recollection vintage

2026/06/06 15:13





僕のファッションスタイルにおいて欠かすことのできない「エスニック」というカテゴリ。


≒民族的な


といった辞書的な意味合いではなくって、


そこには
”クラフトマンシップ”

であったり、

”プリミティブ”
も内在している。





そうしたものと、
無機質なもの や、
普遍的なもの(ベーシックなもの) と
組み合わせることは
これまでも、きっとこれからもずっと好き。





それをrecollectionというフィルターを通し
ご提案したいと願っていた折に出会ったこちらのブランド。






【Juan Montes(フアン・モンテス)】

南米アルゼンチンの首都ブエノスアイレスを拠点に活動するシューメイカー。

1982年から現在に至るまで、職人を雇い入れることなく彼一人の手で製作を続けている希少な存在。


アッパーを形成するレザーの裁断から、手作業による緻密な編み込み、そしてソールの取り付けに至るまでの全工程を自身の手で行うという、徹底したハンドクラフトの姿勢を貫いています。





今回、recollectionとしてセレクションしたのは
彼の手がけるミュール。





アルゼンチンは世界有数の牛肉消費国であると同時に、

広大な草原地帯(パンパ)での放牧により、堅牢で分厚く、
しなやかな牛革が生産される世界的なレザー大国として知られています。


なんでも、人口より牛の数が多い国なんだとか。



広大な自然環境でたくましく育った牛の原皮。

古くからガウチョ(牧童)たちの馬具やブーツなど、

過酷な環境での実用品にも用いられてきた強靭でタフなレザー。




本作は、そんな南米の大地が育んだ上質なブラックレザーを帯状に裁断し、

手作業で緻密に編み上げていく手法を採用。


足の甲を深く覆うアッパーは、まるでウェスタンブーツのヴァンプ部分だけを鋭く切り取ったかのような、

特有のボリュームと重厚感を備えています。


それでいて、構造はかかとのないミュール形状。



レザーシューズが持つ力強い顔立ちと、サンダルのような着脱の軽快さが、極めて理にかなったバランスで同居する一足です。



冒頭でお話しした、僕の惹かれる「プリミティブ」と「無機質なもの」の組み合わせ。

このミュールは、まさにそのスタイリングの核として機能します。



例えば、プレーンで無機質なワイドトラウザーズの裾から、この編み込まれた野性味のあるレザーを覗かせる。

PRADAやOstiのテクニカルなウェアと混ぜても素敵。



あるいは、上質なシルクや端正なハイゲージニットといった普遍的なウェアの足元に、あえてこの手仕事の熱量をぶつけるアプローチ。



均整の取れた衣服に、ひとりの職人が作り上げた圧倒的なクラフトマンシップが交わることで、装いにあ圧倒的なオーラが生まれます。



アルゼンチンの屈強なマテリアルと、孤高のシューメイカーによる手作業の結晶。



履き込むほどに持ち主の足の形へと馴染み、革がしなやかに育っていく過程も楽しめるプロダクトです。



Buyer 新北(@s.soichiro0211)



Size : 40 / 41 / 42

Price : ¥38,000- (+tax)