[Mid-Late 90’s] “CHRISTOPHE LEMAIRE” Cotton Wool Check BD Shirt (Made in France)
¥39,600 ($250.44)
Brand : CHRISTOPHE LEMAIRE
Material : Cotton 80% / Wool 20%
Color : Ivory / Multi
Size : 1
Model : 172cm 55kg
クリストフ・ルメールが自身の名を冠したブランドを始めたのは1991年。
後にラコステ、そしてエルメスという二つのメゾンで大きな仕事を残すことになりますが、それよりずっと前、まだ20代だった頃から彼は自分の服を作っていました。
現在まで続くキャリアを振り返ると、ルメールの服は一貫して日常のワードローブから大きく離れません。
シャツやニット、トラウザーズ、コート。
誰もが知っている服を出発点に、身体との距離、生地の落ち方、色同士の曖昧な関係を少しずつ調整していく。
大きな装飾によって新しい服を作るというより、既に存在する服をもう一度見直すようなデザインです。
ただ、90年代のクリストフ・ルメールには、現在まで続くその感覚と同時に、今では少し見えにくくなった若々しさも残されています。
当時の彼について残された記録を辿ると、アフリカやアジア、ヨーロッパの伝統服から、ディスコやファンクまでを横断する自由な感覚と、その一方でテーラーメイドを思わせる正確なカッティングが評価されておりました。
さまざまなものを取り込みながら、服としては端正に整える。
現在のルメールへ繋がるものと、後に少しずつ削ぎ落とされていくもの。
その両方が同居していた時代。
本作は、そんな90年代頃のクリストフ・ルメール。
生成りに近い柔らかなベースへ、オリーブ、グリーン、ボルドー、ブラウン、淡いブルー。
細い線を幾重にも交差させたチェックですが、不思議と柄の強さを感じません。
色数を使いながら、それぞれを僅かに濁らせることで一つのニュアンストーンへ収める。
この曖昧な色彩感覚には、現在まで続くルメールらしさを素直に感じます。
素材はコットン80%、ウール20%。
一般的なコットンブロードのボタンダウンとは異なり、生地には僅かな膨らみと柔らかさがあり、チェックの輪郭までどこか穏やかに映ります。
色だけではなく、服の輪郭にも硬さがありません。
肩から胸まわりには適度な余白を持たせ、背面にはセンターボックスプリーツ。
身体を細く見せるために線を削り込むのではなく、生地そのものを柔らかく落としながら形を作っています。
テーラリングの技術を感じさせながら、それを構築的な方向へ持っていかない。
このソフトな仕立てには、後年さらに洗練されていくルメールの感覚をすでに見つけることができます。
ただし、このシャツを今のルメールと同じ言葉だけで説明してしまうと、少し勿体ないように感じます。
襟はアメリカントラッドを思わせるボタンダウン。
そこへ首元には二つのボタンを縦に配したドゥエボットーニの構成を取り入れ、袖口にも二つのボタンを並べています。
柔らかな生地、曖昧な色彩、力の抜けたシルエットに対して、首元と袖口だけは少し装飾的で、どこか几帳面。
すべてを削ぎ落として終わらせない、この僅かな緩急が面白いところ。
ボタンダウンというアメリカ的な日常着の形に、フランス製のコットンウール、複雑でありながら穏やかなチェック、そして少しドレスの匂いを残したディテール。
一つひとつを取り出せば異なる場所から来た要素でありながら、全体では不思議なほど自然に馴染んでいます。
何か一つの様式をそのまま引用するのではなく、異なる服の文法を混ぜ合わせ、自分の日常着へと置き換えてしまう。
初期のクリストフ・ルメールを知るうえで、このシャツはとても分かりやすい一着かもしれません。
現在なら、もう少し色を絞るかもしれない。
襟元も簡潔にして、ディテールではなく生地とシルエットそのものへ語らせるかもしれません。
けれど、この頃はチェックを使い、襟元にボタンを二つ置く。カフスにも二つ並べる。
それでも決して華美にはならず、ニュアンスのある色彩と柔らかな仕立てによって、最後にはきちんとクリストフ・ルメールの服として収まっています。
今のルメールを知っている我々が過去をのぞいているからこそ魅力的に映るのでは無いでしょうか。
そして違って見える部分まで辿っていくと、現在へ繋がる感覚もしっかり残っている。
現在のルメールが完成された語彙だとすれば、その言葉を選び始めていた頃の服。
今では削ぎ落とされた表現まで残されているからこそ、クリストフ・ルメールというデザイナーが歩んできた時間まで感じられる一着です。
Measurement : サイズ情報
表記:1 (日本メンズサイズ M相当)
平置き寸法 : 肩幅45cm 身幅54cm 着丈73cm 袖丈62cm
Condition :商品状態
全体的なダメージはございませんが、首元に若干汚れがございます。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
Brand : CHRISTOPHE LEMAIRE
Material : Cotton 80% / Wool 20%
Color : Ivory / Multi
Size : 1
Model : 172cm 55kg
クリストフ・ルメールが自身の名を冠したブランドを始めたのは1991年。
後にラコステ、そしてエルメスという二つのメゾンで大きな仕事を残すことになりますが、それよりずっと前、まだ20代だった頃から彼は自分の服を作っていました。
現在まで続くキャリアを振り返ると、ルメールの服は一貫して日常のワードローブから大きく離れません。
シャツやニット、トラウザーズ、コート。
誰もが知っている服を出発点に、身体との距離、生地の落ち方、色同士の曖昧な関係を少しずつ調整していく。
大きな装飾によって新しい服を作るというより、既に存在する服をもう一度見直すようなデザインです。
ただ、90年代のクリストフ・ルメールには、現在まで続くその感覚と同時に、今では少し見えにくくなった若々しさも残されています。
当時の彼について残された記録を辿ると、アフリカやアジア、ヨーロッパの伝統服から、ディスコやファンクまでを横断する自由な感覚と、その一方でテーラーメイドを思わせる正確なカッティングが評価されておりました。
さまざまなものを取り込みながら、服としては端正に整える。
現在のルメールへ繋がるものと、後に少しずつ削ぎ落とされていくもの。
その両方が同居していた時代。
本作は、そんな90年代頃のクリストフ・ルメール。
生成りに近い柔らかなベースへ、オリーブ、グリーン、ボルドー、ブラウン、淡いブルー。
細い線を幾重にも交差させたチェックですが、不思議と柄の強さを感じません。
色数を使いながら、それぞれを僅かに濁らせることで一つのニュアンストーンへ収める。
この曖昧な色彩感覚には、現在まで続くルメールらしさを素直に感じます。
素材はコットン80%、ウール20%。
一般的なコットンブロードのボタンダウンとは異なり、生地には僅かな膨らみと柔らかさがあり、チェックの輪郭までどこか穏やかに映ります。
色だけではなく、服の輪郭にも硬さがありません。
肩から胸まわりには適度な余白を持たせ、背面にはセンターボックスプリーツ。
身体を細く見せるために線を削り込むのではなく、生地そのものを柔らかく落としながら形を作っています。
テーラリングの技術を感じさせながら、それを構築的な方向へ持っていかない。
このソフトな仕立てには、後年さらに洗練されていくルメールの感覚をすでに見つけることができます。
ただし、このシャツを今のルメールと同じ言葉だけで説明してしまうと、少し勿体ないように感じます。
襟はアメリカントラッドを思わせるボタンダウン。
そこへ首元には二つのボタンを縦に配したドゥエボットーニの構成を取り入れ、袖口にも二つのボタンを並べています。
柔らかな生地、曖昧な色彩、力の抜けたシルエットに対して、首元と袖口だけは少し装飾的で、どこか几帳面。
すべてを削ぎ落として終わらせない、この僅かな緩急が面白いところ。
ボタンダウンというアメリカ的な日常着の形に、フランス製のコットンウール、複雑でありながら穏やかなチェック、そして少しドレスの匂いを残したディテール。
一つひとつを取り出せば異なる場所から来た要素でありながら、全体では不思議なほど自然に馴染んでいます。
何か一つの様式をそのまま引用するのではなく、異なる服の文法を混ぜ合わせ、自分の日常着へと置き換えてしまう。
初期のクリストフ・ルメールを知るうえで、このシャツはとても分かりやすい一着かもしれません。
現在なら、もう少し色を絞るかもしれない。
襟元も簡潔にして、ディテールではなく生地とシルエットそのものへ語らせるかもしれません。
けれど、この頃はチェックを使い、襟元にボタンを二つ置く。カフスにも二つ並べる。
それでも決して華美にはならず、ニュアンスのある色彩と柔らかな仕立てによって、最後にはきちんとクリストフ・ルメールの服として収まっています。
今のルメールを知っている我々が過去をのぞいているからこそ魅力的に映るのでは無いでしょうか。
そして違って見える部分まで辿っていくと、現在へ繋がる感覚もしっかり残っている。
現在のルメールが完成された語彙だとすれば、その言葉を選び始めていた頃の服。
今では削ぎ落とされた表現まで残されているからこそ、クリストフ・ルメールというデザイナーが歩んできた時間まで感じられる一着です。
Measurement : サイズ情報
表記:1 (日本メンズサイズ M相当)
平置き寸法 : 肩幅45cm 身幅54cm 着丈73cm 袖丈62cm
Condition :商品状態
全体的なダメージはございませんが、首元に若干汚れがございます。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
