : Wool 85%, Cashmere 15%
Color : Dark Olive
Size : 54
Model : 172cm 55kg
カシミアをはじめとする上質な天然繊維の扱いによって、世界的な評価を築いてきたイタリアのテキスタイルメーカー、Loro Piana。
原料そのものの希少性や柔らかさだけを価値とするのではなく、それぞれの繊維が持つ性質を見極め、最終的な衣服の姿までを想定しながら生地へ仕立てていく。
現在では完成されたラグジュアリーメゾンとして広く知られていますが、その根幹には長く培われてきた素材への深い理解があります。
中でもLoro Pianaを象徴する素材のひとつが、やはりカシミアでしょう。
今回ご紹介するトラウザーにも、そのカシミアが15%という割合で使われています。
主体となるのは85%のウール。そこへカシミアを混ぜることで、ウールが本来持っている生地としての安定感を残しながら、表面には柔らかな毛羽と滑らかなタッチが加わっています。
ふっくらと起毛させたフランネルほど表情は曖昧ではなく、かといって一般的な梳毛のドレス生地ほど硬質でもない。
織りの緻密さを感じさせる端正な表面に、細かな毛羽が薄く重なることで、しっとりとした奥行きが生まれています。
指で摘めば適度な肉感があり、決して頼りない生地ではありません。
しかし手を離すと力が抜けるように柔らかく落ち、身体の動きに合わせて滑らかに形を変えていく。
この性質こそ、今回のトラウザーにカシミアが使われている面白さではないでしょうか。
フロントには二本のタックを設け、腰から腿にかけてかなり贅沢に生地を取っています。
股上も深く、ワタリから裾に至るまで十分な太さを残した、当時らしい堂々としたプロポーション。
これだけの分量を硬質なウールで仕立てれば、タックから生まれる膨らみはより構築的に現れ、身体から離れるような力強い輪郭になるはずです。
対して、この一本は大きく取られた腰回りが驚くほど柔らかい。
二本のタックから生まれた分量は横方向へ張り出すことなく、腿を包みながら自重によって下へ流れ、センタークリースへと収束していきます。
歩けば脚の動きから僅かに遅れるように生地が揺れ、立ち止まれば再び縦長の輪郭へ戻っていく。
そこには、ウールだけでは得難いカシミア混ならではのしなやかさが確かに作用しています。
一方で、カシミアだけの柔らかさへ傾いていないことも重要です。
あくまで主体はウールであるため、センタークリースを受け止めるだけの張りが残り、太いシルエットにも輪郭がある。
柔らかく身体へ馴染みながら、ドレストラウザーとして必要な緊張感までは失わない。
その均衡によって、これだけ太いのに野暮ったく見えないシルエットが成立しています。
色はグレーやブラウンを僅かに含んだようなダークオリーブ。
細かな毛羽が光を柔らかく受け止めるため、一面が均一に発色するのではなく、場所によってグレーにもカーキにも見える複雑な色彩です。
奥行きのある色と柔らかな表面が重なることで、クラシックなウールトラウザーにありがちな堅さもありません。
仕立て自体は極めて正統です。
二本のタックにスラントポケット、左右に配されたバックポケット、そして一本通ったセンタークリース。
内側も生成りの腰裏に細いパイピングを走らせ、表から見える部分には余計な装飾を加えていません。
だからこそ、生地の良さがそのままシルエットとして表れています。
布が身体から離れて筒状に立つのではなく、脚の周囲へ柔らかく馴染みながら縦へ落ちる。
この輪郭を眺めていると、良い生地とは単に触って気持ちの良いものではなく、服そのものの形を変えるものなのだと分かります。
カシミアが15%入っているという事実も、単なる高級素材としての付加価値ではありません。
ウールの持つ骨格を残しながら、そこへ柔らかさと膨らみ、そして身体の動きに追従するしなやかさを加える。
それによって、クラシックな2タックトラウザーの大きな分量が、重々しさではなく美しいドレープへと置き換えられています。
シャツやテーラードと合わせればもちろん端正ですが、簡素なニット程度で十分に格好良い。上半身を簡素にするほど、腰から裾まで流れる生地そのものの美しさがよく見えてくるでしょう。
カシミアを使っていることではなく、そのカシミアが一本のトラウザーをどう変えているのか。
Loro Pianaというテキスタイルメーカーの魅力を、触感だけでなくシルエットを通して味わっていただける一本でございます。
Measurement : サイズ情報
表記:54 (日本メンズサイズ 36inch相当)
平置き採寸 : ウエスト 93cm 股上 32cm 股下 75cm わたり幅 35cm 裾幅 25cm
Condition :商品状態
全体的に着用感こございますが、目立つダメージの見られないグッドコンディション。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
Brand : David Burnett / Loro Piana Fabric
Material : Wool 85%, Cashmere 15%
Color : Dark Olive
Size : 54
Model : 172cm 55kg
カシミアをはじめとする上質な天然繊維の扱いによって、世界的な評価を築いてきたイタリアのテキスタイルメーカー、Loro Piana。
原料そのものの希少性や柔らかさだけを価値とするのではなく、それぞれの繊維が持つ性質を見極め、最終的な衣服の姿までを想定しながら生地へ仕立てていく。
現在では完成されたラグジュアリーメゾンとして広く知られていますが、その根幹には長く培われてきた素材への深い理解があります。
中でもLoro Pianaを象徴する素材のひとつが、やはりカシミアでしょう。
今回ご紹介するトラウザーにも、そのカシミアが15%という割合で使われています。
主体となるのは85%のウール。そこへカシミアを混ぜることで、ウールが本来持っている生地としての安定感を残しながら、表面には柔らかな毛羽と滑らかなタッチが加わっています。
ふっくらと起毛させたフランネルほど表情は曖昧ではなく、かといって一般的な梳毛のドレス生地ほど硬質でもない。
織りの緻密さを感じさせる端正な表面に、細かな毛羽が薄く重なることで、しっとりとした奥行きが生まれています。
指で摘めば適度な肉感があり、決して頼りない生地ではありません。
しかし手を離すと力が抜けるように柔らかく落ち、身体の動きに合わせて滑らかに形を変えていく。
この性質こそ、今回のトラウザーにカシミアが使われている面白さではないでしょうか。
フロントには二本のタックを設け、腰から腿にかけてかなり贅沢に生地を取っています。
股上も深く、ワタリから裾に至るまで十分な太さを残した、当時らしい堂々としたプロポーション。
これだけの分量を硬質なウールで仕立てれば、タックから生まれる膨らみはより構築的に現れ、身体から離れるような力強い輪郭になるはずです。
対して、この一本は大きく取られた腰回りが驚くほど柔らかい。
二本のタックから生まれた分量は横方向へ張り出すことなく、腿を包みながら自重によって下へ流れ、センタークリースへと収束していきます。
歩けば脚の動きから僅かに遅れるように生地が揺れ、立ち止まれば再び縦長の輪郭へ戻っていく。
そこには、ウールだけでは得難いカシミア混ならではのしなやかさが確かに作用しています。
一方で、カシミアだけの柔らかさへ傾いていないことも重要です。
あくまで主体はウールであるため、センタークリースを受け止めるだけの張りが残り、太いシルエットにも輪郭がある。
柔らかく身体へ馴染みながら、ドレストラウザーとして必要な緊張感までは失わない。
その均衡によって、これだけ太いのに野暮ったく見えないシルエットが成立しています。
色はグレーやブラウンを僅かに含んだようなダークオリーブ。
細かな毛羽が光を柔らかく受け止めるため、一面が均一に発色するのではなく、場所によってグレーにもカーキにも見える複雑な色彩です。
奥行きのある色と柔らかな表面が重なることで、クラシックなウールトラウザーにありがちな堅さもありません。
仕立て自体は極めて正統です。
二本のタックにスラントポケット、左右に配されたバックポケット、そして一本通ったセンタークリース。
内側も生成りの腰裏に細いパイピングを走らせ、表から見える部分には余計な装飾を加えていません。
だからこそ、生地の良さがそのままシルエットとして表れています。
布が身体から離れて筒状に立つのではなく、脚の周囲へ柔らかく馴染みながら縦へ落ちる。
この輪郭を眺めていると、良い生地とは単に触って気持ちの良いものではなく、服そのものの形を変えるものなのだと分かります。
カシミアが15%入っているという事実も、単なる高級素材としての付加価値ではありません。
ウールの持つ骨格を残しながら、そこへ柔らかさと膨らみ、そして身体の動きに追従するしなやかさを加える。
それによって、クラシックな2タックトラウザーの大きな分量が、重々しさではなく美しいドレープへと置き換えられています。
シャツやテーラードと合わせればもちろん端正ですが、簡素なニット程度で十分に格好良い。上半身を簡素にするほど、腰から裾まで流れる生地そのものの美しさがよく見えてくるでしょう。
カシミアを使っていることではなく、そのカシミアが一本のトラウザーをどう変えているのか。
Loro Pianaというテキスタイルメーカーの魅力を、触感だけでなくシルエットを通して味わっていただける一本でございます。
Measurement : サイズ情報
表記:54 (日本メンズサイズ 36inch相当)
平置き採寸 : ウエスト 93cm 股上 32cm 股下 75cm わたり幅 35cm 裾幅 25cm
Condition :商品状態
全体的に着用感こございますが、目立つダメージの見られないグッドコンディション。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
