Brand : Hermès
Material : Silver 925
Size : 52[表記]　(日本リングサイズ 12号)

何世代にもわたって、人々を魅了する"Hermès　(エルメス)"のジュエリー。

もともとは馬具の工房として1837年に創業した"Hermès"ですが、20世紀初頭、創業者の孫に当たるエミール・エルメスは時代の変化を予見。
自動車の普及とともに馬車の時代が終わろうとしていた第一次世界大戦後、馬具づくりで培った職人技を用いてバッグや革小物などのレザーグッズ、ゴルフ用のレザーブルゾンなどの新製品を開発し、新たなイノベーションに挑戦することとなりなす。

そして1927年、ブランド初となるアクセサリー「Filet de Sel (フィレ・ドゥ・セル)」を発表。
それは、レザーストラップに馬の轡（くつわ）のシルバー製モチーフをあしらったブレスレットでした。
それ以来シンプルでエレガントなものから、斬新でモダンなデザインまで豊富で様々なラインナップを展開する"Hermès"のジュエリーですが、その大きな特徴には、『アイコン』が詰められたデザインというものがあります。

厚みのある力強いフォルムに、パンチングで施された、ブランドのイニシャル「H」。
「?clipse Ruban　(エクリプス リュバン)」と名付けられたシルバーリングのご紹介です。


「エクリプス」や「日食・月食」を意味し、「リュバン」は「リボン」を意味します。
つまり、こちらのデザインのインスピレーションは、プレゼントの包装で使用されるリボンから。
このリボンのモチーフは、エルメスの他のアイテムにも見られ、特にエルメスの箱に巻かれている姿をイメージできる方が多いのではないでしょうか？
リボンには「絆」や「縁を結ぶ」といった意味が込められており、人と人を結びつける象徴。
エルメスのリボンは、贈り物としての特別な意味を持ち、贈る人と受け取る人の間に特別な関係を築くことを表しているのです。


シンプルながらも強いメッセージ性が詰められたこちらのリング。
勿論、それ以外の箇所も非常に精巧な作りです。
小さなパンチングでマークを施すのは、非常に高等な技術が求められますが、それを美しく仕上げるのが、やはりエルメスの伝統的な職人技術。

シンプルでミニマルなデザインですが、だからこそ、その精巧な仕上がりとシルバーの輝きが光ります。

シルバー特有の黒ずみや小傷がやや見られますが、ヴィンテージリングならではの風合いでしょう。大きな傷等もなく、マットで落ち着いた質感は、高級感とボリューム感のあるデザインに力強さをプラスしてくれています。
何世代にもわたって長く愛用ができるというのも大きな魅力ですよね。


ユーズド市場での相場が2年で約5倍になるほどに、近年人気を高める"Hermès"のジュエリー。
気にはなっているが、実物を見たことがない、と仰る方が殆どのような印象を受けます。


シンプルながらも、力強さと滑らかなフォルムが特徴の、この「?clipse Ruban」。
控えめながらも、しかし埋没しない絶妙なバランス。
遠目では分からないながらも、近づいてみればどこのブランドか分かるという、秘匿性の高いデザイン。

全ての方へおすすめですが、特に、あまりアクセサリーをお付けになられないという方にこそお試しいただきたいモデル。
その洗練されたフォルムと贅沢な素材は、いつもの、どんな日常にでも寄り添うリングです。

Condition :商品状態

経年によるシルバーの色味の変化や小傷がやや見られます。
ヴィンテージ特有の雰囲気としてお楽しみくださいませ。

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