recollection vintage

2026/06/18 19:31




僕たちが普段身につけているジュエリーは、
天然石が添えられたアンティークのゴールドのもの。


とりわけ、ヴィクトリア期と呼ばれる19世紀末のイギリスで製造されたものを愛用しています。


スタッフによって身につける理由はさまざまかもしれませんが、
僕としては「品がいいから」
という理由がやはり強いのです。



天然石を用いたジュエリーは、その華やかさゆえに、どうしてもウィメンズの装飾品としてのイメージが先行しているかもしれません。


しかし歴史を遡ると、過剰な装飾は野暮とされていたヴィクトリア期の厳格なダンディズムの中にあっても、

英国紳士たちは小指(ピンキー)にジュエリーをはめることを「粋」としていました。



男性にとってのジュエリーは、決して華美に着飾るためのものではなく、
密かに自己のスタイルを確立するためのツールだったのです。




現代の男性にも、そんなピンキージュエリーの奥深さを知っていただく、
あるいは挑戦していただく最初のステップになれば。

そんな思いから、
今回recollectionはジュエリーブランド「Adlin hue」へ別注を依頼し、
特別なリングを制作していただきました。






Adlin hueの魅力のひとつである
膨大な天然石のコレクションの中から、
6種類の半貴石を厳選。


さらにその周囲には、繊細なパヴェダイヤを施したエクスクルーシブなジュエリーです。

男性のワードローブにあるシルバーブレスレットと組み合わせてお使いいただけるよう、
今回は、あえてベースとなる地金にはシルバー925を採用しました。

長方形の石をセットした直線を基調とする端正なフォルムは、
甘さを削ぎ落とし、男性の骨格がしっかりとした手元にも違和感なく収まります。





もちろん、今回のジュエリーは男性だけに向けて作られたものではありません。
無駄を削ぎ落としたソリッドな意匠は、女性が身につけた際にも手元に知的な印象を与え、
性別の枠組みを超えてシームレスに楽しんでいただけるデザイン設計になっています。








タフで実用的な「アクセサリー」であれば、
水に濡れたり多少雑に扱ったりしても、ある程度は大丈夫なのかもしれません。



けれど、「ジュエリー」は違います。



天然石の土台や添えられたメレダイヤは、
全て熟練の職人によるハンドメイドで繊細にセッティングされています。


当然、強い衝撃には耐えられませんし、手を洗うときには外した方が良い。
装着したままバッグの中を乱暴に漁るなんてもってのほかです。


日々の生活の中で、それを「不便」だと感じる瞬間もあるでしょう。
しかし、その制約こそが、ジュエリーが所作を美しくしてくれる理由なのです。


ぶつけないように と手を添える。
傷つけないように と静かに物を取る。



きっと、僕自身が魅了されているのは、ジュエリーそのものの物質的な品の良さだけではありません。




身につけることで自然と促される、
ひとつひとつの「所作」にこそ、
本質的な品の良さを感じているのだと思います。


Buyer 新北(@s.soichiro0211)


Stone
Onyx, Snowflake, Pyrite, Moss Agate
Smoky Quartz, Gray Agate

•Material
Silver 925 & Melee Diamonds

•Size No.
9, 10, 11

•Price
¥63,000- (+tax)