[60-70’s] “European Vintage” Wool Melton Fisherman Smock
Brand : European Vintage
Material : Wool Melton
Color : Dark Green
Size : Unknown
Model:172cm 55kg
服として必要なものだけを残した結果、現代のデザイナーズウェアにも通じるような佇まいへ辿り着いている。
本作の魅力は、まさにそんなところにあります。
ブランドタグは存在せず、目立った装飾もない。
厚手のウールメルトンを大きな身頃へ落とし込み、フードを付け、胸元には一本のririジップを配しただけとも言える極めて簡素な構成。
それを落とし込む骨格は大きく取られた身幅、落ちた肩、身体から距離を置く直線的なパターン。
身体へ服を合わせるというよりも、大きな布の中へ身体を収めるような設計で、着ることで初めて肩から脇、身頃へ柔らかな落ち感が生まれる。
こうしたプロポーションは、後年のシリン・ギルドやエスカンダーをはじめとする、身体と布の距離を重視したデザイナーズウェアにも通じるものがありますが、本作の場合、それは意匠として生まれたものではなく、もっと実直な理由から辿り着いた形だったのでしょう。
フィッシャーマンや港湾作業、寒冷地での労働着を背景に考えると、この極端なまでの簡素さにも理由が見えてきます。
厚手のインナーの上から容易に被ることができ、腕を動かす際にも身体を拘束しない広い身幅。
肩を細かく成形する必要もなく、服の内部に空気を抱えることで保温性を確保する。
見た目を整えるためのパターンではなく、身体を守り、動かしやすくするための構造が、そのままこの独特なシルエットを作っています。
素材に使われているのは、しっかりと厚みのあるウールメルトン。
毛織物を縮絨させることで組織を詰め、風を通しにくくしながらウール本来の保温性を高める。
海軍服や防寒着、ヨーロッパのワークウェアで長く用いられてきたのも、こうした環境への強さが理由です。
本作ではそのメルトンを立体的に細かく裁断するのではなく、大きな面として使っていることが重要となっております。
生地そのものに厚みと重さがあるからこそ、身体へ沿わせなくても自然に形が生まれる。
平置きではほとんど四角に近い簡素な服が、着用すると肩から大きく落ち、身頃に柔らかな膨らみを作る。
この単純さと立体感の差に、古いワークウェアならではの面白さがあります。
胸元にはririのメタルジップ。
深く開閉できるハーフジップは、着脱と体温調節という実用性のためのものですが、装飾がほとんど存在しない本作では、その一本の金属だけが自然とデザインとして浮かび上がります。
袖口はカフスとボタン、裾もリブや強い絞りを設けず、そのままストンと落ちる構成。
身体の輪郭を強制的に作る要素がほとんどありません。
だからこそ今着ても、ヴィンテージワーク特有の野暮ったさへ振れない。
むしろワイドなパンツやテーラード、ミニマルなスタイルの上に重ねた時、その大きな身幅と短すぎない着丈が一枚の布のように収まり、現代的なレイヤードへ自然と馴染みます。
誰が作ったのかも、どの職業のために作られたのかも残されていない。
ただ、機能のために余計なものを削ぎ落とし、素材と身体の関係だけで成立した服だからこそ、時代を越えて見ても新鮮に映る。
匿名のヴィンテージにしか残らない、原始的で美しいプロポーションを楽しんでいただきたい一着です。
Measurements:サイズ情報
表記 : Unknown (日本標準メンズサイズS相当)
平置き採寸 : 肩幅 60cm 身幅 60cm 着丈 64cm 袖丈 51cm
Condition:商品状態
小穴などのないグッドコンディション。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
Brand : European Vintage
Material : Wool Melton
Color : Dark Green
Size : Unknown
Model:172cm 55kg
服として必要なものだけを残した結果、現代のデザイナーズウェアにも通じるような佇まいへ辿り着いている。
本作の魅力は、まさにそんなところにあります。
ブランドタグは存在せず、目立った装飾もない。
厚手のウールメルトンを大きな身頃へ落とし込み、フードを付け、胸元には一本のririジップを配しただけとも言える極めて簡素な構成。
それを落とし込む骨格は大きく取られた身幅、落ちた肩、身体から距離を置く直線的なパターン。
身体へ服を合わせるというよりも、大きな布の中へ身体を収めるような設計で、着ることで初めて肩から脇、身頃へ柔らかな落ち感が生まれる。
こうしたプロポーションは、後年のシリン・ギルドやエスカンダーをはじめとする、身体と布の距離を重視したデザイナーズウェアにも通じるものがありますが、本作の場合、それは意匠として生まれたものではなく、もっと実直な理由から辿り着いた形だったのでしょう。
フィッシャーマンや港湾作業、寒冷地での労働着を背景に考えると、この極端なまでの簡素さにも理由が見えてきます。
厚手のインナーの上から容易に被ることができ、腕を動かす際にも身体を拘束しない広い身幅。
肩を細かく成形する必要もなく、服の内部に空気を抱えることで保温性を確保する。
見た目を整えるためのパターンではなく、身体を守り、動かしやすくするための構造が、そのままこの独特なシルエットを作っています。
素材に使われているのは、しっかりと厚みのあるウールメルトン。
毛織物を縮絨させることで組織を詰め、風を通しにくくしながらウール本来の保温性を高める。
海軍服や防寒着、ヨーロッパのワークウェアで長く用いられてきたのも、こうした環境への強さが理由です。
本作ではそのメルトンを立体的に細かく裁断するのではなく、大きな面として使っていることが重要となっております。
生地そのものに厚みと重さがあるからこそ、身体へ沿わせなくても自然に形が生まれる。
平置きではほとんど四角に近い簡素な服が、着用すると肩から大きく落ち、身頃に柔らかな膨らみを作る。
この単純さと立体感の差に、古いワークウェアならではの面白さがあります。
胸元にはririのメタルジップ。
深く開閉できるハーフジップは、着脱と体温調節という実用性のためのものですが、装飾がほとんど存在しない本作では、その一本の金属だけが自然とデザインとして浮かび上がります。
袖口はカフスとボタン、裾もリブや強い絞りを設けず、そのままストンと落ちる構成。
身体の輪郭を強制的に作る要素がほとんどありません。
だからこそ今着ても、ヴィンテージワーク特有の野暮ったさへ振れない。
むしろワイドなパンツやテーラード、ミニマルなスタイルの上に重ねた時、その大きな身幅と短すぎない着丈が一枚の布のように収まり、現代的なレイヤードへ自然と馴染みます。
誰が作ったのかも、どの職業のために作られたのかも残されていない。
ただ、機能のために余計なものを削ぎ落とし、素材と身体の関係だけで成立した服だからこそ、時代を越えて見ても新鮮に映る。
匿名のヴィンテージにしか残らない、原始的で美しいプロポーションを楽しんでいただきたい一着です。
Measurements:サイズ情報
表記 : Unknown (日本標準メンズサイズS相当)
平置き採寸 : 肩幅 60cm 身幅 60cm 着丈 64cm 袖丈 51cm
Condition:商品状態
小穴などのないグッドコンディション。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
