[1990s] "FOXHOUND" Reversible Wool & Cotton Twill Hooded Parka (Made in Italy)
¥33,000 ($208.60)
Brand : FOXHOUND
Material : Wool/Cotton
Color : Charcoal/Olive
Size : Unknown
Model : 175cm 65kg
しっとりと起毛したチャコールとトープの陰影が滲むウールのオンブレチェックと、鈍い光沢とパッカリングを湛えた高密度なコットンツイル。
冬の街並みに溶け込む柔らかなフランネルの温もりと、冷たい風を弾くミリタリークロス特有の精悍な緊張感が、一着のフーデッドパーカーの表と裏に同居しています。
1980年代後半から90年代初頭にかけて、イタリアのファッションシーンではひとつの熱狂的な潮流が生まれていました。
イギリス軍のスモックやアメリカ海軍のデッキジャケット、あるいは英国のカントリーウェアといった機能服の骨格を徹底的に解剖し、そこにイタリアが誇る高度な紡績・染色技術と都会的なパターンワークを掛け合わせて新しい日常着を生み出すムーヴメントです。
その時代の中で独自のものづくりを行っていたFOXHOUNDによるこのリバーシブルパーカーは、当時のイタリアが持っていた繊維への探究心とギミックへのこだわりが詰まった一着です。
まず目を惹くのが、表と裏でまったく異なる人格を与えられた2種類のファブリックです。
片面を構成するのは、チャコールグレーからスモーキーなブラックの地の色に、灰褐色のトープのラインが柔らかく交差するウールフランネル。
鮮やかなタータンチェックではなく、輪郭が霞むようなダークトーンのオンブレチェックに織り上げられており、起毛したウールの毛羽が光を吸い込むことで奥行きのある表情を見せます。
しかも前を閉じた状態で正面から眺めると、左身頃から前立てをまたいで右身頃へと走る水平の格子柄が、段差なく一直線に繋がるように裁断・縫製されていることに気づかされます。
背面も中央に縦の継ぎ目を作らない一枚のパネルで大きく柄を見せ、ミリタリー由来のパーカでありながらテーラードジャケットにも通じる緻密な柄合わせを徹底。
そしてひとたび裏返すと、そこにはオリーブとブラウンとグレーを混ぜ合わせたような、深いトープブラウンの高密度コットンツイル面が現れます。
目の詰まった綾織り生地ならではの乾いたハリと鈍い光沢があり、肩や袖、ポケット周りの縫い目には立体的なパッカリングが刻まれています。
背面左裾に黒のインクで打たれたステンシルスタンプが、インダストリアルなアクセントを添える仕上がりです。
この2つの生地をひとつの造形へと繋ぎ止めているのが、イギリス軍のSASスモックやコンバットジャケットの意匠を汲んだパラシュートボタンと、計算された首元の構造です。
ボタンを糸で直接縫い付けるのではなく、オリーブグレーの細いヘリンボーンテープをボタン中央の穴に通して固定したスロットボタン仕様を採用。手袋をしたままでも指掛かりが良く、強い力がかかっても千切れにくい軍用ディテールを、マットなブラウンのボタンで上品に落とし込んでいます。
このパラシュートボタンがウール面とコットンツイル面の双方に独立して配されており、どちらの面を表にしても妥協なく前を閉じることが可能です。
とりわけ秀逸なのが、首元からフードの縁にかけて斜めに連なったボタンの配置。
すべて留めれば顎下までしっかりと覆う防風のストームカラーとして機能し、反対に首元のボタンを外して襟先を折り返せば、裏面の生地とそこに並ぶボタンの列が小さなラペルのように顔まわりへと覗きます。
ウールのチェック面を着ているときは乾いたトープのツイルが、ツイル面を着ているときは起毛したダークチェックが首元に立体的なコントラストを添える設計です。
また、前立ての内側に備えられたメタルジッパーと最下段のボタンは、あえて裾の一番下まで貫通させず、裾から数センチ上の位置で止まるように作られています。
これにより、フルオープンの羽織り物でありながら、前を閉じるとプルオーバーのアノラックや海軍のデッキパーカーのような凝縮感のあるフロントバランスが生まれ、同時に腰まわりに動きやすい余白を確保しています。
細部の縫製やシルエットの作り方にも、当時のイタリアのファクトリーらしい工夫が息づいています。両面ともに胸のすぐ下を水平に横断するシームが走り、その切り替え線に上端をピタリと噛み合わせる形で、幅広の玉縁を持った斜めのハンドウォーマーポケットを配置。
負荷のかかるポケット口の上下端には、密なジグザグのカンヌキ止めが丁寧に打ち込まれています。
また、二枚の異なる生地が重なるフードは、被らない時でも背中側で平たく潰れず、首の後ろに豊かなボリュームを保って自立します。
肩が自然にドロップするゆとりのある身幅に対し、袖には肘から前腕にかけて立体的な切り替えステッチが入れられており、腕を曲げた際にも美しい丸みを描くフォルム。
さらに袖口にはボタンやゴムを配さない筒袖仕様を採っているため、手首で無造作にひと折りしてロールアップすると、内側の生地がカフスのように現れます。
トープブラウンのコットンツイル面で着るときに袖先を折り返してダークチェックのウールを覗かせたり、その日の天候や合わせるボトムスによって表裏を自在に入れ替えたりと、着る人の工夫次第で幾通りもの表情を引き出せる一着です。
色落ちしたブルージーンズからウールのワイドトラウザーズまで、幅広い装いに奥行きをもたらしてくれます。
Measurements:サイズ情報
表記 : Unknown (日本標準メンズサイズL-XL相当)
平置き採寸 : 肩幅 58cm 身幅 66cm 着丈 74.5cm 袖丈 65cm
Condition:商品状態
着用感やコットン面に経年変化が見られますが、目立つダメージのないグッドコンディション。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
Brand : FOXHOUND
Material : Wool/Cotton
Color : Charcoal/Olive
Size : Unknown
Model : 175cm 65kg
しっとりと起毛したチャコールとトープの陰影が滲むウールのオンブレチェックと、鈍い光沢とパッカリングを湛えた高密度なコットンツイル。
冬の街並みに溶け込む柔らかなフランネルの温もりと、冷たい風を弾くミリタリークロス特有の精悍な緊張感が、一着のフーデッドパーカーの表と裏に同居しています。
1980年代後半から90年代初頭にかけて、イタリアのファッションシーンではひとつの熱狂的な潮流が生まれていました。
イギリス軍のスモックやアメリカ海軍のデッキジャケット、あるいは英国のカントリーウェアといった機能服の骨格を徹底的に解剖し、そこにイタリアが誇る高度な紡績・染色技術と都会的なパターンワークを掛け合わせて新しい日常着を生み出すムーヴメントです。
その時代の中で独自のものづくりを行っていたFOXHOUNDによるこのリバーシブルパーカーは、当時のイタリアが持っていた繊維への探究心とギミックへのこだわりが詰まった一着です。
まず目を惹くのが、表と裏でまったく異なる人格を与えられた2種類のファブリックです。
片面を構成するのは、チャコールグレーからスモーキーなブラックの地の色に、灰褐色のトープのラインが柔らかく交差するウールフランネル。
鮮やかなタータンチェックではなく、輪郭が霞むようなダークトーンのオンブレチェックに織り上げられており、起毛したウールの毛羽が光を吸い込むことで奥行きのある表情を見せます。
しかも前を閉じた状態で正面から眺めると、左身頃から前立てをまたいで右身頃へと走る水平の格子柄が、段差なく一直線に繋がるように裁断・縫製されていることに気づかされます。
背面も中央に縦の継ぎ目を作らない一枚のパネルで大きく柄を見せ、ミリタリー由来のパーカでありながらテーラードジャケットにも通じる緻密な柄合わせを徹底。
そしてひとたび裏返すと、そこにはオリーブとブラウンとグレーを混ぜ合わせたような、深いトープブラウンの高密度コットンツイル面が現れます。
目の詰まった綾織り生地ならではの乾いたハリと鈍い光沢があり、肩や袖、ポケット周りの縫い目には立体的なパッカリングが刻まれています。
背面左裾に黒のインクで打たれたステンシルスタンプが、インダストリアルなアクセントを添える仕上がりです。
この2つの生地をひとつの造形へと繋ぎ止めているのが、イギリス軍のSASスモックやコンバットジャケットの意匠を汲んだパラシュートボタンと、計算された首元の構造です。
ボタンを糸で直接縫い付けるのではなく、オリーブグレーの細いヘリンボーンテープをボタン中央の穴に通して固定したスロットボタン仕様を採用。手袋をしたままでも指掛かりが良く、強い力がかかっても千切れにくい軍用ディテールを、マットなブラウンのボタンで上品に落とし込んでいます。
このパラシュートボタンがウール面とコットンツイル面の双方に独立して配されており、どちらの面を表にしても妥協なく前を閉じることが可能です。
とりわけ秀逸なのが、首元からフードの縁にかけて斜めに連なったボタンの配置。
すべて留めれば顎下までしっかりと覆う防風のストームカラーとして機能し、反対に首元のボタンを外して襟先を折り返せば、裏面の生地とそこに並ぶボタンの列が小さなラペルのように顔まわりへと覗きます。
ウールのチェック面を着ているときは乾いたトープのツイルが、ツイル面を着ているときは起毛したダークチェックが首元に立体的なコントラストを添える設計です。
また、前立ての内側に備えられたメタルジッパーと最下段のボタンは、あえて裾の一番下まで貫通させず、裾から数センチ上の位置で止まるように作られています。
これにより、フルオープンの羽織り物でありながら、前を閉じるとプルオーバーのアノラックや海軍のデッキパーカーのような凝縮感のあるフロントバランスが生まれ、同時に腰まわりに動きやすい余白を確保しています。
細部の縫製やシルエットの作り方にも、当時のイタリアのファクトリーらしい工夫が息づいています。両面ともに胸のすぐ下を水平に横断するシームが走り、その切り替え線に上端をピタリと噛み合わせる形で、幅広の玉縁を持った斜めのハンドウォーマーポケットを配置。
負荷のかかるポケット口の上下端には、密なジグザグのカンヌキ止めが丁寧に打ち込まれています。
また、二枚の異なる生地が重なるフードは、被らない時でも背中側で平たく潰れず、首の後ろに豊かなボリュームを保って自立します。
肩が自然にドロップするゆとりのある身幅に対し、袖には肘から前腕にかけて立体的な切り替えステッチが入れられており、腕を曲げた際にも美しい丸みを描くフォルム。
さらに袖口にはボタンやゴムを配さない筒袖仕様を採っているため、手首で無造作にひと折りしてロールアップすると、内側の生地がカフスのように現れます。
トープブラウンのコットンツイル面で着るときに袖先を折り返してダークチェックのウールを覗かせたり、その日の天候や合わせるボトムスによって表裏を自在に入れ替えたりと、着る人の工夫次第で幾通りもの表情を引き出せる一着です。
色落ちしたブルージーンズからウールのワイドトラウザーズまで、幅広い装いに奥行きをもたらしてくれます。
Measurements:サイズ情報
表記 : Unknown (日本標準メンズサイズL-XL相当)
平置き採寸 : 肩幅 58cm 身幅 66cm 着丈 74.5cm 袖丈 65cm
Condition:商品状態
着用感やコットン面に経年変化が見られますが、目立つダメージのないグッドコンディション。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
