[1989's] "J.M.Weston" Double Monk Toe cap Boots
Brand : J.M.Weston
Color : Black
Material : Calf Leather
Size : [表記] 7D (約27.0cm)
Measurement : ソール全長 29 底幅 11 ソール高さ 2.7 甲周り14.5 [cm]
その歴史は1891年、伝統的な革鞣しと革加工で知られるフランス南部、リモージュ地方に始まります。エドゥアール・ブランシャールが、当時は磁器と牧畜で栄えていたリモージュに靴の製造工場を設立。その後息子ユージェーヌが加わることとなりますが、彼はアメリカの近代的な靴製法に注目、マサチューセッツ州ボストン近郊のウエストンでグッドイヤー製法を学びに渡米します。
帰国後、ドイツ総選挙でナチス党が圧勝した1932年、パリ・シャンゼリゼ通りに「J.M. Weston(ジェイエムウエストン)」のフラッグシップショップがオープン。
その店は、当時のパリの名士が行き交う場として大いに賑わうこととなり、この時期に、現在も製造されているJ.M. Westonのシンボル的なモデル、ハントダービー、チェルシーブーツ、ゴルフが生まれます。
その後ブランドの代名詞である「180 ローファー」が第2次世界大戦後に誕生。
このモデルに代表されるように、他には無い独自のシルエットはスタイルや時代にとらわれない履きこなしを可能にし、個性を表現する自由を与えることとなります。
こちらは推定1989年製と思われる、ダブルモンクストラップのハイカットブーツ。
スタッフ一同初見のアイテムで、かなりの希少性。
ブランドのダブルモンクの定番、#237をベースとしつつも履き口をかなり高くしており、更にこちらもブランドの代表作、ハント#677を思わせるメダリオンやスキンステッチ。
エレガントでありつつも、嫌らしさのない色気を放つ、美しい仕上がりが大変魅力的です。
おそらくオーダーモデルと考えられますが、詳細は不明、、
お詳しい方がいらっしゃいましたら、是非とも教えていただきたいところです。(お恥ずかしいところですが、、、)
インソールには現行ロゴの一つ前、所謂「旧ロゴ」が刻まれています。
このロゴが使用された1990年代前半以前のものは、非常に革質が良いとされているのもポイントです。
1980年代に世界最高峰のタンナーであるDEPUIS社を買収したことによる革の自社生産と上質な革の確保を可能にし、また、1981年に皮なめし製品Bastin & Filsの施設を購入したことも革の質向上に寄与。
しかしその後、1990年代以降には環境への意識が高まり製造工程の見直しや革価格の高騰がみられたこと、2015年にはHermèsにデュプイ社を売却、現行でもデュプイ社の革が使われていますが、やはり若干の革質の低下は否めないかなと。
アッパーには目立った傷もなく、この年代特有のもっちりとしつつ、美しい光沢を放ちます。
ソールはやや劣化しておりますが、まだまだ履ける状態。
前方がやや滑りやすくなっているため、長く履きたい方はお好みでラバーを貼っていただくのが良いかと思います。
マニア必見のこちらのモデル。
サイズが合う方は是非この機会に。
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商品状態
細かな傷が見られますが、年代を考慮するととても状態の良い一足です。
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