[97-03’s] “HERMÈS” Wool Cashmere Short Stole (Designed by Martin Margiera/ Made in Italy)
¥55,000 ($348.04)
Brand : HERMÈS
Material : Cashmere 85% Wool 15%
Color : Chacoal Grey
1997年、マルタン・マルジェラがエルメスのウィメンズ・プレタポルテを手掛け始めたことで、メゾンの歴史にはそれまでとは異なる美意識が持ち込まれました。
装飾や流行によってラグジュアリーを表現するのではなく、素材が肌に触れる感覚や、身体の動きに自然と寄り添う構造、そして何年経っても変わらず身に纏える普遍性を追求するという、マルジェラならではの考え方。
彼がエルメスに残したものは決して華美なデザインではなく、メゾンが長年培ってきた素材への深い理解を、より純粋な形で衣服へ落とし込むという新たな価値観だったように思います。
この度ご紹介いたしますのは、そんな1997年から2003年にかけてのマルジェラ期に位置付けられる、ウールカシミアのストールでございます。
この時代のエルメスを語るうえで欠かせないのが、上質な素材をいかに自然体で纏うかという視点です。
マルジェラは身体を過度に構築することや、ブランドの存在を殊更に誇示することを避け、身に着ける人自身の佇まいを尊重するような衣服を提案していました。
そうした美意識は、テーラードやコートだけでなく、日々の装いに添える小さな服飾品とも非常に親和性が高く、今回のように素材そのものを主役としたストールには、当時のエルメスが追求したラグジュアリーの本質を感じていただけるのではないでしょうか。
本作に用いられているのは、ウールとカシミアを混紡した起毛感の美しい生地。
表面には極めて繊細な毛羽が重なり、深いチャコールグレーの中にも柔らかな濃淡が生まれております。
特に、均一な黒とは異なる奥行きを持ちながら、決して装いの中で主張しすぎない色彩であり、光の当たり方によって毛足が浮かび上がる様子には、繊維そのものの質の良さを感じさせるものがあります。
カシミア由来の柔らかな風合いにウールの適度な弾力が加わることで、首元に沿わせた際にも生地が潰れきらず、ふんわりとした厚みを残しながら収まる。
単なる防寒具としての役割に留まらず、素材が生み出す自然な陰影そのものが装飾となる、実にエルメスらしい仕上がりでございます。
そして、もうひとつ特筆したいのが、そのコンパクトな設計です。
全長約100cmという寸法は、一般的なロングマフラーとは異なり、幾重にも巻き付けてボリュームを作ることを目的としたものではありません。
首元に軽く添え、短く垂らしたり、コートの襟元へ収めたりすることで、身体の輪郭や衣服本来のシルエットを崩すことなく、必要なところだけに温かさと素材の表情を加えてくれます。
端に設けられた控えめなフリンジも、その簡潔な佇まいを損なうことなく、巻いた際に僅かな動きを生み出す意匠として機能しています。
大判のストールが生み出す優雅さとはまた異なり、ここまで分量を抑えた設計だからこそ、レザージャケットやテーラードの首元にも違和感なく収まり、ドレスからカジュアルまで幅広い装いに取り入れていただけるかと存じます。
上質な素材を惜しみなく用いながら、その価値を大きさや装飾によって語ることはない。
マルジェラ期のエルメスが大切にしていた、素材と身体、そして日常の装いとの関係性を思い起こさせる一枚です。
何かを足すためではなく、装いをより洗練されたものへ整えるために選びたい、エルメスならではの贅沢なストールでございます。
Measurement : サイズ情報
平置き採寸: 縦幅10cm/フリンジ全長3cm/横幅 40cm
Condition :商品状態
目立つダメージのない美しいコンディションです。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
Brand : HERMÈS
Material : Cashmere 85% Wool 15%
Color : Chacoal Grey
1997年、マルタン・マルジェラがエルメスのウィメンズ・プレタポルテを手掛け始めたことで、メゾンの歴史にはそれまでとは異なる美意識が持ち込まれました。
装飾や流行によってラグジュアリーを表現するのではなく、素材が肌に触れる感覚や、身体の動きに自然と寄り添う構造、そして何年経っても変わらず身に纏える普遍性を追求するという、マルジェラならではの考え方。
彼がエルメスに残したものは決して華美なデザインではなく、メゾンが長年培ってきた素材への深い理解を、より純粋な形で衣服へ落とし込むという新たな価値観だったように思います。
この度ご紹介いたしますのは、そんな1997年から2003年にかけてのマルジェラ期に位置付けられる、ウールカシミアのストールでございます。
この時代のエルメスを語るうえで欠かせないのが、上質な素材をいかに自然体で纏うかという視点です。
マルジェラは身体を過度に構築することや、ブランドの存在を殊更に誇示することを避け、身に着ける人自身の佇まいを尊重するような衣服を提案していました。
そうした美意識は、テーラードやコートだけでなく、日々の装いに添える小さな服飾品とも非常に親和性が高く、今回のように素材そのものを主役としたストールには、当時のエルメスが追求したラグジュアリーの本質を感じていただけるのではないでしょうか。
本作に用いられているのは、ウールとカシミアを混紡した起毛感の美しい生地。
表面には極めて繊細な毛羽が重なり、深いチャコールグレーの中にも柔らかな濃淡が生まれております。
特に、均一な黒とは異なる奥行きを持ちながら、決して装いの中で主張しすぎない色彩であり、光の当たり方によって毛足が浮かび上がる様子には、繊維そのものの質の良さを感じさせるものがあります。
カシミア由来の柔らかな風合いにウールの適度な弾力が加わることで、首元に沿わせた際にも生地が潰れきらず、ふんわりとした厚みを残しながら収まる。
単なる防寒具としての役割に留まらず、素材が生み出す自然な陰影そのものが装飾となる、実にエルメスらしい仕上がりでございます。
そして、もうひとつ特筆したいのが、そのコンパクトな設計です。
全長約100cmという寸法は、一般的なロングマフラーとは異なり、幾重にも巻き付けてボリュームを作ることを目的としたものではありません。
首元に軽く添え、短く垂らしたり、コートの襟元へ収めたりすることで、身体の輪郭や衣服本来のシルエットを崩すことなく、必要なところだけに温かさと素材の表情を加えてくれます。
端に設けられた控えめなフリンジも、その簡潔な佇まいを損なうことなく、巻いた際に僅かな動きを生み出す意匠として機能しています。
大判のストールが生み出す優雅さとはまた異なり、ここまで分量を抑えた設計だからこそ、レザージャケットやテーラードの首元にも違和感なく収まり、ドレスからカジュアルまで幅広い装いに取り入れていただけるかと存じます。
上質な素材を惜しみなく用いながら、その価値を大きさや装飾によって語ることはない。
マルジェラ期のエルメスが大切にしていた、素材と身体、そして日常の装いとの関係性を思い起こさせる一枚です。
何かを足すためではなく、装いをより洗練されたものへ整えるために選びたい、エルメスならではの贅沢なストールでございます。
Measurement : サイズ情報
平置き採寸: 縦幅10cm/フリンジ全長3cm/横幅 40cm
Condition :商品状態
目立つダメージのない美しいコンディションです。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
