2025/02/16 20:20
こんばんは、新北です。
先週は寒波の影響もあって、
随分寒い日が続きましたが
それから一転して
今日は過ごしやすい気候でしたね。
春の足音が少しずつ聞こえてきました。
春といったら(?)シャツ。
新生活の始まりや
様々な節目が訪れる春は、
ピシッとスーツを着たり、
フォーマルな格好をする機会が
多くなる印象です。
プライベートウェアで見ても、
気温が高くなるとアウター代わりに
纏うことも増えますしね。
さてさて、そんな春に向けて
"シャツ"たくさんストックしていますが
今日は当店ではお馴染みの
"Charvet"についての記事を。
1830年に創業したシャルベ。
世界最古のオーダーシャツメーカーとして長い歴史をもち、顧客の中には欧州各国の王室やケネディ米国大統領、数多のハリウッドスターなどなど、多くの著名人がおります。
およそ200年も続いているわけですから、、、
ブランドが続く
=
その間、多くの人に愛され続けている
ということを表していますよね。
さて、そんな"シャルベ"。
「じゃあ、何がそんなに良いの?」
という疑問を持たれる方も
きっと多いのかなと思いますので
今日はそこを深掘りしていきます◎
まず、シャツの"顔"である襟を見てみましょう。
(それまでの時代は
付け襟が主流だった当時、
ボディと一体型の襟を考案したのが
シャルベなんて小話もありますし。)
多くのシャツにおいて、
襟やカフスには必ず芯が入っています。
ちょっと固い あれです。
今の時代、多くのシャツでは
「接着芯」と呼ばれる
表地に熱で貼り付ける仕様がとられることがほとんど。
この接着芯ですと、洗濯を重ねると
ポコポコと浮いてきちゃうんです。
iPhoneのフィルム貼る時に
ミスったあれみたいに。
それに対しシャルベを筆頭とする良いシャツは
「振らし芯」と呼ばれる仕様。
これは、3枚の布のパーツで構成され
それぞれが糊でくっついておらず
独立した状態になっている方法。
こっちの方が、見栄えが断然綺麗。
その分、手間が物凄くかかるみたいです。
台襟の付け方を見ても
手間がすごくかかっています。
台襟はシャツを着た際に
最も肌に触れる部分。
なるべく、
いや、少しもストレスを感じないように
ステッチが肌に当たらないような仕様をとっています。
というのも、
台襟を後側から見るとダブルステッチで縫製してありますが、表側を見るとステッチを台襟から落として縫ってあります。(落としミシン)
段差の下のところを狙って
きちんと正確に縫ってあるのが
2枚目の写真で分かります。
これによって、強度を保ちつつ、
肌には一切触れないような仕上がりに。
僕も家庭科でミシンやったことある程度ですが
こんなの絶対に無理です。
地獄の所業。
どれだけ手間がかかるんだと…。
せっかくステッチの話が出たので
良いシャツの基準ともなる
"ステッチの運針幅"のお話をすると
一般的なシャツで1インチあたり6〜8針。
つまり、約3cm縫い進めるあいだに
針を6回から8回落とす
というピッチ間なのに対し
シャルベさん(もう"さん"付けで呼ばないと畏れ多い)は1インチで14〜16針。
1インチ縫う間に
すでに2,3倍の時間がかかります。
この運針の細かさは
シャルベさんの大きな特徴ですね。
美しい。
まるで一本の線に見えるくらい細かいです。
ボタンも一つ一つ
"根巻き"にしてあったり、
(ボタンをかけやすいように脚をつけて留めてある)
サイドも、3mm程度と極細の
折り伏せ縫いになっていたり…
(多くのシャツでは1cm以上ありますよね)
袖山(シャツの袖の中で1番高い部分)も
高くしてあるため
着用した際にスッキリと美しく
さらには、腕の落ち方も綺麗になり
ジャケットを羽織った際の可動域も広がります。
などなど…
こうしてパックアップすると
細かい部分に長い歴史の中で培われた熟練の技術と手間が詰まっているのが分かるかと思います。
「エグゼクティブのための良い趣味」
をコンセプトに掲げる"Charvet"さん。
是非とも、一度試してみてください。
それでは皆さま
良い週末をお過ごしくださいませ。
新北(@s.soichiro0211)