[Early 90's] “DOLCE & GABBANA Maglie” Leather Panel Cable Knit Cardiga (Early Collection)
¥88,000 ($556.52)
Brand : DOLCE & GABBANA Maglie
Material : Knit (Composition Unconfirmed), Genuine Leather
Color : Rust Brown / Dark Brown / Beige
Size : 54
Model : 172cm 55kg
イタリアの伝統的な衣服や、人々の暮らしに根付いた素朴な美しさ。
DOLCE & GABBANAが創設当初から大切にしてきた感性は、華やかなランウェイの世界においても、その根底に息づいていました。
1985年にミラノでデビューを果たしたドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナは、故郷シチリアの文化や人々の装いから着想を得ながら、既存のファッションの価値観に捉われない独自の世界観を築いていきます。
後年、ブランドを象徴するようになる華美な装飾や明快な官能性が確立される以前、彼らの創作には、日常的な衣服が持つ親密さと、そこに新たな美しさを見出そうとする自由な感性が色濃く表れていました。
その姿勢をとりわけ鮮明に感じられるのが、初期に展開されていたニットウェアのライン「Maglie」でございます。
1987年にはニットウェアの展開を始めていた彼らにとって、編み物はメンズコレクションの発表以前から取り組んでいた重要な創作領域でした。
柔らかな糸を編み上げることで形を生み出すニットは、身体との距離が近く、編み方や糸の太さによって、その表情を自在に変えることができます。
そうした自由度の高さは、衣服の伝統を尊重しながらも、新しい男性像を模索していた彼らにとって、実験的な試みを重ねるための格好の素材だったのでしょう。
今回ご紹介する一着にも、そんな初期の創造性が随所に表れています。
まず目を奪われるのは、温かみのある赤褐色を基調に、深いブラウンと柔らかなベージュのケーブル編み、そして滑らかなスエードレザーを組み合わせた前身頃の構成。
太い糸を用いたローゲージの編み地や、立体的に浮かび上がるケーブル模様は、古くからヨーロッパの生活着に親しまれてきた伝統的な意匠です。
本来であれば、どこか牧歌的で無骨な印象へと傾きやすいこれらの要素を、彼らは色彩と素材の配置によって、洗練された一着へと仕立て上げています。
とりわけ印象的なのは、前立てに沿って配されたスエードレザーの存在でしょう。
ふっくらとした編み地の間に、毛足の短い滑らかなレザーを挟み込むことで、異なる質感が互いの表情を引き立て合い、縦方向へと連なる切り替えが、身体の中心に自然と視線を集めていきます。
ニットの柔らかさとレザーの緊張感。
異なる性質を持つ素材をひとつの衣服に共存させる発想には、伝統的なカーディガンの枠組みを超えて、ニットそのものをデザインの可能性として捉える彼らの姿勢が感じられます。
さらに、肘には同系色のスエードによるエルボーパッチを配し、実用衣料に由来するディテールを残しながら、前身頃のレザーとの連続性を持たせています。
こうした素材の選択にも、単なる装飾では終わらない、彼らならではの感覚が宿っているのでしょう。
そして、この一着の印象を決定づけているのが、着丈を短く抑えながら、袖を大胆に長く設定した独特のプロポーションです。
ラグランスリーブによる柔らかな肩の落ち方に対し、長く伸びた袖は手元に豊かな溜まりを生み、ボリュームのある編み地でありながら、身体に纏った際には不思議なほど軽やかなバランスを描きます。
伝統的なカントリーニットの温かみを保ちながら、衣服と身体の関係を新たに組み立て直す。この造形にこそ、初期DOLCE & GABBANAが追い求めていた美しさを感じずにはいられません。
現在のDOLCE & GABBANAにも受け継がれる、身体の魅力を引き出そうとする感性。
その原点にありながら、本作には、まだひとつの完成されたスタイルへと収束していない時代だからこその、自由で実験的な魅力がございます。
ヨーロッパの伝統的な編み物を出発点に、レザーウェアの要素を取り込み、素材と身体の関係を探りながら、ひとつの新しいニットウェアを生み出していく。
それは、ニットという分野に独立した創作の場を設けていた「Maglie」だからこそ見出せる、初期DOLCE & GABBANAの美学そのものではないでしょうか。
今となっては出会う機会の限られた、メゾンの創成期ならではの感性を存分に感じていただける、特別な一着でございます。
Measurements : サイズ情報
表記 : 54(日本メンズサイズXL相当)
平置き採寸 : 裄丈 108cm 身幅 75cm 着丈 70cm 脇下袖丈 63cm
Condition :商品状態
多少のピリングこそございますが、目立つダメージのないグッドコンディション。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
Brand : DOLCE & GABBANA Maglie
Material : Knit (Composition Unconfirmed), Genuine Leather
Color : Rust Brown / Dark Brown / Beige
Size : 54
Model : 172cm 55kg
イタリアの伝統的な衣服や、人々の暮らしに根付いた素朴な美しさ。
DOLCE & GABBANAが創設当初から大切にしてきた感性は、華やかなランウェイの世界においても、その根底に息づいていました。
1985年にミラノでデビューを果たしたドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナは、故郷シチリアの文化や人々の装いから着想を得ながら、既存のファッションの価値観に捉われない独自の世界観を築いていきます。
後年、ブランドを象徴するようになる華美な装飾や明快な官能性が確立される以前、彼らの創作には、日常的な衣服が持つ親密さと、そこに新たな美しさを見出そうとする自由な感性が色濃く表れていました。
その姿勢をとりわけ鮮明に感じられるのが、初期に展開されていたニットウェアのライン「Maglie」でございます。
1987年にはニットウェアの展開を始めていた彼らにとって、編み物はメンズコレクションの発表以前から取り組んでいた重要な創作領域でした。
柔らかな糸を編み上げることで形を生み出すニットは、身体との距離が近く、編み方や糸の太さによって、その表情を自在に変えることができます。
そうした自由度の高さは、衣服の伝統を尊重しながらも、新しい男性像を模索していた彼らにとって、実験的な試みを重ねるための格好の素材だったのでしょう。
今回ご紹介する一着にも、そんな初期の創造性が随所に表れています。
まず目を奪われるのは、温かみのある赤褐色を基調に、深いブラウンと柔らかなベージュのケーブル編み、そして滑らかなスエードレザーを組み合わせた前身頃の構成。
太い糸を用いたローゲージの編み地や、立体的に浮かび上がるケーブル模様は、古くからヨーロッパの生活着に親しまれてきた伝統的な意匠です。
本来であれば、どこか牧歌的で無骨な印象へと傾きやすいこれらの要素を、彼らは色彩と素材の配置によって、洗練された一着へと仕立て上げています。
とりわけ印象的なのは、前立てに沿って配されたスエードレザーの存在でしょう。
ふっくらとした編み地の間に、毛足の短い滑らかなレザーを挟み込むことで、異なる質感が互いの表情を引き立て合い、縦方向へと連なる切り替えが、身体の中心に自然と視線を集めていきます。
ニットの柔らかさとレザーの緊張感。
異なる性質を持つ素材をひとつの衣服に共存させる発想には、伝統的なカーディガンの枠組みを超えて、ニットそのものをデザインの可能性として捉える彼らの姿勢が感じられます。
さらに、肘には同系色のスエードによるエルボーパッチを配し、実用衣料に由来するディテールを残しながら、前身頃のレザーとの連続性を持たせています。
こうした素材の選択にも、単なる装飾では終わらない、彼らならではの感覚が宿っているのでしょう。
そして、この一着の印象を決定づけているのが、着丈を短く抑えながら、袖を大胆に長く設定した独特のプロポーションです。
ラグランスリーブによる柔らかな肩の落ち方に対し、長く伸びた袖は手元に豊かな溜まりを生み、ボリュームのある編み地でありながら、身体に纏った際には不思議なほど軽やかなバランスを描きます。
伝統的なカントリーニットの温かみを保ちながら、衣服と身体の関係を新たに組み立て直す。この造形にこそ、初期DOLCE & GABBANAが追い求めていた美しさを感じずにはいられません。
現在のDOLCE & GABBANAにも受け継がれる、身体の魅力を引き出そうとする感性。
その原点にありながら、本作には、まだひとつの完成されたスタイルへと収束していない時代だからこその、自由で実験的な魅力がございます。
ヨーロッパの伝統的な編み物を出発点に、レザーウェアの要素を取り込み、素材と身体の関係を探りながら、ひとつの新しいニットウェアを生み出していく。
それは、ニットという分野に独立した創作の場を設けていた「Maglie」だからこそ見出せる、初期DOLCE & GABBANAの美学そのものではないでしょうか。
今となっては出会う機会の限られた、メゾンの創成期ならではの感性を存分に感じていただける、特別な一着でございます。
Measurements : サイズ情報
表記 : 54(日本メンズサイズXL相当)
平置き採寸 : 裄丈 108cm 身幅 75cm 着丈 70cm 脇下袖丈 63cm
Condition :商品状態
多少のピリングこそございますが、目立つダメージのないグッドコンディション。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
