recollection vintage

[2000s] "TIMBERLAND" Abington M-65 Style Field Coat (Made in Turkey)

¥27,500 ($174.20)

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Brand : TIMBERLAND
Material : Cotton 100%
Size:XL
Color:Faded Black
Model : 175cm 65kg

TIMBERLANDと聞けば、多くの人がまず思い浮かべるのは通称イエローブーツと呼ばれる6インチの防水ブーツではないでしょうか。


90年代のニューヨークのストリートやヒップホップカルチャーと結びついたアイコンとして語られることが多い靴ですが、その本質はアメリカ北東部・ニューイングランド地方の厳しい自然と向き合うために生まれた徹底的な実用靴です。

歴史を辿ると、創業者ネイサン・シュワーツが1952年にマサチューセッツ州の小さな町で買収した靴工場、アビントン・シュー・カンパニーに行き着きます。
1日のうちに雨も雪も降る森林地帯で働く労働者のために、分厚いヌバックレザーへシリコンを染み込ませ、縫い糸を使わずにソールを直接圧着する技術を世界で初めて実用化しました。1973年に完成したその完全防水ブーツに付けられた「Timberland」の名前が、あまりの反響の大きさからそのまま現在の社名へと変わります。

つまり彼らの根底に流れているのは、流行のアイコンを作る意識ではなく、悪天候から人間の身体を守る道具を作る職人気質です。
そんなTIMBERLANDが2000年代の後半、自らのルーツである旧社名「ABINGTON」の名を冠して、過去のミリタリーやアウトドアの名作を現代の街着へと作り直した特別なコレクションを展開していました。





そのアビントン・シリーズの中核としてトルコの熟練工場で仕立てられたのが、1965年にアメリカ軍が採用した野戦服の完成形、M-65フィールドコートをベースにしたこの一着です。

実際の軍用M-65をそのまま街で着ようとすると、どうしても肩の張ったいかついシルエットや、軍物特有の粗野なディテールが邪魔をすることがあります。
このコートが巧みなのは、M-65ならではの機能的な骨格を忠実に残しながら、都会で着るうえで不要な要素だけを的確に引き算している点です。



まず目を引くのは、オリジナルのM-65の象徴でもある肩のエポレットを潔く取り除いていること。これによって肩まわりの角張った印象が消え、中にニットやシャツを着たときにも自然な丸みで肩が落ちます。

さらに袖口を見ても、軍用の面ファスナーではなく、3本の平行ステッチが走るカフスにボタン留めのアジャスタータブを組み合わせた仕様を採用。

お気に入りのセーターの袖口を面ファスナーで傷める心配がなく、ジャケット感覚で端正に手元が収まります。

また比翼仕立てのフロントも、下段はスナップボタンで軽快に開閉できる一方、一番負荷がかかる首元のトップボタンだけはボタンホールを開けた4つ穴ボタン留めに切り替えられており、前を開けて羽織ったときの視覚的なアクセントになっています。

そして実物を前にして何より驚かされるのが、軍物のナイロン混サテンとは別物の、しっとりとした表地の質感です。

使われているのは、太番手のコットン糸を高密度に織り上げ、表面の毛足を短く均一に起毛させたヘビーウェイトのモールスキン。
まるでTIMBERLANDが長年扱ってきた極上のヌバックレザーやオイルドスエードを、そのままコットンの布地で再現したかのような深い手触りです。
光を吸い込むマットなスミクロの色味は、真っ黒な化学繊維のような冷たさがなく、光の当たり方によって濃いチャコールやダークブラウンのニュアンスを帯びます。

厚みのある起毛コットンを太い糸で巻き縫いしているため、立体的なマチを備えた4つのフラップポケットの縁や、二枚袖の切り替え線に沿って、すでに味わい深いパッカリングとアタリが浮かび上がっています。
左胸のフラップに入ったツリーロゴの刺繍も生地と同じ暗いトーンで沈められており、近づいて目を凝らさないと分からないほど控えめな処理です。



見た目は大人っぽく整えられていても、フィールドコートとしての可動域や悪天候への備えには一切の妥協がありません。
後ろ姿を見ると、肩甲骨の両脇に深く折りたたまれたアクションプリーツが走り、さらに脇の下にはU字型の別布ガゼットを挟み込んで通気用のメタルアイレットを打っています。

厚手のスウェットやローゲージのニットを着込んで車のハンドルを握ったり、腕を動かしたりしても、背中や脇が突っ張らない本格的なハンティングウェアの設計です。
首元のスタンドカラーは、背面からサイドにかけて細かなジグザグステッチを叩き込むことで、チンストラップを留めなくても頼りなく倒れず立体的に自立します。

襟の外周を走るジッパーを開けば、急な雨風をしのぐナイロンフードが折りたたまれており、必要なときだけ引き出して使える仕組みです。

さらにコートの内側や細部を覗き込むと、革靴をルーツに持つブランドならではの贅沢な本革パーツが随所に見つかります。

首元の編み込みレザーのハンガーループや、左腰ポケットの角に縫い付けられた型押しのレザータブ、襟のフード収納ジッパーの両端を収めるレザートリム。

それだけでなく、フロントのダブルジップの引き手には白ステッチ入りの革タブが付き、そのすぐ内側に並走するライナー装着用ジッパーの上端には、金具が顎やインナーに当たるのを防ぐ三角形のブラウンレザーカバーまで丁寧に縫い付けられています。

極めつきはウエストを絞る内側のドローコードで、紐の出口を四角い革パッチで補強したうえ、コードを留めるストッパーにもプラスチックではなく分厚い一枚革をくり抜いた本革パーツを採用。
身頃の裏地にはダークな表地と好対照なタンカラーのコットンツイルを総張りで配し、袖の内部だけは滑りの良いサテン生地に切り替えて袖通しを良くしています。


色落ちしたジーンズやチノパンに羽織って王道のアメカジとして楽しむのはもちろん、ウールのスラックスや黒の革靴と合わせても、モールスキンの落ち着いた起毛感がしっくりと馴染む一着です。


Measurements : サイズ情報

表記 : XL(日本メンズサイズXL相当)
平置き採寸 : 肩幅 55cm 身幅 63cm 着丈 80cm 袖丈 66cm

Condition :商品状態

フランネル生地特有の経年変化(起毛感)と全体的にうっすらとフェードし、
光を受けると黒茶のような見え方になっております。

Attention

・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。

・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。

・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。

・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。

他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。

Brand : TIMBERLAND
Material : Cotton 100%
Size:XL
Color:Faded Black
Model : 175cm 65kg


TIMBERLANDと聞けば、多くの人がまず思い浮かべるのは通称イエローブーツと呼ばれる6インチの防水ブーツではないでしょうか。


90年代のニューヨークのストリートやヒップホップカルチャーと結びついたアイコンとして語られることが多い靴ですが、その本質はアメリカ北東部・ニューイングランド地方の厳しい自然と向き合うために生まれた徹底的な実用靴です。

歴史を辿ると、創業者ネイサン・シュワーツが1952年にマサチューセッツ州の小さな町で買収した靴工場、アビントン・シュー・カンパニーに行き着きます。
1日のうちに雨も雪も降る森林地帯で働く労働者のために、分厚いヌバックレザーへシリコンを染み込ませ、縫い糸を使わずにソールを直接圧着する技術を世界で初めて実用化しました。1973年に完成したその完全防水ブーツに付けられた「Timberland」の名前が、あまりの反響の大きさからそのまま現在の社名へと変わります。

つまり彼らの根底に流れているのは、流行のアイコンを作る意識ではなく、悪天候から人間の身体を守る道具を作る職人気質です。
そんなTIMBERLANDが2000年代の後半、自らのルーツである旧社名「ABINGTON」の名を冠して、過去のミリタリーやアウトドアの名作を現代の街着へと作り直した特別なコレクションを展開していました。






そのアビントン・シリーズの中核としてトルコの熟練工場で仕立てられたのが、1965年にアメリカ軍が採用した野戦服の完成形、M-65フィールドコートをベースにしたこの一着です。

実際の軍用M-65をそのまま街で着ようとすると、どうしても肩の張ったいかついシルエットや、軍物特有の粗野なディテールが邪魔をすることがあります。
このコートが巧みなのは、M-65ならではの機能的な骨格を忠実に残しながら、都会で着るうえで不要な要素だけを的確に引き算している点です。



まず目を引くのは、オリジナルのM-65の象徴でもある肩のエポレットを潔く取り除いていること。これによって肩まわりの角張った印象が消え、中にニットやシャツを着たときにも自然な丸みで肩が落ちます。

さらに袖口を見ても、軍用の面ファスナーではなく、3本の平行ステッチが走るカフスにボタン留めのアジャスタータブを組み合わせた仕様を採用。

お気に入りのセーターの袖口を面ファスナーで傷める心配がなく、ジャケット感覚で端正に手元が収まります。

また比翼仕立てのフロントも、下段はスナップボタンで軽快に開閉できる一方、一番負荷がかかる首元のトップボタンだけはボタンホールを開けた4つ穴ボタン留めに切り替えられており、前を開けて羽織ったときの視覚的なアクセントになっています。


そして実物を前にして何より驚かされるのが、軍物のナイロン混サテンとは別物の、しっとりとした表地の質感です。

使われているのは、太番手のコットン糸を高密度に織り上げ、表面の毛足を短く均一に起毛させたヘビーウェイトのモールスキン。
まるでTIMBERLANDが長年扱ってきた極上のヌバックレザーやオイルドスエードを、そのままコットンの布地で再現したかのような深い手触りです。
光を吸い込むマットなスミクロの色味は、真っ黒な化学繊維のような冷たさがなく、光の当たり方によって濃いチャコールやダークブラウンのニュアンスを帯びます。

厚みのある起毛コットンを太い糸で巻き縫いしているため、立体的なマチを備えた4つのフラップポケットの縁や、二枚袖の切り替え線に沿って、すでに味わい深いパッカリングとアタリが浮かび上がっています。
左胸のフラップに入ったツリーロゴの刺繍も生地と同じ暗いトーンで沈められており、近づいて目を凝らさないと分からないほど控えめな処理です。



見た目は大人っぽく整えられていても、フィールドコートとしての可動域や悪天候への備えには一切の妥協がありません。
後ろ姿を見ると、肩甲骨の両脇に深く折りたたまれたアクションプリーツが走り、さらに脇の下にはU字型の別布ガゼットを挟み込んで通気用のメタルアイレットを打っています。

厚手のスウェットやローゲージのニットを着込んで車のハンドルを握ったり、腕を動かしたりしても、背中や脇が突っ張らない本格的なハンティングウェアの設計です。
首元のスタンドカラーは、背面からサイドにかけて細かなジグザグステッチを叩き込むことで、チンストラップを留めなくても頼りなく倒れず立体的に自立します。

襟の外周を走るジッパーを開けば、急な雨風をしのぐナイロンフードが折りたたまれており、必要なときだけ引き出して使える仕組みです。


さらにコートの内側や細部を覗き込むと、革靴をルーツに持つブランドならではの贅沢な本革パーツが随所に見つかります。

首元の編み込みレザーのハンガーループや、左腰ポケットの角に縫い付けられた型押しのレザータブ、襟のフード収納ジッパーの両端を収めるレザートリム。

それだけでなく、フロントのダブルジップの引き手には白ステッチ入りの革タブが付き、そのすぐ内側に並走するライナー装着用ジッパーの上端には、金具が顎やインナーに当たるのを防ぐ三角形のブラウンレザーカバーまで丁寧に縫い付けられています。

極めつきはウエストを絞る内側のドローコードで、紐の出口を四角い革パッチで補強したうえ、コードを留めるストッパーにもプラスチックではなく分厚い一枚革をくり抜いた本革パーツを採用。
身頃の裏地にはダークな表地と好対照なタンカラーのコットンツイルを総張りで配し、袖の内部だけは滑りの良いサテン生地に切り替えて袖通しを良くしています。


色落ちしたジーンズやチノパンに羽織って王道のアメカジとして楽しむのはもちろん、ウールのスラックスや黒の革靴と合わせても、モールスキンの落ち着いた起毛感がしっくりと馴染む一着です。



Measurements : サイズ情報

表記 : XL(日本メンズサイズXL相当)
平置き採寸 : 肩幅 55cm 身幅 63cm 着丈 80cm 袖丈 66cm

Condition :商品状態

フランネル生地特有の経年変化(起毛感)と全体的にうっすらとフェードし、
光を受けると黒茶のような見え方になっております。

Attention

・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。

・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。

・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。

・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。

他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。

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