[Early 90's] “DOLCE & GABBANA” Heavy Virgin Wool Ribbed Skipper Knit Sweater (Early Collection)
¥88,000 ($556.52)
Brand : DOLCE & GABBANA
Material : Virgin Wool 100%
Color : Gray
Size : 50
Model : 172cm 55kg
現在では、華やかで官能的なイタリアンラグジュアリーを象徴する存在として、確固たる地位を築き上げたDOLCE & GABBANA。
シチリアの豊かな文化や伝統、イタリア人の持つ情熱的な感性を、時に大胆な装飾や身体の美しさを際立たせるシルエットによって表現してきた彼らですが、その長い歴史を遡ると、また異なる美意識が息づいていた時代に辿り着きます。
今日のDOLCE & GABBANAが持つ華やかさや洗練された官能性も、彼らが長い年月をかけて築き上げてきた、ひとつの完成された世界観でしょう。
一方で、ブランドの創成期、とりわけ1990年代初頭のメンズコレクションには、素朴な日常着への眼差しや、衣服そのものの造形を追求する、自由で力強い感性が色濃く表れていました。
現在の彼らが提案するスタイルに親しんでいる方はもちろん、これまでDOLCE & GABBANAというブランドにあまり触れてこなかった方にも、ぜひ知っていただきたい魅力が、この時代の作品にはございます。
1985年にウィメンズコレクションでデビューを果たしたドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナが、初めてメンズコレクションを発表したのは1990年のこと。
当時のイタリアンファッションを象徴していたのは、ジョルジオ・アルマーニによる流麗なテーラリングや、ジャンニ・ヴェルサーチェが表現する華やかで力強い男性像でした。
そんな時代に、彼らがメンズウェアを手掛けるきっかけとなったのは、自分たちが本当に着たいと思える衣服を作りたいという、実に純粋な想いだったといいます。
ステファノ・ガッバーナは後年、当時はコム デ ギャルソンやヨウジヤマモトを着用していたものの、理想とする白いシャツや肩パッドのない自然なジャケットを見つけることができず、自分たちで作り始めたことがメンズコレクションの出発点だったと語っています。
自分たちが美しいと感じる衣服を、自分たちの感性によって形にしていく。
その自由な姿勢に重なったのが、ドメニコ・ドルチェの故郷であるシチリアの生活文化や、イタリアの古い映画に映し出される、飾らない男性たちの装いでした。
海辺で働く漁師たちが身に纏う厚手のニットウェア、農村の暮らしに根差した無骨なワークジャケット、使い込まれたブーツや、身体を自然に包み込むような衣服。
そうした人々の生活の中で育まれてきた実用的な衣服に、彼らは独自の美しさを見出していきます。
生活に根差した衣服が持つ素朴な力強さを大切にしながら、素材の選択やシルエット、ディテールに独自の感性を加えることで、新たな男性像を形作っていく。
そんな創成期ならではの自由な美意識が、今回ご紹介いたしますヴァージンウールのヘビーゲージニットにも、色濃く感じられます。
まず目を奪われるのは、身頃から袖に至るまで贅沢に編み立てられた、非常に重厚な畦編みの表情でしょう。
ヴァージンウールを100%用いた太い糸によって、深く刻まれた編み目が美しい縦の陰影を描き、厚みのあるウールが幾重にも重なり合うことで、まるで手仕事によって生み出されたような、温かみのある佇まいを形成しています。
その風合いは、古くからヨーロッパの漁師たちが身に纏ってきた、フィッシャーマンズニットを思わせるもの。
海上での厳しい寒さから身体を守るため、厚手のウールを用いて編み立てられてきた伝統的なニットウェアには、実用性を追求する中で自然と生まれた、独特の力強さと美しさがございます。
今回の一着にも、そうした素朴な衣服に通じる魅力が感じられながら、その輪郭にはDOLCE & GABBANAならではの洗練された感性が宿っています。
身体を包み込むようにゆとりを持たせた身頃に対し、着丈は比較的すっきりと整えられ、肩から袖にかけては、重厚な編み地が自然に落ちることで柔らかなボリュームが生まれる設計。
たっぷりとしたウールの分量を感じさせながらも、着用した際には身体のラインに馴染み、自然な余白を残した美しいシルエットが生まれます。
そして、この作品を何より特別な存在へと引き上げているのが、独創的な襟元のデザインです。
スキッパーニットのように深く開いた首元から、シャツカラーを思わせる大きな襟が左右へと広がり、肩のラインに沿って柔らかな曲線を描いていく。
その造形には、海辺の衣服に見られるセーラーカラーのような雰囲気も感じられ、素朴なニットウェアの意匠を、より自由なファッションへと昇華させた、彼ららしい感性が表れています。
これほど重厚な畦編みのニットでありながら、あえて大きく開いた襟を設けることで、首元には軽やかな抜け感が生まれ、無骨なニットウェアにどこか端正で、洗練された印象が加わっています。
漁師の衣服を思わせる力強い編み地と、イタリアンテーラリングにも通じる美しい襟元。
異なる文化的背景を持つ要素が、ひとつのニットウェアの中で自然に調和しているところに、初期DOLCE & GABBANAの優れたデザイン感覚が感じられるのではないでしょうか。
また、柔らかな杢調のグレーも、この一着の魅力をより深いものにしています。
太いウールの糸が織りなす繊細な濃淡は、立体的な畦編みと重なることで豊かな表情を生み出し、重厚なニットでありながら、どこか穏やかで温かみのある佇まいに。
色落ちしたブルーデニムに合わせれば、かつてのヨーロッパの海辺で見かけるような、気負いのない自然体のスタイルを思わせますし、端正なウールトラウザーを合わせれば、初期の彼らが追求していた、日常着とテーラリングの境界を自由に行き来する装いをお楽しみいただけるでしょう。
こうして一着の衣服と向き合ってみると、DOLCE & GABBANAというブランドが、時代とともにいかに豊かな表現の幅を持ってきたのかを感じさせられます。
今日の華やかで官能的な世界観も、創成期の素朴で力強い美意識も、シチリアという土地の文化を愛し、自分たちが美しいと信じるものを自由に表現してきた、彼らの感性から生まれたものなのでしょう。
その中でも、メンズコレクションが誕生して間もない時代の作品には、後年の完成されたブランドイメージとはまた異なる、若きデザイナーたちの純粋な探究心が息づいています。
当時の衣服が持つ素朴さを、現代のファッションとして楽しむことができるというのも、ヴィンテージウェアならではの醍醐味ではないでしょうか。
イタリアの伝統的な生活文化と、1990年代初頭の自由なファッションの感性が交わることで生まれた、素朴で力強く、それでいてどこまでも洗練された美しさを、ぜひ現代のワードローブの中でご堪能いただけましたら幸いです。
Measurements : サイズ情報
表記 : 50(日本メンズサイズL相当)
平置き採寸 : 肩幅 52cm 身幅 57cm 着丈 62cm 袖丈 65cm
Condition :商品状態
多少のピリングこそございますが、目立つダメージのないグッドコンディション。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
Brand : DOLCE & GABBANA
Material : Virgin Wool 100%
Color : Gray
Size : 50
Model : 172cm 55kg
現在では、華やかで官能的なイタリアンラグジュアリーを象徴する存在として、確固たる地位を築き上げたDOLCE & GABBANA。
シチリアの豊かな文化や伝統、イタリア人の持つ情熱的な感性を、時に大胆な装飾や身体の美しさを際立たせるシルエットによって表現してきた彼らですが、その長い歴史を遡ると、また異なる美意識が息づいていた時代に辿り着きます。
今日のDOLCE & GABBANAが持つ華やかさや洗練された官能性も、彼らが長い年月をかけて築き上げてきた、ひとつの完成された世界観でしょう。
一方で、ブランドの創成期、とりわけ1990年代初頭のメンズコレクションには、素朴な日常着への眼差しや、衣服そのものの造形を追求する、自由で力強い感性が色濃く表れていました。
現在の彼らが提案するスタイルに親しんでいる方はもちろん、これまでDOLCE & GABBANAというブランドにあまり触れてこなかった方にも、ぜひ知っていただきたい魅力が、この時代の作品にはございます。
1985年にウィメンズコレクションでデビューを果たしたドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナが、初めてメンズコレクションを発表したのは1990年のこと。
当時のイタリアンファッションを象徴していたのは、ジョルジオ・アルマーニによる流麗なテーラリングや、ジャンニ・ヴェルサーチェが表現する華やかで力強い男性像でした。
そんな時代に、彼らがメンズウェアを手掛けるきっかけとなったのは、自分たちが本当に着たいと思える衣服を作りたいという、実に純粋な想いだったといいます。
ステファノ・ガッバーナは後年、当時はコム デ ギャルソンやヨウジヤマモトを着用していたものの、理想とする白いシャツや肩パッドのない自然なジャケットを見つけることができず、自分たちで作り始めたことがメンズコレクションの出発点だったと語っています。
自分たちが美しいと感じる衣服を、自分たちの感性によって形にしていく。
その自由な姿勢に重なったのが、ドメニコ・ドルチェの故郷であるシチリアの生活文化や、イタリアの古い映画に映し出される、飾らない男性たちの装いでした。
海辺で働く漁師たちが身に纏う厚手のニットウェア、農村の暮らしに根差した無骨なワークジャケット、使い込まれたブーツや、身体を自然に包み込むような衣服。
そうした人々の生活の中で育まれてきた実用的な衣服に、彼らは独自の美しさを見出していきます。
生活に根差した衣服が持つ素朴な力強さを大切にしながら、素材の選択やシルエット、ディテールに独自の感性を加えることで、新たな男性像を形作っていく。
そんな創成期ならではの自由な美意識が、今回ご紹介いたしますヴァージンウールのヘビーゲージニットにも、色濃く感じられます。
まず目を奪われるのは、身頃から袖に至るまで贅沢に編み立てられた、非常に重厚な畦編みの表情でしょう。
ヴァージンウールを100%用いた太い糸によって、深く刻まれた編み目が美しい縦の陰影を描き、厚みのあるウールが幾重にも重なり合うことで、まるで手仕事によって生み出されたような、温かみのある佇まいを形成しています。
その風合いは、古くからヨーロッパの漁師たちが身に纏ってきた、フィッシャーマンズニットを思わせるもの。
海上での厳しい寒さから身体を守るため、厚手のウールを用いて編み立てられてきた伝統的なニットウェアには、実用性を追求する中で自然と生まれた、独特の力強さと美しさがございます。
今回の一着にも、そうした素朴な衣服に通じる魅力が感じられながら、その輪郭にはDOLCE & GABBANAならではの洗練された感性が宿っています。
身体を包み込むようにゆとりを持たせた身頃に対し、着丈は比較的すっきりと整えられ、肩から袖にかけては、重厚な編み地が自然に落ちることで柔らかなボリュームが生まれる設計。
たっぷりとしたウールの分量を感じさせながらも、着用した際には身体のラインに馴染み、自然な余白を残した美しいシルエットが生まれます。
そして、この作品を何より特別な存在へと引き上げているのが、独創的な襟元のデザインです。
スキッパーニットのように深く開いた首元から、シャツカラーを思わせる大きな襟が左右へと広がり、肩のラインに沿って柔らかな曲線を描いていく。
その造形には、海辺の衣服に見られるセーラーカラーのような雰囲気も感じられ、素朴なニットウェアの意匠を、より自由なファッションへと昇華させた、彼ららしい感性が表れています。
これほど重厚な畦編みのニットでありながら、あえて大きく開いた襟を設けることで、首元には軽やかな抜け感が生まれ、無骨なニットウェアにどこか端正で、洗練された印象が加わっています。
漁師の衣服を思わせる力強い編み地と、イタリアンテーラリングにも通じる美しい襟元。
異なる文化的背景を持つ要素が、ひとつのニットウェアの中で自然に調和しているところに、初期DOLCE & GABBANAの優れたデザイン感覚が感じられるのではないでしょうか。
また、柔らかな杢調のグレーも、この一着の魅力をより深いものにしています。
太いウールの糸が織りなす繊細な濃淡は、立体的な畦編みと重なることで豊かな表情を生み出し、重厚なニットでありながら、どこか穏やかで温かみのある佇まいに。
色落ちしたブルーデニムに合わせれば、かつてのヨーロッパの海辺で見かけるような、気負いのない自然体のスタイルを思わせますし、端正なウールトラウザーを合わせれば、初期の彼らが追求していた、日常着とテーラリングの境界を自由に行き来する装いをお楽しみいただけるでしょう。
こうして一着の衣服と向き合ってみると、DOLCE & GABBANAというブランドが、時代とともにいかに豊かな表現の幅を持ってきたのかを感じさせられます。
今日の華やかで官能的な世界観も、創成期の素朴で力強い美意識も、シチリアという土地の文化を愛し、自分たちが美しいと信じるものを自由に表現してきた、彼らの感性から生まれたものなのでしょう。
その中でも、メンズコレクションが誕生して間もない時代の作品には、後年の完成されたブランドイメージとはまた異なる、若きデザイナーたちの純粋な探究心が息づいています。
当時の衣服が持つ素朴さを、現代のファッションとして楽しむことができるというのも、ヴィンテージウェアならではの醍醐味ではないでしょうか。
イタリアの伝統的な生活文化と、1990年代初頭の自由なファッションの感性が交わることで生まれた、素朴で力強く、それでいてどこまでも洗練された美しさを、ぜひ現代のワードローブの中でご堪能いただけましたら幸いです。
Measurements : サイズ情報
表記 : 50(日本メンズサイズL相当)
平置き採寸 : 肩幅 52cm 身幅 57cm 着丈 62cm 袖丈 65cm
Condition :商品状態
多少のピリングこそございますが、目立つダメージのないグッドコンディション。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
