[1980s-1990s] “Brioni” Super 150’s Wool Tailored Jacket (Made in Italy)
Brand : Brioni
Material : Super 150’s Wool 100%
Color : Charcoal Grey
Size : Unknown
Model : 172cm 55kg
1945年、イタリア・ローマにてマスターテーラーのナザレノ・フォンティコリと実業家ガエタノ・サヴィーニによって創設された、世界最高峰のサルトリアを語る上で欠かすことのできない名門、ブリオーニ。
伝統的な紳士服の仕立てを極めながら、その価値を職人技術のみに留めず、着る人の生き方や美意識を映し出すファッションへと昇華させてきた、イタリアンテーラリングの歴史において極めて重要な存在です。
1952年にはフィレンツェのピッティ宮殿にて、メンズウェアのファッションショーを開催。当時としては革新的な色彩や素材を取り入れたコレクションを披露し、それまで厳格な装いとして捉えられていた紳士服に、新たな自由と華やかさをもたらしました。
ブリオーニのビスポークスーツは、200を超える工程と数千にも及ぶ手縫いのステッチを要するとされており、身体の輪郭を美しく補正する構築性と、纏った際に感じられるしなやかな着心地を両立させることこそ、彼らが追求してきたサルトリアの真髄なのでしょう。
英国の伝統的なテーラリングが持つ端正な構築美に、イタリアならではの軽快さ、そしてローマの社交文化に育まれた優雅な色気を重ね合わせる。
そんなブリオーニの美学が、極上の素材使いから細部の意匠に至るまで凝縮された、実に見事なテーラードジャケットをご紹介いたします。
本作においてまず特筆すべきは、Super 150’sという極めて繊細な原毛を用いたピュアウールのファブリック。
ウール繊維の細さを示すSuper表記において、150’sは平均繊維直径16.25マイクロメートル以下という基準を持ち、その細さゆえに生まれる滑らかな肌触りと、身体の動きに寄り添う柔らかなドレープは、上質なテーラードに求められる品格を物語ります。
実際に触れると、指先を滑るようなしっとりとした質感が印象的で、しなやかでありながらもジャケットとしての輪郭を美しく保つ、非常に優れた生地でございます。
さらに、その表情を豊かにしているのが、チャコールグレーの地に繊細に走るピンストライプ。
一般的なストライプのように明瞭な線で主張するのではなく、まるで細かなステッチを連ねたかのような点線状の意匠が、近づくほどに奥行きを感じさせます。
一見すると無地にも思えるほど控えめでありながら、光の加減や身体の動きによって微かな陰影を描き出す、その慎ましい華やかさ。
極上の素材を贅沢に使用するだけでなく、そこにどのような表情を与えるかという点にまで、美意識が行き届いていることを感じさせる生地選びです。
この繊細なファブリックを受け止めるのは、ローマンテーラリングならではの堂々たるシルエット。
適度な構築性を持たせた肩から立体的な胸元へとつながり、ウエストに向かって緩やかに輪郭を整えるカッティングは、着る人の身体を端正に見せながらも、決して過度な緊張感を与えません。
そして何より美しいのが、存在感のあるノッチドラペルから、深く開いたVゾーンへと続く流麗なライン。
クラシカルな2つボタンのフロントでありながら、胸元に生まれる自然な余白が着こなしに自由を与え、英国的な威厳の中にイタリアらしい柔らかな色気を漂わせています。
サルトリアとしての確かな技術があるからこそ、装いに必要以上の装飾を施すことなく、シルエットそのものによってエレガンスを表現できるのでしょう。
また、袖先には実際にボタンを開閉することのできる本切羽を採用。
袖口に本物のボタンホールを設けるこの仕様は、テーラードジャケットの細部にまで仕立ての完成度を求める姿勢を感じさせ、袖を折り返した際にも美しく映える、サルトリアらしい意匠でございます。
そこに配された刻印入りのメタルボタンも、本作の特別性を語る上で欠かせない存在です。
落ち着いたチャコールグレーのウールに、鈍い輝きを放つ金属の質感が重なることで、クラシカルなスーツジャケットにブレザーのような華やかさが生まれ、極めて端正な佇まいの中に、ファッションとしての洒落っ気を感じさせます。
同じ意匠のボタンがフロントにも配されており、繊細なストライプと金属の光沢が互いを引き立てながら、静けさと華やかさの絶妙な均衡を保っています。
こうしたディテールの選択こそ、伝統的な紳士服を単なる格式の象徴として終わらせず、着る人の個性を美しく引き出す一着へと昇華させてきた、ブリオーニの審美眼を感じさせる部分ではないでしょうか。
上質なドレスシャツにタイを締め、正統派のテーラードスタイルを完成させることはもちろん、柔らかなカシミアニットにワイドなウールトラウザーを合わせれば、ローマの伊達男が持つ自然体のエレガンスを現代的に表現できます。
また、色落ちしたデニムに合わせ、金属ボタンの華やかさをさりげなく覗かせるような着こなしも、このジャケットだからこそ成立する贅沢な楽しみ方。
仕立ての良いジャケットを、特別な日のためだけにしまい込むのではなく、日常の装いの中で自由に愉しむという、イタリア人らしい服との向き合い方がよく似合う一着です。
長い歴史の中で培われた確かなサルトリアの技術、最高峰の原毛から生み出される滑らかなファブリック、そしてクラシカルな装いに華やかな個性を添える細部の美意識。
それぞれが高い次元で調和することで生まれる、時代に左右されない美しさ。
世界最高峰のサルトリアとして、その名を服飾史に刻み続けてきたブリオーニだからこそ実現できた、イタリアンエレガンスの真髄をご堪能いただける逸品でございます。
Measurement : サイズ情報
表記 : Unknown (日本標準サイズL相当)
平置き採寸 : 肩幅 47cm 身幅 56cm 着丈 75cm 袖丈 66cm
Condition :商品状態
裏地にシミがございますが、表時には目立つダメージのないグッドコンディション。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
Brand : Brioni
Material : Super 150’s Wool 100%
Color : Charcoal Grey
Size : Unknown
Model : 172cm 55kg
1945年、イタリア・ローマにてマスターテーラーのナザレノ・フォンティコリと実業家ガエタノ・サヴィーニによって創設された、世界最高峰のサルトリアを語る上で欠かすことのできない名門、ブリオーニ。
伝統的な紳士服の仕立てを極めながら、その価値を職人技術のみに留めず、着る人の生き方や美意識を映し出すファッションへと昇華させてきた、イタリアンテーラリングの歴史において極めて重要な存在です。
1952年にはフィレンツェのピッティ宮殿にて、メンズウェアのファッションショーを開催。当時としては革新的な色彩や素材を取り入れたコレクションを披露し、それまで厳格な装いとして捉えられていた紳士服に、新たな自由と華やかさをもたらしました。
ブリオーニのビスポークスーツは、200を超える工程と数千にも及ぶ手縫いのステッチを要するとされており、身体の輪郭を美しく補正する構築性と、纏った際に感じられるしなやかな着心地を両立させることこそ、彼らが追求してきたサルトリアの真髄なのでしょう。
英国の伝統的なテーラリングが持つ端正な構築美に、イタリアならではの軽快さ、そしてローマの社交文化に育まれた優雅な色気を重ね合わせる。
そんなブリオーニの美学が、極上の素材使いから細部の意匠に至るまで凝縮された、実に見事なテーラードジャケットをご紹介いたします。
本作においてまず特筆すべきは、Super 150’sという極めて繊細な原毛を用いたピュアウールのファブリック。
ウール繊維の細さを示すSuper表記において、150’sは平均繊維直径16.25マイクロメートル以下という基準を持ち、その細さゆえに生まれる滑らかな肌触りと、身体の動きに寄り添う柔らかなドレープは、上質なテーラードに求められる品格を物語ります。
実際に触れると、指先を滑るようなしっとりとした質感が印象的で、しなやかでありながらもジャケットとしての輪郭を美しく保つ、非常に優れた生地でございます。
さらに、その表情を豊かにしているのが、チャコールグレーの地に繊細に走るピンストライプ。
一般的なストライプのように明瞭な線で主張するのではなく、まるで細かなステッチを連ねたかのような点線状の意匠が、近づくほどに奥行きを感じさせます。
一見すると無地にも思えるほど控えめでありながら、光の加減や身体の動きによって微かな陰影を描き出す、その慎ましい華やかさ。
極上の素材を贅沢に使用するだけでなく、そこにどのような表情を与えるかという点にまで、美意識が行き届いていることを感じさせる生地選びです。
この繊細なファブリックを受け止めるのは、ローマンテーラリングならではの堂々たるシルエット。
適度な構築性を持たせた肩から立体的な胸元へとつながり、ウエストに向かって緩やかに輪郭を整えるカッティングは、着る人の身体を端正に見せながらも、決して過度な緊張感を与えません。
そして何より美しいのが、存在感のあるノッチドラペルから、深く開いたVゾーンへと続く流麗なライン。
クラシカルな2つボタンのフロントでありながら、胸元に生まれる自然な余白が着こなしに自由を与え、英国的な威厳の中にイタリアらしい柔らかな色気を漂わせています。
サルトリアとしての確かな技術があるからこそ、装いに必要以上の装飾を施すことなく、シルエットそのものによってエレガンスを表現できるのでしょう。
また、袖先には実際にボタンを開閉することのできる本切羽を採用。
袖口に本物のボタンホールを設けるこの仕様は、テーラードジャケットの細部にまで仕立ての完成度を求める姿勢を感じさせ、袖を折り返した際にも美しく映える、サルトリアらしい意匠でございます。
そこに配された刻印入りのメタルボタンも、本作の特別性を語る上で欠かせない存在です。
落ち着いたチャコールグレーのウールに、鈍い輝きを放つ金属の質感が重なることで、クラシカルなスーツジャケットにブレザーのような華やかさが生まれ、極めて端正な佇まいの中に、ファッションとしての洒落っ気を感じさせます。
同じ意匠のボタンがフロントにも配されており、繊細なストライプと金属の光沢が互いを引き立てながら、静けさと華やかさの絶妙な均衡を保っています。
こうしたディテールの選択こそ、伝統的な紳士服を単なる格式の象徴として終わらせず、着る人の個性を美しく引き出す一着へと昇華させてきた、ブリオーニの審美眼を感じさせる部分ではないでしょうか。
上質なドレスシャツにタイを締め、正統派のテーラードスタイルを完成させることはもちろん、柔らかなカシミアニットにワイドなウールトラウザーを合わせれば、ローマの伊達男が持つ自然体のエレガンスを現代的に表現できます。
また、色落ちしたデニムに合わせ、金属ボタンの華やかさをさりげなく覗かせるような着こなしも、このジャケットだからこそ成立する贅沢な楽しみ方。
仕立ての良いジャケットを、特別な日のためだけにしまい込むのではなく、日常の装いの中で自由に愉しむという、イタリア人らしい服との向き合い方がよく似合う一着です。
長い歴史の中で培われた確かなサルトリアの技術、最高峰の原毛から生み出される滑らかなファブリック、そしてクラシカルな装いに華やかな個性を添える細部の美意識。
それぞれが高い次元で調和することで生まれる、時代に左右されない美しさ。
世界最高峰のサルトリアとして、その名を服飾史に刻み続けてきたブリオーニだからこそ実現できた、イタリアンエレガンスの真髄をご堪能いただける逸品でございます。
Measurement : サイズ情報
表記 : Unknown (日本標準サイズL相当)
平置き採寸 : 肩幅 47cm 身幅 56cm 着丈 75cm 袖丈 66cm
Condition :商品状態
裏地にシミがございますが、表時には目立つダメージのないグッドコンディション。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
