Brand : Maison Martin Margiela
Material : Polyester, Polyurethane, Leather [lining] Rayon


「脱構築」「反モード」という考え方のもと作品を展開し、ファッション界に最も影響を与えたブランドの一つ、"Maison Martin Margiela" (メゾン・マルタン・マルジェラ、現Maison Margiela)"。

マルタン・マルジェラ (Martin Margiela) は1957年にベルギーで生まれ、アントワープ王立芸術アカデミーを卒業。
彼は1984年から1987年までジャン＝ポール・ゴルチエのアシスタントを務め、その後1988年に自身のブランド "Maison Martin Margiela" を設立しました。

マルジェラのデザインは、従来のファッションの枠を超えた、革新的で逸脱的なもの。
当時のモードにおける流行に反する、タイトなシルエットの作品を打ち出した「アンチモード」、
意図的に衣服の縫い目や裏側の構造を見せたり、これまでの服の作り方の常識にとらわれない「脱構築」スタイルなど、デビュー当初からファッション業界の常識に反する独自の世界観を提案。

更に高級志向が世間で人気を集めていたことに疑問を感じたことから、あえて貧困層に見えるように古着をリメイクした「ポペリズム（貧困者風）」スタイルなど、衝撃的な作品の数々。


ミステリアスな存在感と、ファッションに対する独自のアプローチもまた彼の魅力。
マルジェラは公の場にほとんど姿を見せず、インタビューもFAXで行うなど、徹底して自らを隠すような振る舞いをしていました。
このような姿勢が、彼のブランドに一層の神秘性と魅力を与え、彼がブランドを退任する　　以前、所謂"本人期"は、今でも世界中の数多くのファンに愛されています。

2011年秋冬メンズコレクションは、伝統的な英国のスタイルからインスパイアされたデザインが特徴的。
シャツやジャケット、スーツといった伝統的なブリティッシュスタイルを現代的にアレンジし、高級感と洗練さを兼ね備えたアイテム、ルックが多く登場します。

そのコレクションからのご紹介となる、キルティングジャケット。
キルティングジャケットと言えば、正に英国紳士、といった印象がありますよね。

キルティング素材は、タイムレスで洗練された印象、その質感と保温性は実用的でもあります。
しかしマルジェラというブランドにかかれば、一気にスタイリッシュに、そしてモードに。
オールブラックで統一され、更には様々な箇所にレザーを使用するという贅沢さ。
キルトの無機物的な光沢と、レザーの味わいのある表情との対比が独特な雰囲気を放ちます。

ライダースジャケットのような、ややゆとりのあるボックスシルエットにすることで、一枚着としても、あるいはインナーダウンのように使用することも可能。
単なるファッションアイテムではなく、ブランドが提唱する世界観を体現する特別な一着。
ジャケットを通じて、マルジェラの独自のスタイルと美学を身にまとい、その魅力を存分に堪能できることでしょう。

Measurement : サイズ情報

Size : 46 [表記] (日本メンズサイズ M-L相当)
平置き採寸[cm] : 肩幅47 身幅54 袖丈67 着丈64
※Model : 174cm 63kg

Condition :商品状態

全体的に着用感が見られますが、目立ったダメージのないグッドコンディション。
ヴィンテージ特有の風合いとしてお楽しみください。

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