[Late 90's-Early 00's] "CLEMENTS RIBEIRO" Pure Cashmere High Neck Sweater by BARRIE (Made in Scotland)
Brand : CLEMENTS RIBEIRO
Material : Cashmere 100%
Color : Charcoal Gray
Size : Unknown
Model : 172cm 55kg
上質なカシミアニットを作ることと、上質なカシミアを使ってファッションを作ること。
その二つは似ているようで、少し違います。
今回ご紹介するのは、CLEMENTS RIBEIROがスコットランドの名門ファクトリー、BARRIEに製作を委ねたピュアカシミアのハイネックニット。
1903年にスコティッシュ・ボーダーズのHawickで創業したBARRIEは、一世紀を超えて高級ニットウェアを手掛けてきたメーカー。
現在ではCHANELのMétiers d’Artを構成するメゾンのひとつとして知られますが、その評価を支えているのは、単純に柔らかなカシミアを編む技術だけではありません。
編地に十分な密度を持たせながら、着用を重ねることで徐々に柔らかさと膨らみを増していく。
その耐久性まで含めたカシミアニットの完成度に、スコットランドのものづくりらしい実直さがあります。
本品もカシミア100%。触れた瞬間だけを目的に毛足を大きく起こしたような質感ではなく、細かな編み目が均一に揃い、柔らかさの奥にきちんとした密度を感じるマテリアルです。
身体から離した状態でも形が崩れすぎず、それでいて袖を通せばカシミアらしく柔らかく馴染んでいく。
この「柔らかいのに頼りないわけではない」という感覚に、BARRIEの仕事がよく表れています。
ただ、それだけなら非常に上質なスコティッシュカシミアで終わるところを、きちんとファッションへ持っていくのがCLEMENTS RIBEIROです。
Suzanne ClementsとInacio RibeiroによるCLEMENTS RIBEIROは、90年代のロンドンで頭角を現したデザイナーデュオ。
彼らが1995年に発表したのが、まさにBARRIEで製作したマルチストライプのカシミアニットでした。
上質である一方、どこか保守的なイメージの強かったカシミアへ鮮やかな色彩とストライプを持ち込み、翌年にはその影響がハイストリートにまで広がるほどの成功を収めます。
後にVogueが、彼らの活躍した時代を「カシミアニットがファッションの表現手段として生まれ変わった瞬間」と振り返ったのも、その影響の大きさをよく表しているでしょう。
色彩や柄、インターシャを巧みに扱いながら、ベースに置かれるのはセーターやツインセットといった、誰もが知っているクラシックな服。
そこへ配色をひとつ加える、柄を衝突させる、プロポーションを少し変える。
よく知っている服の辻褄をほんの少しだけ狂わせることで、見慣れたものをファッションへ変えてしまう。
その軽やかさがCLEMENTS RIBEIROの面白いところです。
実際、Vogueは2002年の時点で彼らのストライプを既に「シグネチャー」として扱い、そのコレクションをロンドンのショーにおける見どころのひとつと評していました。
彼らにとってカシミアは、単に高級で柔らかな素材ではなく、デザインを載せるためのひとつのキャンバスだったのでしょう。
そのCLEMENTS RIBEIROが作ったものとして見ると、この一着は無地であることがむしろ面白い。
装飾の代わりにデザインされているのが、首と肩です。
首元は一般的なタートルネックのように長いリブを折り返すものではなく、やや高さを抑えながら首の周囲へ柔らかく立ち上がるハイネック。
締め付けるというより顔の下にひとつの輪郭を作るような造形で、チャコール一色のニットに僅かな緊張感を与えています。
そこから肩へ視線を移すと、セットインスリーブではなくラグラン。
ネック付近から脇へ斜めに伸びる線によって肩先の位置を固定せず、身体の輪郭を丸く包み込みながら、身頃には十分な分量を残しています。
素材だけならBARRIE、形だけならCLEMENTS RIBEIRO。
それを一着の中で分けて考えられないところに、このニットの良さがあります。
最高品質を目指してカシミアを選び、そこから先は余計なことをしない。
それもひとつの贅沢でしょう。
しかしCLEMENTS RIBEIROは、そこへハイネックとラグランという僅かな意匠を加えています。しかもBARRIEの仕事を隠してしまうほどデザインしない。
無地のチャコールで、カシミア100%。一見すれば極めて普遍的な一枚ですが、肩線を見て、首元を見て、最後に編地へ触れると、それぞれにきちんと理由がある。
良いカシミアを、ただ良いニットで終わらせない。
BARRIEというスコットランドの技術と、CLEMENTS RIBEIROというファッションメゾンの審美眼、その双方がちょうどよい距離で残された一着でございます。
Measurement : サイズ情報
表記:S (日本メンズサイズ M相当)
平置き採寸: 裄丈 85cm 身幅 55cm 着丈 67cm 脇下袖丈 49cm
Condition :商品状態
首元に小さなダメージがございます。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
Brand : CLEMENTS RIBEIRO
Material : Cashmere 100%
Color : Charcoal Gray
Size : Unknown
Model : 172cm 55kg
上質なカシミアニットを作ることと、上質なカシミアを使ってファッションを作ること。
その二つは似ているようで、少し違います。
今回ご紹介するのは、CLEMENTS RIBEIROがスコットランドの名門ファクトリー、BARRIEに製作を委ねたピュアカシミアのハイネックニット。
1903年にスコティッシュ・ボーダーズのHawickで創業したBARRIEは、一世紀を超えて高級ニットウェアを手掛けてきたメーカー。
現在ではCHANELのMétiers d’Artを構成するメゾンのひとつとして知られますが、その評価を支えているのは、単純に柔らかなカシミアを編む技術だけではありません。
編地に十分な密度を持たせながら、着用を重ねることで徐々に柔らかさと膨らみを増していく。
その耐久性まで含めたカシミアニットの完成度に、スコットランドのものづくりらしい実直さがあります。
本品もカシミア100%。触れた瞬間だけを目的に毛足を大きく起こしたような質感ではなく、細かな編み目が均一に揃い、柔らかさの奥にきちんとした密度を感じるマテリアルです。
身体から離した状態でも形が崩れすぎず、それでいて袖を通せばカシミアらしく柔らかく馴染んでいく。
この「柔らかいのに頼りないわけではない」という感覚に、BARRIEの仕事がよく表れています。
ただ、それだけなら非常に上質なスコティッシュカシミアで終わるところを、きちんとファッションへ持っていくのがCLEMENTS RIBEIROです。
Suzanne ClementsとInacio RibeiroによるCLEMENTS RIBEIROは、90年代のロンドンで頭角を現したデザイナーデュオ。
彼らが1995年に発表したのが、まさにBARRIEで製作したマルチストライプのカシミアニットでした。
上質である一方、どこか保守的なイメージの強かったカシミアへ鮮やかな色彩とストライプを持ち込み、翌年にはその影響がハイストリートにまで広がるほどの成功を収めます。
後にVogueが、彼らの活躍した時代を「カシミアニットがファッションの表現手段として生まれ変わった瞬間」と振り返ったのも、その影響の大きさをよく表しているでしょう。
色彩や柄、インターシャを巧みに扱いながら、ベースに置かれるのはセーターやツインセットといった、誰もが知っているクラシックな服。
そこへ配色をひとつ加える、柄を衝突させる、プロポーションを少し変える。
よく知っている服の辻褄をほんの少しだけ狂わせることで、見慣れたものをファッションへ変えてしまう。
その軽やかさがCLEMENTS RIBEIROの面白いところです。
実際、Vogueは2002年の時点で彼らのストライプを既に「シグネチャー」として扱い、そのコレクションをロンドンのショーにおける見どころのひとつと評していました。
彼らにとってカシミアは、単に高級で柔らかな素材ではなく、デザインを載せるためのひとつのキャンバスだったのでしょう。
そのCLEMENTS RIBEIROが作ったものとして見ると、この一着は無地であることがむしろ面白い。
装飾の代わりにデザインされているのが、首と肩です。
首元は一般的なタートルネックのように長いリブを折り返すものではなく、やや高さを抑えながら首の周囲へ柔らかく立ち上がるハイネック。
締め付けるというより顔の下にひとつの輪郭を作るような造形で、チャコール一色のニットに僅かな緊張感を与えています。
そこから肩へ視線を移すと、セットインスリーブではなくラグラン。
ネック付近から脇へ斜めに伸びる線によって肩先の位置を固定せず、身体の輪郭を丸く包み込みながら、身頃には十分な分量を残しています。
素材だけならBARRIE、形だけならCLEMENTS RIBEIRO。
それを一着の中で分けて考えられないところに、このニットの良さがあります。
最高品質を目指してカシミアを選び、そこから先は余計なことをしない。
それもひとつの贅沢でしょう。
しかしCLEMENTS RIBEIROは、そこへハイネックとラグランという僅かな意匠を加えています。しかもBARRIEの仕事を隠してしまうほどデザインしない。
無地のチャコールで、カシミア100%。一見すれば極めて普遍的な一枚ですが、肩線を見て、首元を見て、最後に編地へ触れると、それぞれにきちんと理由がある。
良いカシミアを、ただ良いニットで終わらせない。
BARRIEというスコットランドの技術と、CLEMENTS RIBEIROというファッションメゾンの審美眼、その双方がちょうどよい距離で残された一着でございます。
Measurement : サイズ情報
表記:S (日本メンズサイズ M相当)
平置き採寸: 裄丈 85cm 身幅 55cm 着丈 67cm 脇下袖丈 49cm
Condition :商品状態
首元に小さなダメージがございます。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
