[1980s] "John Laing" Cashmere Crew Neck Knit Sweater (Made in Scotland)
¥33,000 ($208.25)
Brand : John Laing
Color : Lilac
Material : 100% Cashmere
Size : Unknown
Model : 175cm 65kg
1831年、スコットランド南部の国境地帯に位置する繊維産業の聖地、ホーウィックで産声を上げたJohn Laing。数ある英国のニットメーカーのなかでも、世界最古のカシミヤニットウェアファクトリーとして歴史に名を刻む名門です。
19世紀後半にはホーウィックの工場で唯一、蒸気動力を備えたフルファッションド機を稼働させて近代ニット製造の礎を築き、20世紀以降はロンドンの老舗百貨店のみならず、シャネルやエルメスといったパリの最高峰クチュールメゾンのカシミヤニット生産を裏で支え続けてきました。
のちに同郷の名門であるバリーと統合され、その類まれな技術力を絶やさぬようシャネル社の傘下へと迎え入れられた事実からも、彼らが到達していたクラフツマンシップの高さが窺えます。
広告塔を持たないファクトリーブランドゆえに一見するとアノニマスな存在でありながら、世界の頂点に立つメゾンが全幅の信頼を寄せた、1980年代スコットランド製のピュアカシミヤ・クルーネックセーターです。
まず視覚を捉えて離さないのが、優美な青みとほんのりとした赤みが絶妙なバランスで溶け合うライラックの発色です。
このような淡く澄んだパステル系のパープルは、染色前の原毛の白度が最もシビアに表れる色相のひとつとして知られます。
カシミヤの原毛に少しでも黄みや茶色みが残っていると、淡い紫の染料を乗せた際に色がくすんで濁り、透明感が失われてしまいます。
本作が一点の曇りもないクリアなライラックに染め上がっているのは、収穫量のなかでも限られた割合しか採れない純白の特級ホワイトカシミヤ原毛のみを贅沢に選別している何よりの証拠です。
さらに編み地の表面に目を近づけると、微細な毛羽のなかにわずかな濃淡のトーンが複雑に混ざり合っており、平板なベタ染めにはない奥行きと柔らかな陰影を形成しています。
手に取った瞬間に伝わってくる質感にも、80年代のホーウィック製カシミヤならではの哲学が宿っています。細く長い特級カシミヤ繊維を2プライでしっかりと撚り合わせ、目の詰まった高密度な天竺組織へと編み立てた一着。
その編み地を仕上げるのが、ホーウィックの街を流れるティヴィオット川の清冽な軟水を用いたミリング工程です。
不純物の少ない軟水で時間をかけて洗いをかけることで、編み目の隙間が密に埋まり、冷たい外気を遮断する頼もしい肉感と指先を押し返すような弾力が生まれます。
同時に、パリのクチュールメゾンを虜にした均一できめ細かなブルームが表面にしっとりと立ち上がり、スコティッシュカシミヤ特有の堅牢な骨格と、素肌に吸い付くようなぬめり感を高次元で共存させています。
各部のニッティング構造を紐解くと、19世紀から成形編みのパイオニアとして君臨してきたファクトリーの技術力が随所に浮かび上がります。
平面の編み地を型紙通りに裁断して縫い合わせるカットソー製法ではなく、前身頃・後ろ身頃・両袖の各パーツを、編み機の目数を計算して増減させながら立体的な形状へと編み上げるフルファッションド製法を採用。
肩まわりは端正なセットインスリーブで仕立てられており、ショルダーの接合線が肩の頂点よりもわずかに後ろ身頃側へと傾斜する立体的なパターンワークを採っています。
フロントとバックのアームホールの曲線に沿って数ミリ内側に、目数を一目ずつ減らした証であるファッションマークの粒が整然と刻まれた作り。
さらに、肉厚な1×1リブを二重に折り返して縫い代を内部に隠した袋編みのクルーネック外周にも、丸首のカーブと平行して成形編みの減らし目が並んでおり、首元が波打たず鎖骨に沿ってフラットに収まります。
そして、これらすべてのパーツを繋ぎ合わせているのが、熟練した職人が専用のリンキングマシンを用いて編み目のループを一目ずつ正確に拾い上げて接合するハンドリンキングの技術です。
ロックミシンで縫い合わせた際のような硬く分厚い縫い代が裏側に一切存在しないため、肩の丸みから腕、首元へとシームレスに馴染み、伸縮性を損なわないストレスフリーな着心地を約束します。また、袖口と裾にはきめ細かな1×1のシングルリブを採用。
とりわけ袖口においては、ゆとりを持たせた袖幅から長めのリブの付け根へ向かって一気に目数を絞る設計がなされており、着用した際に手首の上でカシミヤの編み地がふっくらと溜まり、丸みのある優美なブラウジングを描き出します。
重くなりがちな秋冬のネイビーやチャコールグレー、ダークブラウンのウールコートやテーラードジャケットのインに差し込めば顔まわりに品格のある彩りを添え、春先には色落ちしたブルーデニムやミリタリーのフィールドパンツ、グレーのフランネルスラックスと合わせて1枚で主役になる、老舗ファクトリーの粋が詰まった一着です。
Measurements:サイズ情報
表記: Unknown(日本メンズサイズM-L相当)
平置き採寸 : 肩幅 46cm 身幅 52cm 着丈 58cm 袖丈 60cm
Condition:商品状態
着用時には目立たない程度背面に薄らとしたシミが見られます。
下記の写真にてご確認ください。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
Brand : John Laing
Color : Lilac
Material : 100% Cashmere
Size : Unknown
Model : 175cm 65kg
1831年、スコットランド南部の国境地帯に位置する繊維産業の聖地、ホーウィックで産声を上げたJohn Laing。数ある英国のニットメーカーのなかでも、世界最古のカシミヤニットウェアファクトリーとして歴史に名を刻む名門です。
19世紀後半にはホーウィックの工場で唯一、蒸気動力を備えたフルファッションド機を稼働させて近代ニット製造の礎を築き、20世紀以降はロンドンの老舗百貨店のみならず、シャネルやエルメスといったパリの最高峰クチュールメゾンのカシミヤニット生産を裏で支え続けてきました。
のちに同郷の名門であるバリーと統合され、その類まれな技術力を絶やさぬようシャネル社の傘下へと迎え入れられた事実からも、彼らが到達していたクラフツマンシップの高さが窺えます。
広告塔を持たないファクトリーブランドゆえに一見するとアノニマスな存在でありながら、世界の頂点に立つメゾンが全幅の信頼を寄せた、1980年代スコットランド製のピュアカシミヤ・クルーネックセーターです。
まず視覚を捉えて離さないのが、優美な青みとほんのりとした赤みが絶妙なバランスで溶け合うライラックの発色です。
このような淡く澄んだパステル系のパープルは、染色前の原毛の白度が最もシビアに表れる色相のひとつとして知られます。
カシミヤの原毛に少しでも黄みや茶色みが残っていると、淡い紫の染料を乗せた際に色がくすんで濁り、透明感が失われてしまいます。
本作が一点の曇りもないクリアなライラックに染め上がっているのは、収穫量のなかでも限られた割合しか採れない純白の特級ホワイトカシミヤ原毛のみを贅沢に選別している何よりの証拠です。
さらに編み地の表面に目を近づけると、微細な毛羽のなかにわずかな濃淡のトーンが複雑に混ざり合っており、平板なベタ染めにはない奥行きと柔らかな陰影を形成しています。
手に取った瞬間に伝わってくる質感にも、80年代のホーウィック製カシミヤならではの哲学が宿っています。細く長い特級カシミヤ繊維を2プライでしっかりと撚り合わせ、目の詰まった高密度な天竺組織へと編み立てた一着。
その編み地を仕上げるのが、ホーウィックの街を流れるティヴィオット川の清冽な軟水を用いたミリング工程です。
不純物の少ない軟水で時間をかけて洗いをかけることで、編み目の隙間が密に埋まり、冷たい外気を遮断する頼もしい肉感と指先を押し返すような弾力が生まれます。
同時に、パリのクチュールメゾンを虜にした均一できめ細かなブルームが表面にしっとりと立ち上がり、スコティッシュカシミヤ特有の堅牢な骨格と、素肌に吸い付くようなぬめり感を高次元で共存させています。
各部のニッティング構造を紐解くと、19世紀から成形編みのパイオニアとして君臨してきたファクトリーの技術力が随所に浮かび上がります。
平面の編み地を型紙通りに裁断して縫い合わせるカットソー製法ではなく、前身頃・後ろ身頃・両袖の各パーツを、編み機の目数を計算して増減させながら立体的な形状へと編み上げるフルファッションド製法を採用。
肩まわりは端正なセットインスリーブで仕立てられており、ショルダーの接合線が肩の頂点よりもわずかに後ろ身頃側へと傾斜する立体的なパターンワークを採っています。
フロントとバックのアームホールの曲線に沿って数ミリ内側に、目数を一目ずつ減らした証であるファッションマークの粒が整然と刻まれた作り。
さらに、肉厚な1×1リブを二重に折り返して縫い代を内部に隠した袋編みのクルーネック外周にも、丸首のカーブと平行して成形編みの減らし目が並んでおり、首元が波打たず鎖骨に沿ってフラットに収まります。
そして、これらすべてのパーツを繋ぎ合わせているのが、熟練した職人が専用のリンキングマシンを用いて編み目のループを一目ずつ正確に拾い上げて接合するハンドリンキングの技術です。
ロックミシンで縫い合わせた際のような硬く分厚い縫い代が裏側に一切存在しないため、肩の丸みから腕、首元へとシームレスに馴染み、伸縮性を損なわないストレスフリーな着心地を約束します。また、袖口と裾にはきめ細かな1×1のシングルリブを採用。
とりわけ袖口においては、ゆとりを持たせた袖幅から長めのリブの付け根へ向かって一気に目数を絞る設計がなされており、着用した際に手首の上でカシミヤの編み地がふっくらと溜まり、丸みのある優美なブラウジングを描き出します。
重くなりがちな秋冬のネイビーやチャコールグレー、ダークブラウンのウールコートやテーラードジャケットのインに差し込めば顔まわりに品格のある彩りを添え、春先には色落ちしたブルーデニムやミリタリーのフィールドパンツ、グレーのフランネルスラックスと合わせて1枚で主役になる、老舗ファクトリーの粋が詰まった一着です。
Measurements:サイズ情報
表記: Unknown(日本メンズサイズM-L相当)
平置き採寸 : 肩幅 46cm 身幅 52cm 着丈 58cm 袖丈 60cm
Condition:商品状態
着用時には目立たない程度背面に薄らとしたシミが見られます。
下記の写真にてご確認ください。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
