[80’s] “YVES SAINT LAURENT” Herringbone Wool Tweed Double Breasted Coat
¥77,000 ($487.75)
Brand : YVES SAINT LAURENT / Murray Hill Collection
Material : Wool 100%
Color : Grey
Size : Unknown
Model : 172cm 55kg
クラシックな衣服の持つ美しさを深く理解しながら、その輪郭を大胆に変えることで、20世紀のモードに新たな価値観をもたらしたイヴ・サンローラン。
1966年に発表したル・スモーキングに象徴されるように、彼にとってテーラリングとは、単に身体を整えるための技術ではなく、人間の佇まいそのものを美しく表現するための重要な手段でした。
男性服が培ってきた構築的な美しさを、女性の身体へと持ち込むことで生まれた新しいエレガンス。
その革新性は、既存の服飾文化を否定するのではなく、伝統を熟知しているからこそ成し得たものであり、彼のクリエイションを語る上で欠かせない美意識です。
とりわけ注目したいのが、ショルダーラインに対する独自の解釈。
1971年、サンローランは1940年代のファッションを再解釈したコレクションを発表し、力強く構築された肩の造形によって当時のモードに大きな衝撃を与えました。
その美学は1980年代のファッションを象徴するシルエットへとつながり、広い肩と絞られたウエストが生み出す抑揚は、サンローランらしいマニッシュなエレガンスを形成していきます。
この度ご紹介いたしますのは、そんな彼の美意識を、英国的な重厚さを持つツイードと美しいテーラリングによって表現した一着です。
生地には、肉厚なウールを用いて織り上げられたヘリンボーンツイードを採用。
白と黒の糸が描く細かな綾目は、遠目には落ち着いたグレーとして映りながら、近づくほどに豊かな陰影を見せ、その複雑な織り組織がクラシックなオーバーコートらしい風格を与えています。
手に取れば確かな重量を感じるほど重厚な素材ですが、その重みは着用した際に美しい落ち感を生み、長い着丈を一層印象的なものにしています。
そして、この伝統的な素材を単なる英国調のコートに留めないのが、サンローランの造形美を感じさせるシルエットです。
大きく開いたピークドラペルとダブルブレストの前合わせによって、胸元には堂々とした存在感が生まれ、肩には1980年代らしい構築的なラインが設けられています。
しかしながら、肩先を過剰に張り出させるような誇張はなく、身体の輪郭に沿いながら確かな立体感を保つ、実に絶妙なバランス。
そこからウエストへと緩やかなシェイプを効かせることで、上半身の力強さを保ちながらも、全体は驚くほど端正なプロポーションに収められています。
肩幅の設定によって胸元の広がりを強調し、その対比によって胴の絞りを際立たせる。
さらに腰から裾へと続く長いラインが、厚みのあるツイードに縦方向の流れを与えることで、重厚でありながら野暮ったさを感じさせないシルエットが成立しています。
こうした立体的な構築は、単に肩パッドを入れたり、ウエストを細くしたりするだけでは実現できません。
肩傾斜と袖付けの関係、胸元に必要なゆとりの配分、そして身体の前後に生まれる生地の量感。それぞれのバランスが整うことで、着用した際に初めて美しい輪郭が浮かび上がります。
本作の魅力は、そうした伝統的なテーラリングの技術が、サンローランらしい大胆なプロポーションへと結びついているところにあるのでしょう。
また、内側にはニューヨーク五番街の老舗百貨店、B. Altman & Co.のために仕立てられたMurray Hill Collectionのネームも残されています。
かつてニューヨークの上流階級や洗練された都市生活者に親しまれた百貨店であり、その名をサンローランとともに冠するダブルネームという背景も、本作の持つクラシックな魅力を一層深めています。
英国の伝統的なツイード、アメリカの歴史ある百貨店、そしてパリのクチュールが培ってきた造形美。
それぞれの服飾文化が交わりながらも、その佇まいにはサンローランならではの感性が色濃く感じられます。
現代においては、ロングコートが持つクラシックな存在感を、モードなスタイリングへと取り入れる楽しさも格別です。
シンプルなニットやワイドトラウザーズに重ねるだけでも、構築された肩と美しく絞られたウエストが装いに明確な輪郭を与え、伝統的なヘリンボーンさえも現代的な表情へと変えてくれます。
英国紳士服を思わせる堅牢な佇まいの奥に、どこかパリの優雅さを感じさせる。
古典的な衣服を誰よりも深く愛し、その美しさを新しい時代のシルエットへと昇華させた、イヴ・サンローランの美学を存分に味わっていただける一着でございます。
Measurement : サイズ情報
Size : Unknown (日本人メンズサイズXL相当)
平置き採寸 : 肩幅 49cm 身幅 57cm 着丈 119cm 袖丈 69cm
Condition :商品状態
全体的に着用感こそ見られますが、小穴などのないコンディション。
背面裏地に小さなほつれがございます。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
Brand : YVES SAINT LAURENT / Murray Hill Collection
Material : Wool 100%
Color : Grey
Size : Unknown
Model : 172cm 55kg
クラシックな衣服の持つ美しさを深く理解しながら、その輪郭を大胆に変えることで、20世紀のモードに新たな価値観をもたらしたイヴ・サンローラン。
1966年に発表したル・スモーキングに象徴されるように、彼にとってテーラリングとは、単に身体を整えるための技術ではなく、人間の佇まいそのものを美しく表現するための重要な手段でした。
男性服が培ってきた構築的な美しさを、女性の身体へと持ち込むことで生まれた新しいエレガンス。
その革新性は、既存の服飾文化を否定するのではなく、伝統を熟知しているからこそ成し得たものであり、彼のクリエイションを語る上で欠かせない美意識です。
とりわけ注目したいのが、ショルダーラインに対する独自の解釈。
1971年、サンローランは1940年代のファッションを再解釈したコレクションを発表し、力強く構築された肩の造形によって当時のモードに大きな衝撃を与えました。
その美学は1980年代のファッションを象徴するシルエットへとつながり、広い肩と絞られたウエストが生み出す抑揚は、サンローランらしいマニッシュなエレガンスを形成していきます。
この度ご紹介いたしますのは、そんな彼の美意識を、英国的な重厚さを持つツイードと美しいテーラリングによって表現した一着です。
生地には、肉厚なウールを用いて織り上げられたヘリンボーンツイードを採用。
白と黒の糸が描く細かな綾目は、遠目には落ち着いたグレーとして映りながら、近づくほどに豊かな陰影を見せ、その複雑な織り組織がクラシックなオーバーコートらしい風格を与えています。
手に取れば確かな重量を感じるほど重厚な素材ですが、その重みは着用した際に美しい落ち感を生み、長い着丈を一層印象的なものにしています。
そして、この伝統的な素材を単なる英国調のコートに留めないのが、サンローランの造形美を感じさせるシルエットです。
大きく開いたピークドラペルとダブルブレストの前合わせによって、胸元には堂々とした存在感が生まれ、肩には1980年代らしい構築的なラインが設けられています。
しかしながら、肩先を過剰に張り出させるような誇張はなく、身体の輪郭に沿いながら確かな立体感を保つ、実に絶妙なバランス。
そこからウエストへと緩やかなシェイプを効かせることで、上半身の力強さを保ちながらも、全体は驚くほど端正なプロポーションに収められています。
肩幅の設定によって胸元の広がりを強調し、その対比によって胴の絞りを際立たせる。
さらに腰から裾へと続く長いラインが、厚みのあるツイードに縦方向の流れを与えることで、重厚でありながら野暮ったさを感じさせないシルエットが成立しています。
こうした立体的な構築は、単に肩パッドを入れたり、ウエストを細くしたりするだけでは実現できません。
肩傾斜と袖付けの関係、胸元に必要なゆとりの配分、そして身体の前後に生まれる生地の量感。それぞれのバランスが整うことで、着用した際に初めて美しい輪郭が浮かび上がります。
本作の魅力は、そうした伝統的なテーラリングの技術が、サンローランらしい大胆なプロポーションへと結びついているところにあるのでしょう。
また、内側にはニューヨーク五番街の老舗百貨店、B. Altman & Co.のために仕立てられたMurray Hill Collectionのネームも残されています。
かつてニューヨークの上流階級や洗練された都市生活者に親しまれた百貨店であり、その名をサンローランとともに冠するダブルネームという背景も、本作の持つクラシックな魅力を一層深めています。
英国の伝統的なツイード、アメリカの歴史ある百貨店、そしてパリのクチュールが培ってきた造形美。
それぞれの服飾文化が交わりながらも、その佇まいにはサンローランならではの感性が色濃く感じられます。
現代においては、ロングコートが持つクラシックな存在感を、モードなスタイリングへと取り入れる楽しさも格別です。
シンプルなニットやワイドトラウザーズに重ねるだけでも、構築された肩と美しく絞られたウエストが装いに明確な輪郭を与え、伝統的なヘリンボーンさえも現代的な表情へと変えてくれます。
英国紳士服を思わせる堅牢な佇まいの奥に、どこかパリの優雅さを感じさせる。
古典的な衣服を誰よりも深く愛し、その美しさを新しい時代のシルエットへと昇華させた、イヴ・サンローランの美学を存分に味わっていただける一着でございます。
Measurement : サイズ情報
Size : Unknown (日本人メンズサイズXL相当)
平置き採寸 : 肩幅 49cm 身幅 57cm 着丈 119cm 袖丈 69cm
Condition :商品状態
全体的に着用感こそ見られますが、小穴などのないコンディション。
背面裏地に小さなほつれがございます。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
