[Late1980's-1990s] "BYBLOS" Wool Alpaca Cable Knit Hooded Parka (Made in Italy)
¥49,500 ($313.04)
Brand : Byblos
Color : Beige
Material : 70% wool, 30% alpaca
Size : 50
Model : 175cm 65kg
砂色やオートミール、淡いトープが幾重にも溶け合うグレージュの編み地から、細く長い毛足がうっすらと立ち上がり、冬の光を柔らかく滲ませます。
指先で触れた瞬間に伝わるのは、ふっくらと空気を抱え込んだ弾力と、しっとりとした獣毛特有のぬめり感。
深い凹凸を持つ縦畝の編み地と立体的なケーブル編みが豊かな陰影を描き出す、1980年代後半から90年代初頭のBYBLOSによるイタリア製フーデッドニットパーカーです。
本来は無骨な防寒着であるはずのフィッシャーマンニットやフーデッドパーカの要素を掛け合わせながら、どこまでも柔和で知的な佇まいへと昇華させた一着です。
BYBLOSの歴史は1973年、アドリア海に面したイタリア・マルケ州アンコーナの老舗ファッション企業、ジェニー(Genny)グループから、自由で実験的なクリエイションを追求するレーベルとして誕生したことに始まります。
70年代後半には若き日のジャンニ・ヴェルサーチがデザインを手掛け、その後80年代前半から90年代中期にかけてブランドの黄金期を築き上げたのが、イギリス出身のデザイナーデュオ、キース・ヴァーティとアラン・クリーヴァーでした。
アンコーナの本社が持つ潤沢な生産背景とイタリア最高峰のニッティング技術を自在に操った二人が最も得意としたのは、母国イギリスの伝統的な機能服やカントリーウェアの骨格を解体し、イタリアならではの柔らかな素材感と中間色のカラーパレットでモダンに再構築するアプローチです。
その哲学をまず体現しているのが、ウール70%にアルパカを30%ブレンドした紡毛糸のセレクトです。
デザインモチーフとなっているアイルランドやスコットランドの伝統的なフィッシャーマンニットは、厳しい冬の海風や雨を弾くため、本来は油分を残した硬く重厚なブリティッシュウールを用いて鎧のように編み上げられます。
しかしこの一着では、ふっくらとしたウールの保温性に、アンデス山脈の厳しい寒暖差の中で育つアルパカの繊維を掛け合わせる手法を採用。
アルパカ特有の滑らかなぬめり感と繊細な起毛が加わることで、ローゲージの立体的な編み地でありながらゴワつきや重さを一切感じさせず、身体のラインに沿ってしなやかに落ちるドレープ性を獲得しています。
薄手のシャツやカットソーの上から直接羽織っても肌当たりが驚くほど優しく、暖かい空気の層で上半身を包み込む仕上がりです。
さらに目を奪われるのが、一着のニットの中で4種類の異なる編み組織を部位ごとに緻密に切り替えたニッティング構造と、独自のパターンワークです。
身頃と背面のベースには、深い縦畝が豊かな伸縮性と保温性を生む畦編みを配置。
前身頃の左右には2列ずつ、さらに両袖の中央から袖口にかけても2列ずつ、2本の縄編みを対にして矢羽根のように交差させたブレードケーブルが力強く走っています。一方で背面からはあえてケーブル編みをすべて省き、縦畝の畦編みだけでミニマルにまとめることで、視覚的な重さを払拭。そして極めてユニークなのが、イギリス海峡の漁師服であるガンジーセーターの構造を応用したヨークと袖の切り替えです。
鎖骨の上から肩を覆うリブ編みのヨークパネルが、肩の頂点を越えて二の腕の中間、肘のすぐ上の位置まで深く覆いかぶさるようにドロップしており、その水平の切り替え線から下に向かって袖の畦編みと矢羽根ケーブルが始まる設計。
着用した際に肩の角が張らず、首元から二の腕にかけて滑らかな丸みを描き出します。
さらに各パーツの接合は、生地を裁断してミシンで縫うのではなく、編み目を一目ずつ拾って繋ぎ合わせる高度なリンキングで仕立てられており、裏側に硬い縫い代を作らないイタリアのニットファクトリーならではの丁寧な仕事が確認できます。
フロントの開閉構造やフードの造形にも、見る人を惹きつける工夫が凝らされています。凹凸のある身頃に対し、中央の前立ては目の詰まったフラットな天竺の袋編みで端正に切り替えられており、そこへ直接ボタンホールを開けるのではなく、ダッフルコートのトグル留めを思わせる独立した横向きのニットタブ]を左前立てから渡して右身頃のボタンに留める仕様を採用。
4つ並ぶボタンには、外周にぷっくりとした縁を持ち、アイボリーからグレージュ、ダークブラウンの斑へと色が移ろう天然角調の2つ穴ボタンが配され、編み地のニュアンスカラーと繊細に呼応します。
最上段のタブとボタンが鎖骨の少し下に位置しているため、一番上まで留めても首元が詰まりすぎず、小さなV字の抜け感が生まれるバランス。
そのV字の起点から、身頃の縦畝とは対照的な横畝組織で編み上げられたフードが立ち上がります。フードの開口部には前立てからそのまま連続する肉厚な袋編みのトリムがぐるりと回されており、フードを被らない時でも背中で平たく潰れず、ショールカラーのように首まわりで立体的なボリュームを保って自立します。
たっぷりとした身幅と太めのスリーブが袖口と裾のリブで程よく引き締められ、手首の上でケーブル編みがふっくらとたわむシルエット。
秋口や春先には主役のライトアウターとして、真冬にはウールコートやジャケットのインに重ねて襟元からフードを覗かせるミドルレイヤーとして、長い季節にわたって装いの幅を広げてくれる一着です。
Measurements:サイズ情報
表記: 50(日本メンズサイズL-XL相当)
平置き寸法 : 着丈71.5cm 身幅78cm 裄丈102cm 脇下袖丈54cm
Condition:商品状態
目立ったダメージのないコンディションです。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
Brand : Byblos
Color : Beige
Material : 70% wool, 30% alpaca
Size : 50
Model : 175cm 65kg
砂色やオートミール、淡いトープが幾重にも溶け合うグレージュの編み地から、細く長い毛足がうっすらと立ち上がり、冬の光を柔らかく滲ませます。
指先で触れた瞬間に伝わるのは、ふっくらと空気を抱え込んだ弾力と、しっとりとした獣毛特有のぬめり感。
深い凹凸を持つ縦畝の編み地と立体的なケーブル編みが豊かな陰影を描き出す、1980年代後半から90年代初頭のBYBLOSによるイタリア製フーデッドニットパーカーです。
本来は無骨な防寒着であるはずのフィッシャーマンニットやフーデッドパーカの要素を掛け合わせながら、どこまでも柔和で知的な佇まいへと昇華させた一着です。
BYBLOSの歴史は1973年、アドリア海に面したイタリア・マルケ州アンコーナの老舗ファッション企業、ジェニー(Genny)グループから、自由で実験的なクリエイションを追求するレーベルとして誕生したことに始まります。
70年代後半には若き日のジャンニ・ヴェルサーチがデザインを手掛け、その後80年代前半から90年代中期にかけてブランドの黄金期を築き上げたのが、イギリス出身のデザイナーデュオ、キース・ヴァーティとアラン・クリーヴァーでした。
アンコーナの本社が持つ潤沢な生産背景とイタリア最高峰のニッティング技術を自在に操った二人が最も得意としたのは、母国イギリスの伝統的な機能服やカントリーウェアの骨格を解体し、イタリアならではの柔らかな素材感と中間色のカラーパレットでモダンに再構築するアプローチです。
その哲学をまず体現しているのが、ウール70%にアルパカを30%ブレンドした紡毛糸のセレクトです。
デザインモチーフとなっているアイルランドやスコットランドの伝統的なフィッシャーマンニットは、厳しい冬の海風や雨を弾くため、本来は油分を残した硬く重厚なブリティッシュウールを用いて鎧のように編み上げられます。
しかしこの一着では、ふっくらとしたウールの保温性に、アンデス山脈の厳しい寒暖差の中で育つアルパカの繊維を掛け合わせる手法を採用。
アルパカ特有の滑らかなぬめり感と繊細な起毛が加わることで、ローゲージの立体的な編み地でありながらゴワつきや重さを一切感じさせず、身体のラインに沿ってしなやかに落ちるドレープ性を獲得しています。
薄手のシャツやカットソーの上から直接羽織っても肌当たりが驚くほど優しく、暖かい空気の層で上半身を包み込む仕上がりです。
さらに目を奪われるのが、一着のニットの中で4種類の異なる編み組織を部位ごとに緻密に切り替えたニッティング構造と、独自のパターンワークです。
身頃と背面のベースには、深い縦畝が豊かな伸縮性と保温性を生む畦編みを配置。
前身頃の左右には2列ずつ、さらに両袖の中央から袖口にかけても2列ずつ、2本の縄編みを対にして矢羽根のように交差させたブレードケーブルが力強く走っています。一方で背面からはあえてケーブル編みをすべて省き、縦畝の畦編みだけでミニマルにまとめることで、視覚的な重さを払拭。そして極めてユニークなのが、イギリス海峡の漁師服であるガンジーセーターの構造を応用したヨークと袖の切り替えです。
鎖骨の上から肩を覆うリブ編みのヨークパネルが、肩の頂点を越えて二の腕の中間、肘のすぐ上の位置まで深く覆いかぶさるようにドロップしており、その水平の切り替え線から下に向かって袖の畦編みと矢羽根ケーブルが始まる設計。
着用した際に肩の角が張らず、首元から二の腕にかけて滑らかな丸みを描き出します。
さらに各パーツの接合は、生地を裁断してミシンで縫うのではなく、編み目を一目ずつ拾って繋ぎ合わせる高度なリンキングで仕立てられており、裏側に硬い縫い代を作らないイタリアのニットファクトリーならではの丁寧な仕事が確認できます。
フロントの開閉構造やフードの造形にも、見る人を惹きつける工夫が凝らされています。凹凸のある身頃に対し、中央の前立ては目の詰まったフラットな天竺の袋編みで端正に切り替えられており、そこへ直接ボタンホールを開けるのではなく、ダッフルコートのトグル留めを思わせる独立した横向きのニットタブ]を左前立てから渡して右身頃のボタンに留める仕様を採用。
4つ並ぶボタンには、外周にぷっくりとした縁を持ち、アイボリーからグレージュ、ダークブラウンの斑へと色が移ろう天然角調の2つ穴ボタンが配され、編み地のニュアンスカラーと繊細に呼応します。
最上段のタブとボタンが鎖骨の少し下に位置しているため、一番上まで留めても首元が詰まりすぎず、小さなV字の抜け感が生まれるバランス。
そのV字の起点から、身頃の縦畝とは対照的な横畝組織で編み上げられたフードが立ち上がります。フードの開口部には前立てからそのまま連続する肉厚な袋編みのトリムがぐるりと回されており、フードを被らない時でも背中で平たく潰れず、ショールカラーのように首まわりで立体的なボリュームを保って自立します。
たっぷりとした身幅と太めのスリーブが袖口と裾のリブで程よく引き締められ、手首の上でケーブル編みがふっくらとたわむシルエット。
秋口や春先には主役のライトアウターとして、真冬にはウールコートやジャケットのインに重ねて襟元からフードを覗かせるミドルレイヤーとして、長い季節にわたって装いの幅を広げてくれる一着です。
Measurements:サイズ情報
表記: 50(日本メンズサイズL-XL相当)
平置き寸法 : 着丈71.5cm 身幅78cm 裄丈102cm 脇下袖丈54cm
Condition:商品状態
目立ったダメージのないコンディションです。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
