[Late 80's] "allegri GREEN" Cotton Military Field Jacket (Made in Italy)
¥49,500 ($312.37)
Brand : allegri GREEN
Material : 100% Cotton
Color : Olive Green
Size : 46
Model : 172cm 55kg
イタリアの服作りにおいて、優れた素材と卓越したデザインが交わることで生まれる美しさ。その可能性を、レインウェアという専門的な領域から追求し続けてきたブランドが、アレグリでございます。
1950年代にトスカーナ州ヴィンチで始まったアレグリの歴史は、1962年に設立された小規模なレインコート製造会社へと受け継がれ、やがて1971年にはファッションブランドとしての新たな歩みを始めます。
雨風から身体を守るという明確な目的を持つ衣服だからこそ、生地の選定や構造、着用時の快適性に対して妥協することができない。
その実用性への深い理解こそが、後に数々の革新的な作品を生み出すアレグリの礎となったのでしょう。
ブランドの転機となったのは、1970年代に始まるジョルジオ・アルマーニとの協業でした。
当時、伝統的な衣服の構造を解きほぐし、身体の動きに寄り添う新しいエレガンスを模索していたアルマーニ。
その感性とアレグリが培ってきた製造技術が結びついたことで、従来は機能性を第一としていたレインウェアが、洗練されたファッションとしての表情を獲得していきます。
さらに1980年代には、マリテ・フランソワ・ジルボーとの協業によってスポーツウェアの領域へと踏み込み、1988年からはロメオ・ジリを迎えるなど、異なる美意識を持つデザイナーたちとの対話を重ねていきました。
一つの確立されたスタイルに固執するのではなく、素材を知り尽くした作り手として、時代を切り開くデザイナーの感性を受け入れていく。
アレグリの魅力は、まさにその柔軟な創造性にあったのだと思います。
今回ご紹介するのは、そんなブランドの発展期にあたる1980年代後半の作品と見られる、イタリア製のミリタリーフィールドジャケット。
内側には、現在では詳細な資料も限られる「allegri GREEN」のネームが配されており、ブランドが多様な表現を模索していた時代を物語る、非常に興味深い一着でございます。
その佇まいから思い起こされるのは、アメリカ軍のM-65フィールドジャケット。
身体を覆うスタンドカラー、フロントに配された四つのフラップポケット、ウエストを絞るドローコードなど、軍服に由来する実用的な構造を踏襲しながら、全体には驚くほど端正な印象が漂います。
本来、軍用衣服のディテールは、それぞれが明確な目的を持って生まれたもの。
収納力を確保するポケットや、身体へのフィットを調整するウエストの構造も、過酷な環境での着用を想定した合理性の表れでした。
しかし、この一着ではそうした機能的な要素を残しながらも、肩周りの構築的な装飾を抑え、フロントをすっきりと整えることで、軍服特有の無骨さが巧みに和らげられています。
とりわけ興味深いのは、あえてコットン100%の生地を選んでいることです。
レインウェアを出自とし、防水性や新素材の開発に深い知見を持っていたアレグリであれば、機能性を前面に打ち出した化学繊維を用いる選択肢もあったはずです。
それでも本作では、細やかな織り目を持つコットンの生地を採用し、身体の動きに合わせて自然な皺を描く、柔らかな表情を生み出しています。
軍服に由来する構造と、日常着として親しみやすい天然素材。その組み合わせには、機能服をファッションとして成立させようとする当時のアレグリの思想が感じられるのです。
また、落ち着いたオリーブグリーンの色彩も、この一着の魅力を深めています。
ミリタリーウェアの出自を自然に想起させながら、柔らかなコットンの質感によって、どこかイタリアらしい穏やかな雰囲気を纏う色合い。
ウエストのドローコードを絞れば、直線的なフィールドジャケットの輪郭に抑揚が生まれ、トラウザーやニットウェアとも美しく馴染むでしょう。
後年、マッシモ・オスティやマルタン・マルジェラとの仕事によって、さらに実験的な素材研究や構造への探究を深めていくアレグリ。
その歩みを振り返ると、本作のような作品には、技術に裏打ちされた実用性と、デザイナーたちとの協業によって育まれた自由な感性が、すでに共存していたことが窺えます。
今日では決して広く知られた存在ではございませんが、イタリアのファッション史を辿るうえで、アレグリが果たした役割は見過ごすことができません。
当時のものと見られる「allegri GREEN」のネームを残し、時代を経ても色褪せない佇まいを備えた一着。
ぜひ、イタリアの服作りが持つ奥深さとともに、末永くワードローブの一部としてお楽しみいただけましたら幸いです。
Measurement : サイズ情報
表記: 48 (日本メンズサイズ L 相当)
平置き採寸 : 肩幅 53cm 身幅 61cm 着丈 78cm 袖丈 62cm
Condition :商品状態
目立つダメージのないグッドコンディション。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
Brand : allegri GREEN
Material : 100% Cotton
Color : Olive Green
Size : 46
Model : 172cm 55kg
イタリアの服作りにおいて、優れた素材と卓越したデザインが交わることで生まれる美しさ。その可能性を、レインウェアという専門的な領域から追求し続けてきたブランドが、アレグリでございます。
1950年代にトスカーナ州ヴィンチで始まったアレグリの歴史は、1962年に設立された小規模なレインコート製造会社へと受け継がれ、やがて1971年にはファッションブランドとしての新たな歩みを始めます。
雨風から身体を守るという明確な目的を持つ衣服だからこそ、生地の選定や構造、着用時の快適性に対して妥協することができない。
その実用性への深い理解こそが、後に数々の革新的な作品を生み出すアレグリの礎となったのでしょう。
ブランドの転機となったのは、1970年代に始まるジョルジオ・アルマーニとの協業でした。
当時、伝統的な衣服の構造を解きほぐし、身体の動きに寄り添う新しいエレガンスを模索していたアルマーニ。
その感性とアレグリが培ってきた製造技術が結びついたことで、従来は機能性を第一としていたレインウェアが、洗練されたファッションとしての表情を獲得していきます。
さらに1980年代には、マリテ・フランソワ・ジルボーとの協業によってスポーツウェアの領域へと踏み込み、1988年からはロメオ・ジリを迎えるなど、異なる美意識を持つデザイナーたちとの対話を重ねていきました。
一つの確立されたスタイルに固執するのではなく、素材を知り尽くした作り手として、時代を切り開くデザイナーの感性を受け入れていく。
アレグリの魅力は、まさにその柔軟な創造性にあったのだと思います。
今回ご紹介するのは、そんなブランドの発展期にあたる1980年代後半の作品と見られる、イタリア製のミリタリーフィールドジャケット。
内側には、現在では詳細な資料も限られる「allegri GREEN」のネームが配されており、ブランドが多様な表現を模索していた時代を物語る、非常に興味深い一着でございます。
その佇まいから思い起こされるのは、アメリカ軍のM-65フィールドジャケット。
身体を覆うスタンドカラー、フロントに配された四つのフラップポケット、ウエストを絞るドローコードなど、軍服に由来する実用的な構造を踏襲しながら、全体には驚くほど端正な印象が漂います。
本来、軍用衣服のディテールは、それぞれが明確な目的を持って生まれたもの。
収納力を確保するポケットや、身体へのフィットを調整するウエストの構造も、過酷な環境での着用を想定した合理性の表れでした。
しかし、この一着ではそうした機能的な要素を残しながらも、肩周りの構築的な装飾を抑え、フロントをすっきりと整えることで、軍服特有の無骨さが巧みに和らげられています。
とりわけ興味深いのは、あえてコットン100%の生地を選んでいることです。
レインウェアを出自とし、防水性や新素材の開発に深い知見を持っていたアレグリであれば、機能性を前面に打ち出した化学繊維を用いる選択肢もあったはずです。
それでも本作では、細やかな織り目を持つコットンの生地を採用し、身体の動きに合わせて自然な皺を描く、柔らかな表情を生み出しています。
軍服に由来する構造と、日常着として親しみやすい天然素材。その組み合わせには、機能服をファッションとして成立させようとする当時のアレグリの思想が感じられるのです。
また、落ち着いたオリーブグリーンの色彩も、この一着の魅力を深めています。
ミリタリーウェアの出自を自然に想起させながら、柔らかなコットンの質感によって、どこかイタリアらしい穏やかな雰囲気を纏う色合い。
ウエストのドローコードを絞れば、直線的なフィールドジャケットの輪郭に抑揚が生まれ、トラウザーやニットウェアとも美しく馴染むでしょう。
後年、マッシモ・オスティやマルタン・マルジェラとの仕事によって、さらに実験的な素材研究や構造への探究を深めていくアレグリ。
その歩みを振り返ると、本作のような作品には、技術に裏打ちされた実用性と、デザイナーたちとの協業によって育まれた自由な感性が、すでに共存していたことが窺えます。
今日では決して広く知られた存在ではございませんが、イタリアのファッション史を辿るうえで、アレグリが果たした役割は見過ごすことができません。
当時のものと見られる「allegri GREEN」のネームを残し、時代を経ても色褪せない佇まいを備えた一着。
ぜひ、イタリアの服作りが持つ奥深さとともに、末永くワードローブの一部としてお楽しみいただけましたら幸いです。
Measurement : サイズ情報
表記: 48 (日本メンズサイズ L 相当)
平置き採寸 : 肩幅 53cm 身幅 61cm 着丈 78cm 袖丈 62cm
Condition :商品状態
目立つダメージのないグッドコンディション。
Attention
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
