[90's] "Christian Dior MONSIEUR" Dinner Jacket
Brand : Dior MONSIEUR
Color : Gray
Material :
Size :
Measurement : 身幅 59 肩幅 48.5 袖丈 62.5 着丈 79(平置き寸法(cm))
1946年創設の本ブランド。創設者クリスチャン・ディオール氏はイギリスの生まれ。1920年代に入るとパリへ移住し青年期を過ごします。この時、パリの街並みに溢れるプリミティブアートやキュビズム芸術、ル・コルビジェの現代建築に感銘を受け、父の言いつけ通りに政治学院に進学するも現代美術へと没頭するようになります。「ニュールック」と称された革命的な構築的デザインは、恐らくこの経験無くして成立しないものでしょう。
ブランド創設後、ディオール氏は逝去することとなり、イヴ・サンローランやジョン・ガリアーノなど、名だたるデザイナーがディオールの主任デザイナーに就任しています。本個体は推定90年代のアイテムということで、恐らくはイタリアの3Gに数えられる、ジャンブランコ・フェレ氏が就任していた時期のプロダクト。なるほど確かに、肩のシルエットが違いますねえ。弊店でも以前フェレ氏のテーラードをご紹介させていただきましたが、こちらの個体でも非常に立体的構築。ディオール氏と同じく建築的なデザインを取り入れることで知られるフェレ氏の意匠がふんだんに現れていると言えます。理想的に描いたシルエットを作り出すようで、肩から袖にかけてのアームの美しさは他の追随を許しません。
触れてみて驚いたのは内側の裏地の縫製。決まってアームホールのあたりは裏地が縮んでしまってごわつくものですが、こちらの個体は一切そんなことがなくノンストレスな着心地。「神は細部に宿る」と言いますが、流石はディオールと唸らせる縫製は見えない部分にこそ秘められています。
因みにブランド名にある"MONSIER(ムッシュ)"とはフランス語で男性に向けた敬称を意味します。本ラインは2001A/Wより始まる"Dior HOMME"のいわゆる前身。クラシカルでコンサバティブなデザインが特徴とされディナージャケットというモデルも本ラインならではかと。
男性的でラグジュアリー。
圧倒的な縫製とそれから生まれる立体的な構築に酔いしれることのできる逸品です。
----------------------------------------------------------------
商品状態
製品表示タグと思われるタグの欠損跡が右側の内ポケットにございますが、目立った傷等なくグッドコンディションです。
----------------------------------------------------------------
・商品は一点物のVintageになる為、SOLDになった場合全く同じアイテムの再入荷はございません、予めご了承下さい。
・採寸方法により、若干の誤差がある場合がございます、予めご了承下さい。
・Vintage商品の為、使用感や経年劣化がある場合がございます。
ご購入後の返品・交換は受け付けておりませんのでVintage商品にご理解のある方のみご購入をお願い致します。
・商品の色味は出来る限り肉眼で見た場合に近いよう調整しておりますが、お手元のブラウザによって見え方が変わることがあります。
他にも商品に関するご質問があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。