[40-50’s] “Henri Esders” Woven Stripe Peak Lapel Tailored Jacket
¥36,300 ($229.40)
Brand : Henri Esders
Material : Wool -Probably-
Color : Dark Tone / Brown Stripe
Size : 50
Model:172cm 55kg
テーラリングの美しさとは、単に身体に沿わせることではなく、衣服によって身体の輪郭そのものを美しく造り上げることにあると思います。
とりわけ1940年代から50年代にかけての紳士服には、肩から胸へ豊かな立体感を与えながら、ウエストを大胆に絞り込むことで男性の身体を理想的なプロポーションへと導く、現代の既製服ではなかなか出会えない造形への探究がありました。
この度は、そんな古き良きテーラリングの技術と、現代のモードにも通じる洗練されたデザインが共存する、フランスのアンリ・エスデールによる一着をご紹介いたします。
アンリ・エスデールは19世紀末からパリを中心に紳士服を展開していた歴史ある衣料品店であり、華やかなオートクチュールとは異なる立場から、フランスの人々の日常を彩る洋服を長く扱ってきた存在です。
そんな背景を持つ本作ですが、ひと目で惹きつけられるのは、何よりもその圧倒的なプロポーション。
シングルブレストの3ボタンというオーセンティックな構成でありながら、鋭角に跳ね上がるように張り出したピークドラペルを採用。
広く取られたラペルが胸元に力強い輪郭を与えつつ、深く刻まれたVゾーンにはどこか官能的な美しささえ感じられます。
そして胸元から腰にかけてのシェイプは、ただ細身に仕立てたジャケットとは根本的に異なるもの。
胸には身体を包み込むための分量を残しながら、ウエストへ向かって余分な生地を取り除き、裾では再び自然な広がりを与えることで、身体にメリハリを生み出す立体的なシルエットが成立しています。
テーラリングにおいて、このような美しい曲線を生み出すためには、前身頃のダーツや脇の絞りによる分量調整はもちろん、生地の地の目を意識した裁断、胸元の立体感を保つ芯据え、アイロンによって生地を伸縮させるくせ取りなど、平面的な布を人間の身体へ適合させるための様々な技術が求められます。
特にウエストを大きく絞った際、胸や肩周りの収まりが崩れてしまえば単なる窮屈なジャケットになってしまいますが、本作は肩から胸へと流れる自然なラインを残しながら、腰の位置で明確な抑揚を描いているところに、当時のテーラリングが持つ造形への深い理解を感じます。
また、このシルエットに非常によく調和しているのが、細かな織りの表情によって構成されたストライプのファブリックです。
深い色彩の中にブラウン系の細いラインが規則正しく走り、遠目には落ち着いた印象を与えながら、近くで見ると織りによる陰影が浮かび上がる、実に奥行きのあるテキスタイル。
縦方向へ流れるストライプは身体をすらりと見せるだけでなく、胸からウエストへの曲線を視覚的にも際立たせ、さらに大きなピークドラペルの部分では柄の方向が斜めに切り替わることで、その構築的なカッティングをいっそう印象的なものにしています。
つまり、ファブリックとパターンがそれぞれ独立して美しいのではなく、両者が互いの魅力を引き出し合うことで、この完成された佇まいが生まれているのです。
こうした大胆なピークドラペルや身体の曲線を強調するテーラリングは、決して過去の紳士服だけに閉じたものではありません。
ラフ・シモンズが探究してきた身体と衣服のプロポーション、あるいはハイダー・アッカーマンが見せる、クラシックな仕立てに官能性を与えるアプローチにも通じるものがあり、現代のデザイナーが再解釈してきた造形の美しさが、半世紀以上前の衣服にすでに存在していたことに驚かされます。
クラシックな装いが再びモードの文脈で注目される今、本作のような大きく開いたピークドラペルと強いシェイプ、繊細なストライプの組み合わせは、当時の正統的な紳士服としてだけではなく、むしろ現代的なファッションピースとして一層魅力的に映るのではないでしょうか。
端正なウールトラウザーと合わせてクラシックに装うのはもちろん、ワイドシルエットのパンツやシンプルなカットソーと組み合わせれば、ジャケットそのものが持つ造形の美しさをより鮮明に楽しんでいただけます。
古い時代に培われた仕立ての技術が、時代を超えて新しいファッションの感性と結びついていく。
年代という価値を超え、純粋に一着の洋服としての美しさに惹かれる、そんな稀有なヴィンテージテーラリングをぜひ現代の装いへと取り入れていただきたい逸品でございます。
Measurements:サイズ情報
表記 : Unknown (日本標準メンズサイズL相当)
平置き採寸 : 肩幅 46cm 身幅 52cm 着丈 77cm 袖丈 67cm
Condition:商品状態
左袖に汚れがあり、目立つ小穴こそございませんが、全体的にヴィンテージならではの着用感がございます。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
Brand : Henri Esders
Material : Wool -Probably-
Color : Dark Tone / Brown Stripe
Size : 50
Model:172cm 55kg
テーラリングの美しさとは、単に身体に沿わせることではなく、衣服によって身体の輪郭そのものを美しく造り上げることにあると思います。
とりわけ1940年代から50年代にかけての紳士服には、肩から胸へ豊かな立体感を与えながら、ウエストを大胆に絞り込むことで男性の身体を理想的なプロポーションへと導く、現代の既製服ではなかなか出会えない造形への探究がありました。
この度は、そんな古き良きテーラリングの技術と、現代のモードにも通じる洗練されたデザインが共存する、フランスのアンリ・エスデールによる一着をご紹介いたします。
アンリ・エスデールは19世紀末からパリを中心に紳士服を展開していた歴史ある衣料品店であり、華やかなオートクチュールとは異なる立場から、フランスの人々の日常を彩る洋服を長く扱ってきた存在です。
そんな背景を持つ本作ですが、ひと目で惹きつけられるのは、何よりもその圧倒的なプロポーション。
シングルブレストの3ボタンというオーセンティックな構成でありながら、鋭角に跳ね上がるように張り出したピークドラペルを採用。
広く取られたラペルが胸元に力強い輪郭を与えつつ、深く刻まれたVゾーンにはどこか官能的な美しささえ感じられます。
そして胸元から腰にかけてのシェイプは、ただ細身に仕立てたジャケットとは根本的に異なるもの。
胸には身体を包み込むための分量を残しながら、ウエストへ向かって余分な生地を取り除き、裾では再び自然な広がりを与えることで、身体にメリハリを生み出す立体的なシルエットが成立しています。
テーラリングにおいて、このような美しい曲線を生み出すためには、前身頃のダーツや脇の絞りによる分量調整はもちろん、生地の地の目を意識した裁断、胸元の立体感を保つ芯据え、アイロンによって生地を伸縮させるくせ取りなど、平面的な布を人間の身体へ適合させるための様々な技術が求められます。
特にウエストを大きく絞った際、胸や肩周りの収まりが崩れてしまえば単なる窮屈なジャケットになってしまいますが、本作は肩から胸へと流れる自然なラインを残しながら、腰の位置で明確な抑揚を描いているところに、当時のテーラリングが持つ造形への深い理解を感じます。
また、このシルエットに非常によく調和しているのが、細かな織りの表情によって構成されたストライプのファブリックです。
深い色彩の中にブラウン系の細いラインが規則正しく走り、遠目には落ち着いた印象を与えながら、近くで見ると織りによる陰影が浮かび上がる、実に奥行きのあるテキスタイル。
縦方向へ流れるストライプは身体をすらりと見せるだけでなく、胸からウエストへの曲線を視覚的にも際立たせ、さらに大きなピークドラペルの部分では柄の方向が斜めに切り替わることで、その構築的なカッティングをいっそう印象的なものにしています。
つまり、ファブリックとパターンがそれぞれ独立して美しいのではなく、両者が互いの魅力を引き出し合うことで、この完成された佇まいが生まれているのです。
こうした大胆なピークドラペルや身体の曲線を強調するテーラリングは、決して過去の紳士服だけに閉じたものではありません。
ラフ・シモンズが探究してきた身体と衣服のプロポーション、あるいはハイダー・アッカーマンが見せる、クラシックな仕立てに官能性を与えるアプローチにも通じるものがあり、現代のデザイナーが再解釈してきた造形の美しさが、半世紀以上前の衣服にすでに存在していたことに驚かされます。
クラシックな装いが再びモードの文脈で注目される今、本作のような大きく開いたピークドラペルと強いシェイプ、繊細なストライプの組み合わせは、当時の正統的な紳士服としてだけではなく、むしろ現代的なファッションピースとして一層魅力的に映るのではないでしょうか。
端正なウールトラウザーと合わせてクラシックに装うのはもちろん、ワイドシルエットのパンツやシンプルなカットソーと組み合わせれば、ジャケットそのものが持つ造形の美しさをより鮮明に楽しんでいただけます。
古い時代に培われた仕立ての技術が、時代を超えて新しいファッションの感性と結びついていく。
年代という価値を超え、純粋に一着の洋服としての美しさに惹かれる、そんな稀有なヴィンテージテーラリングをぜひ現代の装いへと取り入れていただきたい逸品でございます。
Measurements:サイズ情報
表記 : Unknown (日本標準メンズサイズL相当)
平置き採寸 : 肩幅 46cm 身幅 52cm 着丈 77cm 袖丈 67cm
Condition:商品状態
左袖に汚れがあり、目立つ小穴こそございませんが、全体的にヴィンテージならではの着用感がございます。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
