Brand : "Marithé + François Girbaud"
Color : Beige
Material : Polyester 100%
Size : M [表記]
Measurement : 肩幅48.5 身幅50 着丈64 袖丈66（平置き寸法[cm]）


1964年創業の"Marithé + François Girbaud"。長い歴史を持ちながら2014年事実上の終了となり、今はアーカイブのみでの出会いしか叶わぬ幻のブランド。
卓越したデザインセンスとその振り幅の大きさ。
個体それぞれで異なる感性で描かれる濃いギミックは、現代においても異彩を放ちます。

これぞマリテ、といったようなジャケットでしょう。
ハリ感のあるベージュのポリエステルを使用したショートブルゾンのご紹介です。

ベージュのブルゾン、、と言えばイギリスの老舗某ブランドのスポーツジャケットですとか、アメリカンなコーチジャケット・スイングトップなど、渋さのある硬派な雰囲気、あるいはリラックスしたアクティブ感、といった印象を持ちがちですが、このブランドのものは何方にも属しません。
まずはベースとなるのはライダースジャケットでしょうか、襟元のストラップやフロントに設けられたの4つのジップ付きポケット、更には首に当たる部分には裏地を設けてと、ポリエステル製とは思えない豪勢なディテールをふんだんにあしらっています。
そのポリエステルの生地も、高密度で織られたタフでハリ感のあるファブリック。
透明感のある光沢含め、上質で丁寧に作られたであろうその生地は、上品ながらも何処か力の抜けた表情に。

そして特筆すべきはその複雑なパターンワークでしょう。
別パーツやダーツを入れられた曲線的なアーム、特に背面は何枚ものパネルを複雑に配置することで、体に添いながらも美しいボディラインを形成します。
ここまで複雑なパターンワークというものを見ることも稀で、その卓越されたパタンナーとしての力量、言わずもがなデザインセンスというのを強く感じられますね。

生地の柔和で上品な雰囲気に、ロックテイストを感じるジップワークやディテール、そして身体を美しく見せるテクニカルなパターンワーク…
唯のデザインブランドにとどまらない、"Marithé + François Girbaud"。
今なおブランドが継続しているならば、とタラレバに耽ってしまうのは私だけでは無いはずです。

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商品状態
目立った傷等無くグッドコンディションの一枚。
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