Brand : GUCCI
Material : Leather 100%
Size : [表記] 52 (日本メンズサイズ L相当)
Measurement : 身幅 56 肩幅 47 袖丈 72 着丈 63 (平置き寸法[cm])


"GUCCI (グッチ)"の創業者は、グッチオ・グッチ。

1881年にイタリアのフィレンツェで生まれた彼は、10代でロンドンに渡り、1897年からロンドンの一流ホテルであるザ・サヴォイでポーターとして働き始めます。
そこで彼は国際的な上流社会の洗練された文化と接し、特にゲストたちの高価なスーツケースを観察していたそう。

「いつの日か自分の名を冠したラゲージを作りたい...」

そんな夢を抱いた彼は1902年に故郷のイタリアに凱旋。
そして、1921年、フィレンツェのヴィーニャ・ヌオーヴァ通りに、英国スタイルのラゲージを専門に扱う最初のグッチショップをオープンしました。

彼が目指したのは、トスカーナの比類ない素材とクラフツマンシップと、エレガントな英国式美学。

初めはトスカーナの比類ない素材とクラフツマンシップと高品質なバッグを提供していましたが、940年代、戦後期の物資不足になると、軽量で耐久性のあるバンブーに着目。
バンブーハンドルを備えたハンドバッグ、「バンブーバッグ」は今現在まで受け継がれる名作の一つです。

ニューヨーク進出も果たした1950年代には、GUCCIの製品はハリウッドのセレブリティたちに愛されるようになり、ブランドの知名度が急上昇。
1970年代から1980年代にかけて、Gucciはさらに国際的なブランドへと成長し、ファッション界での地位を確立しました。こ
の時期には、ジャクリーン・ケネディ・オナシスやグレース・ケリーなどの著名人がGucciのアクセサリーを愛用していました。



フォルムは至ってシンプルでながら、レザーを使った贅沢な一枚のご紹介。
ゆったりとしたボックス状のボディに、肩や腕周りは角ばらずに体に沿いながら美しいカーブを描きます。
やはりテーラリングでも高い評価を得てきたブランドの伝統を感じます。


艶っぽい表情の薄く柔らかなラムレザーは、ただでさえ贅沢な素材ですが、それをふんだんに使用した躯体は、これ以上なく贅沢な仕上がり。
トムのデザインは、エレガントさとセクシャリティが見事に融合しており、見た目の美しさと実用性のバランスが絶妙です。
彼が手掛けたテーマには、しばしば力強さや自信、洗練されたセクシーさが見られますが、この一枚は最もそれを端的に表しているのではないでしょうか。

各部のリブ裏には、グッチの代名詞である赤と緑のライン。
外からは見えない位置に施されていることにより、一見するとGUCCIのプロダクトとは分からない、さりげなさには心をくすぐられますね。
GUCCIと顧客だけの秘密、といったところでしょうか。

トムフォードのデザインはファッションを超えた普遍的な美の探求者であることを物語っています。
トムフォードの卓越したデザインセンスと、グッチの洗練された美学が見事に調和した一枚。

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商品状態

ヴィンテージ特有の着用感がややありますが、目立ったダメージのないグッドコンディションです。

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