Brand : Dior HOMME
Material : Cotton 100%

1946年創設の"Christian Dior (クリスチャンディオール)"。
ファッションに興味のない、という方でも、恐らくその名を知らない方はいない、伝説的で長い歴史を持つブランドです。

創設者クリスチャン・ディオール氏は1905年 フランス・グランヴィルの生まれ。
1910年ごろに、パリに移住。

ディオールは、戦後のファッション界に革命をもたらし、特に特筆すべきは、1947年に発表された「ニュールック」。
このコレクションは、なだらかな肩のラインと細くマークされたウエストから広がるロングスカートを特徴とし、女性らしいシルエットを強調しました。
これにより、ディオールは瞬く間に世界的な名声を獲得。このシルエットは、1950年代を象徴するスタイルとなり、パリを再びファッションの中心へと押し上げました。

1957年にはディオール氏が急逝。その後は、イヴ・サンローランやジョン・ガリアーノなど、名だたるデザイナーがディオールの主任デザイナーに就任しています。

“Dior HOMME“は、2000年にDiorのメンズウェアラインとして誕生。
クリエイティブディレクターには、エディ・スリマンが就任しました。

1996年から1999年まで、“Yves Saint Laurent“でクリエイティブディレクターを務め、注目を集めている只中での抜擢となりました。

イブサンローラン時代に、スリムでミニマルなテーラリングを導入。
その斬新なスタイルが、世界的に高い評価を受けていたエディ。
Dior HOMMEへ就任後は、クリスチャン・ディオールの伝統を受け継ぎながらも、モダンで革新的なスタイルを追求。
彼の代名詞であるスキニースタイルを確固たるものとし、メンズウェアにおける新たなスタンダードを打ち立てました。

エディの手がけたスキニースーツやスリムなジャケットは、その革新的なシルエットはファッション界に革命をもたらした。
彼のデザインは、音楽界やカウンターカルチャーからも影響を受けており、多くのロックスターやミュージシャンに愛されました。

エディ期のDior HOMMEは、エレガントさと反骨的なロック精神を融合させたスタイルが特徴。
アンダーグラウンドとハイファッションを巧みに融合。

退任後は、サンローラン、セリーヌで活躍。
ファッション界に大きな影響を与え続けています。

こちらは、2006年春夏コレクションにて、エディが手がけた一着。
このコレクションは、彼の手がけた時期の中でも特に印象的で、彼の哲学が鮮明に表現されたコレクションの一つです。
エディの代名詞である細身のシルエットやロックな要素に加え、より洗練されたアプローチが採用された。

モーターサイクルジャケットをベースに、彼のプロダクトらしい細身でギミックに富んだディテールが目を惹く。

まず目に入るのは、胸元と胴体に設けられたフラップ付きのポケット。
特に、胴体に設けられたポケットは、ギミックに溢れており、上部のジップと下部のフラップそれぞれ別のポケットとなっています。

首と腰、両腕には、ベルトが。
それぞれを組み合わせることで、シルエットの自由度は未知数。
彼のファッションに対する挑戦的な姿勢が、各所のディテールに輝いていますね。

ウエストボムとベルトにより、絞られたウエストにより、腰回りのシルエットがスッキリとした印象。細身で上品なテーラリングにより、特有の男臭さが取り払われます。

ギミックの詰まった遊び心の溢れるデザインと、彼の哲学が鮮明に現れた細身でスタイリッシュなシルエットが魅力的な一着です。

Measurement : サイズ情報

表記: 48 (日本メンズサイズ M相当)
平置き採寸 : 肩幅43cm 身幅48cm 着丈69cm 袖丈62cm
Model: 163cm 50kg

Condition :商品状態

経年によるコットン特有の着用感がありますが、目立ったダメージのないグッドコンディション。
ヴィンテージ特有の風合いとしてお楽しみください。

Attention

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